【あらすじ】
いよいよ幕を開けた結婚式。
場違い二人組は待合室の片隅でただただ息を潜めながら存在をかき消すのであった。

チャペルに入り、新郎側の席に着席。

室内は撮影禁止なのが残念ですが、窓ガラスの向こうは一面に広がる海。
ここが熱海ではないと再実感。

間もなくして、新郎・新婦入場。

ライブのMCだろうが、大事な席だろうが、肝心な程、持ち前の適当さでヘマをするゆるゆる人間。
だからこそ、こういう時きっちりと決めればそのギャップは大きなもの。
今日こそは格好良く決めて貰いましょう！
BenBen漢になって来い！

ゴスペルシンガーの歌が終り、いよいよ誓いの言葉。
現地の神父が片言の日本語で囁き、新郎は大きな声で復唱します。

B『あー…ふっ』

何故か一生の誓いの前に噴出すBenBen。
あぁ…

神『ワタシハ』
B『ワタシハ』

神『イクヨサンヲツマトシ』
B『イクヨサンヲツマトシ』

片言になってる…！！
しかも小声…

あぁ…

思わず苦笑い浮かべるいくさん。
『ほら言わんこっちゃっない』と言いたげに笑うBenBen。

BenBenはいつでもBenBenでした。

新郎よりも大きくはきはきとした新婦の誓いの後、アベマリアのゴスペルと共に式は無事終了。
今度は階段でフラワーシャワー。

海の近くという事もあり…

強風で投げた花が全てUターン。
ひとり花吹雪状態。

そして、ガーデンに移動し、

ケーキカット。

入刀！

ひと口が大きい程、幸せも大きいという事で…

I『（いいね！がっつりいくからね！）』
B『（えっマジで！？）』

I『（思い切ってこのくらい…）』
B『（うわっ…でかいよ…）』

I『…』
B『…』

この欲張り様。

惨事手前。

全米がむせた！

ガリガリのBenBenにいたっては3日ぶりの食事の様。

このまま吹いたらコントになる！

いっそそのままケーキに顔を…

最後に
司『では乾杯の音頭と参りたいと思います。ご友人代表のガイハさん、ぴっぴさん前にお越しください。』

いよいよ出番。
ぐだぐだのBenBenの結婚式を見せられておきながら、呼ばれた瞬間、突然の緊張。

あわわわ…
落ち着け…落ち着け…

G『えーお預け…あぁ預かりに…』

かんだ！
あぁどうしようどうしようどうしようどうしょう。
ととととにかく言わないと…

G『BenBenくん、いくよぇさんの繁栄を願って乾杯！！』

名前までかんだ！

蛙の子は蛙。
BenBenの友人はBenBenの友人。

最後までぐだぐだでした。

ごめんなさい。
ケーキ同様、ここもカットでお願いします。

色々な意味でごちそうさまでした。

【18】BenBen。