やはりモノクロフィルムでの撮影はやめられない。
現像工程のすベてが自分だけで完結できるなんて、もう至福の時間すぎる。
フォトグラファーにとって、満足のいく一枚を作りあげるには、いったいどのくらいの時間をかければ良いのだろう?
やはり、どれだけ一枚の画像と向かい合って作業を進められたか、という要素は大きいと思う。
デジタルと違い、カットの確認は撮影の何日後になるかは分からない。
フィルムカメラは経験からくるカン頼み撮影だ。撮る者は感性を集中させて全力でぶつかる。
ワンオペでは、撮影当日の作業はここまで。撮影が成功していることを祈るのみ。
後日、気力・体力・時間のそろった時に、フィルムをリールに巻き付け、
20度の現像液を注入したタングを撹拌し、定着作業後、無事に画像があることに安堵する・・・
撮影露出の失敗やフィルムの巻き込みミスで、何度悔しい思いをしたことか。
しかし、天塩にかけて出来上がったネガは、自分一人で作り上げた珠玉の一品なのだ。
こればかりは、DPEに出さないと処理できないカラーフィルムでは味わえない。
デジタル撮影は確かに便利だ。しかし、瞬時に画像を確認し消費され、過去へ葬り去られる。
あっという間に過ぎ去っていく作品たちは、記憶にも浅くしか残らない。
また、膨大な日の目を見ないコマたちは、ゴミ箱入りは逃れても二度と開かれることがない公算が大きい。
何と言っても、人間である撮影者自身の感性が、あまりに早い大量生産大量消費ですり減っていく気がする。
モノクロフィルム撮影は完成まで一連の儀式があり、手間と時間が非常にかかる。
だが、手間のかかる時間の経過は、成功体験の喜びを倍増させる効果があるように感じる。
ワクワク、ドキドキ。ウーン、マダマダだ。でもこれはナカナカイイゾ。ツギはこうしてみるか!
今回の作品作りでは撮影から現像までの工程を、時間をかけて大いに楽しむことができた。
【反省】
とは言え、数十年ぶりとなる暗室での焼き付け作業には未だに到達できていない。
Nikon D850でネガスキャンして終了、から一歩踏み出せる日は来るのだろうか?
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