車中泊を始めようと思ったとき、最初に迷うのが「これって近所の店で揃うのか、それとも通販じゃないと手に入らないのか」という問題です。ホームセンターや100均を何軒も回ったのに欲しいものが見つからず、結局ネットで探し直した、という声もよく聞きます。時間をかけて店を回ったのに手ぶらで帰ることになると、車中泊への意欲そのものが萎んでしまいかねません。

実店舗で買えるものと通販に切り替えたほうがいいものの境界線を、具体的な商品名と価格つきで整理しました。店を何軒も回ってから通販に戻るような遠回りをせず、最初から迷わず買い物できるように、店舗ごとの得意分野と苦手分野を先に押さえておきましょう。

まずは結論:車中泊グッズ、店舗の得意分野はここまで

店舗 揃う物・価格帯 弱い物
100均(ダイソー・セリア) サンシェード・LEDランタン・簡易マットなど小物
価格帯: 110円〜1,100円
厚み・断熱性のある本格的な寝具
ホームセンター(カインズなど) カー用品・エアマット・防災寝具セット
価格帯: 数百円〜数千円台
車の凹凸に合わせた専用形状の寝具
カー用品店(オートバックス・イエローハット) サンシェード・車内グッズ・一部アウトドア用品
価格帯: 店舗・商品により異なる
車中泊専用の寝具・大容量電源
ニトリ 折りたたみマットレス・ランタン・クーラーボックス
価格帯: 店舗・商品により異なる
車種の段差に合わせた専用形状品
ワークマン 防寒ウェア中心。車中泊マットは季節限定入荷
価格帯: 入荷時のみ流通
通年で安定して買えること自体
アウトドア専門店(WILD-1・Alpenなど) シュラフ・焚き火台・ランタンなど専門品
価格帯: 数千円台〜
車種専用品・近隣に店舗が少ない場合がある

それぞれの店舗の実際の中身を、確認できた事実とあわせてもう少し詳しく見ていきます。店舗によって得意な商品カテゴリがはっきり分かれているので、目的の物を扱っている店から回ると効率がよくなります。

100均(ダイソー・セリア)

フロントガラス用サンシェード110円、車内用日よけカーテン110円、LEDランタン330円、折りたたみ携帯マット110円、エアピロー550円など、消耗品・小物であれば110円〜1,100円程度でほぼ揃うと報告されています。値段が安いぶん、厚みや断熱性が求められる本格的な寝具は品揃えに含まれていません。

ホームセンター(カインズなど)

カー用品から車中泊対応をうたう防災バッグ(25点入り)まで幅広く扱っており、サンシェードやクッションなど車内快適グッズを3点合計6,540円で販売した実例も報告されています。まとめ買いで数千円に収まりやすいのが強みですが、車種ごとの凹凸に合わせた専用形状の寝具までは扱っていません。

カー用品店(オートバックス・イエローハット)

サンシェードや車内グッズ、洗車用品が中心で、店舗によってはシュラフやクーラーボックスなどアウトドア用品も並びます。車のことで困ったら立ち寄りやすい反面、車中泊専用の寝具や大容量のポータブル電源までは店舗に期待しないほうがよいでしょう。カー用品店は車検やオイル交換のついでに立ち寄れる手軽さが強みで、通販を待つ余裕がないときの小物補充に向いています。

ニトリ

折りたたみマットレスのコストパフォーマンスが良いとされ、ランタンやBBQセット、クーラーボックスも扱っています。ただし車の床の段差に合わせて作られた専用形状ではないため、そのまま敷いても隙間が残ることがあります。

ワークマン

防寒ウェアが中心で、車中泊マットも扱われますが、2026年9月時点で公式オンラインストアの在庫は0件でした。季節ごとに入荷しては即完売するサイクルを繰り返しており、「欲しいときに店舗にある」とは限らないのが弱点です。

アウトドア専門店(WILD-1・Alpenなど)

シュラフ・焚き火台・ランタン・マットなど専門性の高い商品が揃いますが、車中泊専用に作られた品はそれほど多くなく、店舗数も他の業態より少ないため近隣にないこともあります。

