7/22(金)に餌やりをしていると羽の生えたスズムシの成虫の姿が観られました。
その日の夜から鳴き始めています。

写真は本日、7/24の餌やりの時のもの、ちょうどオスとメスの成虫が食事中です。

オス
心地よい音色で鳴くオスは立派な羽をしています。

メス
メスは鳴かないので羽は小さめ、成虫になったばかりのこの時期はまだ卵を身ごもっていないので随分とスリムです。

羽以外にオスメスの違いといえば卵管の有無。

メスにはお尻の真ん中に卵管がありますが…

オスにはありません。


成長の様子を見比べて見ましょう!
7/24
体長の倍以上ある触覚が立派です。

7/18  


6/25

5/30


こうやって並べてみると2ヶ月かけての成長の様子がよく分かります。

蒸し暑い日が続きますが成虫になったスズムシの涼しげな鳴き声が心を癒やしてくれます。

癒やしてくれこのスズムシの音色には科学的に説明できる理由があるのをご存知でしょうか?

「1/fゆらぎ」

一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎ、それが「1/fゆらぎ」

難しく言うと
「1/fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。ただしfは0より大きい、有限な範囲をとるものとする。

難しすぎる…

簡単に言うと
規則的なものと不規則的なものが調和した状態が「1/fゆらぎ」で、体験者は心地よく快適な気分になります。

例)
波の音
水の流れる音
小鳥のさえずり
電車のガッタンゴットンする音

音だけではなく
焚き火
木目
など視覚で感じるものもあります。

「1/fゆらぎ」が心地よいのは人間の心拍リズムにも、そもそも人の神経細胞が発する生体信号の電気パルス間隔も「1/fゆらぎ」があるからだそうです。

最近仕事のストレスで心身疲れているので、スズムシの鳴き声のヒーリング効果に期待したいものです。

次回は電話では伝わらない、スズムシの鳴き声の不思議についてお話します。