店舗と通販、どちらで買うか判断する3つの軸

①予算:100均とホームセンターの組み合わせなら数千円で最低限は揃います。初めて車中泊に挑戦する段階で、まず必要最小限の装備で試してみたい方はこの組み合わせから始めるのが無理がありません。②急ぎ度:今日中に欲しいなら店舗が早く、車種にぴったり合わせたいなら通販のほうが選びやすいです。出発直前に思い立った場合は、近くの100均やホームセンターで小物を先に揃え、寝具は後日通販で届くのを待つという分け方もできます。③車種適合:座席の凹凸や荷室の段差は車種ごとに形が違うため、汎用の棚に並ぶ商品では隙間が残ることがあります。空気量で高さを調整できるインフレーター式など、通販ならではの専用設計品を検討する価値があります。

目的別早見表

あなたの状況 合う買い方 ひとこと
今日すぐ車内を整えたい 近くの100均・ホームセンターへ サンシェードや簡易マットは店舗で足ります。
床の凹凸・段差が気になる 段差解消クッション インフレーター式 空気量で車種に合わせて調整できます。
寝心地をもう一段上げたい 電動ポンプ内蔵マット 厚手10cm 設置・撤収が2分程度で終わります。
予算を抑えて最低限揃えたい 100均+ホームセンターの組み合わせ 数千円あれば基本の装備は揃います。

通販に切り替えたい人へ:店舗にない2点

段差解消クッション インフレーター式

座席を倒したときにできる凹凸や段差は、100均やホームセンターの汎用マットだけでは埋めきれないことがあります。この段差解消クッションは空気を入れて膨らませるインフレーター式で、軽自動車から軽バン・軽ワゴン・ミニバン、ハイエースやヴォクシー、ステップワゴンなど幅広い車種に対応するとされています。表地はポリエステル、中材はポリウレタンで、使わないときは空気を抜いて折り畳めるため収納場所を取りません。JAF公式の「車中泊ガイドブック」に掲載された実績もある商品です。

空気量の調整で自分の車に合わせる

この商品は決まった型に成形されているわけではなく、空気の入れ具合で高さと硬さを調整するタイプです。段差が大きい車種では空気を多めに、隙間が小さい車種では少なめに入れることで、自分の車の凹凸に近づけていく使い方になります。購入前に商品ページで対応車種の例を確認しておくと安心です。

こんな方にオススメ:座席を倒したときの段差が気になっていて、店舗の汎用マットでは隙間が残ってしまう方。すでに敷きパッドやシュラフは持っていて、土台だけを整えたい方にも向いています。

向かない人・別の商品が合う場合:段差がほとんどないフルフラット構造の車や、すでに車種専用のマットレスを使っている方には不要です。空気入れの器具を使うと破損のおそれがあるため、口で膨らませる手間を避けたい方には次に紹介する電動ポンプ内蔵マットのほうが合っています。

注意点:商品ページの取扱説明には、空気入れなどの器具を使わないこと、収納時に急な圧力をかけないこと、水中で浮き輪代わりに使わないことが明記されています。レビュー件数はまだ1件と少なく、実際の使用感は数を見て判断したい方には情報が心もとない点も正直に書いておきます。

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電動ポンプ内蔵マット 厚手10cm

店舗のマットは薄手のものが多く、地面や車内の底冷えが気になるという声もあります。このマットはサイズ200×75cm、厚さ10cmで、電動ポンプがType-C充電式で内蔵されているため、設置も撤収も2分程度で終わるとされています。サイドジッパー式の収納袋が付属し、内蔵電池はエネルギー密度が400Wh/L未満のためPSE対象外の扱いです。

厚みとサイズのどちらを優先するか

幅75cmは一般的なシングル用マットより広めなので、体格の大きな方や寝返りを打ちたい方に向いています。逆に軽自動車など荷室が限られる車では、収納時のサイズ(収納袋込み)を商品ページで確認してから購入したほうが安心です。

こんな方にオススメ:手動での空気入れ・空気抜きの作業を減らしたい方。厚さ10cmクラスの寝心地を求めていて、店舗の薄手マットでは底冷えが心配な方。

向かない人・別の商品が合う場合:トランクの収納スペースが極端に狭い軽自動車で、大きめの収納袋を置く余裕がない方には不向きです。価格を抑えたい場合は、まず100均やホームセンターの簡易マットで試してから検討する順番でもよいでしょう。

注意点:電動ポンプは充電式のため、キャンプ地で充電を切らさないよう事前の満充電を忘れないようにしましょう。レビュー件数は商品ページで確認できず、購入前に最新の件数を見ておくことをおすすめします。

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商品ページではこの順番で見る

①商品名と対応車種・サイズを確認する(同名で別モデルが並んでいることがあるので、写真だけで判断せず商品名の型番部分まで見ておきましょう)。②価格と送料・ポイント倍率を確認する(同じ商品でもショップによって送料や還元率が違うため、合計金額で比べるのがおすすめです)。③在庫と発送日の目安を見る(出発日までに届くかどうかは、注文前に必ず確認しておきたいポイントです)。④レビューがあれば低評価から先に読み、自分の使用シーンと合っているか確かめる。⑤返品・交換の条件を確認する(サイズや色が合わなかった場合の送料負担は商品ごとに条件が異なるため、商品ページで確認してください。届いてから車に合わないと気づいて困らないよう、事前に目を通しておくと安心です)。

よくある質問

Q. 車中泊グッズは店舗だけで全部揃いますか?

A. サンシェードやランタンなどの小物は100均やホームセンターでほぼ揃うとされています。ただし車種の凹凸に合わせた専用形状の寝具や、大容量の電源は店舗の棚には並びにくく、通販のほうが選びやすい傾向があります。店舗を何軒も回る前に、この記事の結論表で自分が探しているものがどちら寄りか確かめてから出かけると、無駄足を減らせます。

Q. ワークマンで車中泊マットは買えますか?

A. 商品自体は扱われていますが、2026年9月時点で公式オンラインストアの在庫は0件でした。季節ごとの入荷と即完売を繰り返しているため、常時買えるとは限らない点に注意してください。今すぐ確実に手に入れたい場合は、通販で常時在庫のある商品を選んだほうが計画を立てやすいでしょう。

Q. 段差解消クッションはどの車にも合いますか?

A. 商品ページでは軽自動車からミニバン・ハイエースなど幅広い車種への対応が案内されていますが、空気量で調整するタイプのため、購入前に商品ページの対応例で自分の車が近いか確認しておくと安心です。対応例に自分の車種が載っていない場合は、購入前にショップへ問い合わせておくとより確実です。

Q. 電動ポンプ内蔵マットは充電が切れたらどうなりますか?

A. 出発前に満充電にしておくのが基本です。商品ページに手動での膨張方法の記載があるかどうかは、購入前に確認しておくと万一のときも安心です。車中泊が連泊になる場合は、車載の電源から充電できる手段もあわせて用意しておくと安心感が増します。

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迷ったらこの2択でOK

床の凹凸や段差そのものが気になるなら段差解消クッション インフレーター式、厚みのある寝心地を優先するなら電動ポンプ内蔵マット 厚手10cmを選ぶとよいでしょう。どちらも店舗の棚にはあまり並ばない、通販ならではの専用品です。小物は店舗で、土台になる寝具は通販で、と役割を分けて揃えるのが遠回りしない買い方です。まずは結論表で自分の状況を確認し、店舗と通販をうまく使い分けてみてください。

※価格、在庫、仕様、付属品、送料・ポイント条件は変更されることがあります。購入前に商品ページで最新情報をご確認ください。

※本記事は商品ページ・公式サイト・各種メディア記事の調査に基づく個人の見解です。効果や適合を保証するものではありません。店舗の品揃えも時期や店舗ごとに変わることがあります。

※最終的な車種適合・サイズ・在庫のご判断は、必ず購入前に商品ページ・各店舗の公式情報でご確認ください。