手を上げる

お、気付いた気付いた


やぁ、懐炉
久しぶりだね、ほら、これ
冬は土が痩せ易いから持って来たよ

なに、御代は今度でいいさ
しがない園芸店の店主とは言え一応は貴族の出なんだぜ
其れなりの蓄えもあるし、戦時とは言え客も居る


はは、心配そうだな
なぁに、お前さんの国とは今敵同士じゃないからこれくらいはいいのさ
敵同士になっちまったらそうも言えないけどな


ま、今考える事じゃない


しかし、この間バードマン達が統一したのにすぐこれか
難儀だな、俺達は


なぁ、懐炉
面白いとは思わないか?
統一がされても各国はすぐさま反攻できる程の力を有して立ち上がる
まるで、其れが当然の様に

何度でも何度でも、其れこそ懐炉がこっちに出てくるまで何度でもだ


そうそう、こんな話を聞いた事はあるかな?


呪術の世界では強力な毒を作り出す為に一つの壺に毒を持つ者を何種も何匹も入れ生き残ったものを殺して毒を取るそうだよ
壺の中で殺し合う内に毒はより強力に、濃くなっていく


まるで今のこの大陸の様じゃないか

そうは思わないかい?


もし、誰かがこの大陸を使ってそう言う物を作っているのだとしたら、其れの目的は何なのだろうね

最強と謳われる国の毒は誰が何の目的の為に


はは、面白かったかい?
いや、実は今度こういう話で持込をしようと思っていてね、意見を聞きたかったのさ
この堆肥類はその代金という訳だよ、納得いったかい?


ああ、今日はそれだけだよ
また今度ゆっくり話そうじゃないか

見せの方にもたまには顔を出してくれよ
常連さんが寂しがっていたよ。顔が見たいってさ


じゃあな

ゆっくりと文字が刻み込まれていく

丁寧に、丁寧に

気をつけて書いているようだ



とうとう、災いの塔のー80階層目に辿りー着きました

もうー2,3日は迷うかもーしれないと思ってー居たのーですけれど、何とか階段を見つけーられたのです

ふふ、階段のー傍には綺麗なメダルも落ちてー居たのですーよ

80階層目はー何だかとても不思議なー場所で

私はー其処へ入る事はー出来なかったのーです

あ、80階層目ではーなくて其処から覗けるー別の世界ーがあるの

其処にー入る事はおろかー覗くだけでもー何か惧れ…とーいうのかしら?

それをー感じてしまったのーです

まるでー誓いを立てるー御名そのものにーお会いしたかのー様に


ふふ、変ーですよね



最近、風邪がー流行っている様ーなのか御友達がー風邪を召されてー居るのです

ムゾリさんはーもう大分良くなってはーいらっしゃる様ーだったのだけれどーなぁさんはーまだみたいーで

…だから言いーましたーのに、ムゾリさん(むぅ



雪合戦もー佳境に入ってー参りました

8日までー残すところ後ーわずか

けれどー私は余り攻撃をー出来ていないのーです

玉をー避けれてもー居りませんし…動きがー鈍いせいーかしら、ね

もうちょっとー早く動いてーみたいものーなのです



あ、そうーです

バトンがーライアさんから回ってー居たのでした

先にー闇莉さんから回ってー居りましたーので最初の質問ーだけお答えーしておきますーね


でも、なんでー見ている事がー解ったのーかしら・・・不思議ーなのです


1.回してくれた方に対しての印象をどうぞ


熱いー風の様なーお方

火傷しそうなー程の熱さのー内に周囲をそっと暖めるー柔らかな風をーお持ちにーなっておられる方

留まらずにー吹き続けて、常にー最善を目指してー居られる様にもー見えるのです

誰かの事をーきちんと思えるー好ましいー方なのです




ああ、この塔を此処までー登っても見える空はー果てしないのーですね

届くとー思って見上げる度にー縮まらない距離がーもどかしく思えて

空をー飛びたい訳ではー無いのーです

ただ、あのー空に

同じ装いをー見せぬ水面のー内側に

そっと触れてー見たいのです



ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ

凍て付く夜

人ならば息は白く、闇に映えるだろう


だが、ガイロナの地に生える柿の木の呼吸は誰に見える事も無い

静かに、静かに行われる


それは夜も更けた頃

雪のちらつく中でそっと


周囲の音は全て冬の彩りが吸い取って何も残さない

無音の世界


樹は、静かに身体を収縮させて呼吸をする


眠る代わりに思いを馳せ

夢の代わりに想像し

寝言の代わりに歌を紡ぐ



今宵はー何をー何方を謳おうーかしら



浮かぶのは今迄出会った事の有る人

何人も何人も

浮かびは消えてまた浮かぶ


ふと、有る人を浮かべると感じるはずの無い熱を感じた

今宵は彼女を謳ってみよう



ら:落日の誓い胸に秘め

い:今世の戦を彩るは

あ:赤く誇る乱の華



見える色とは別の歌

名を借り謳う仮初の歌


迷いのある文字は進む

迷いを消すかの様に白紙の上を



書いては消した後がある

何を書いたのだろう



雪合戦ーで誰に攻撃しようかー狙いを定めていたら時間がなくなってーしまったのです

うぅ、ぼーっとしすぎたのーかしら


そうそう、その前にー何時ものコースを少し変えてークインクさんのダンジョンまでー足を延ばしてー見ました

最近はー黒さんの見つけた?ダンジョンをー踏破出来ないーようになってしまったーのでげんを担ぎーに

クインクさんのー所では主とのー戦いで負けが少ないーのです

私がー身体を上手く操れないー頃はとてもー御世話になっていたのーですよ

その頃のー気持ちを思いー出して向かったー先は雪景色ーでした

雪でー覆われ彩られたー綺麗な丘や道

光をー浴びてとてもー綺麗にきらきらとーしていたのーです


ふふ、通うのがー楽しみになってーしまいます

白はーとても好きなー色ですーから


飾る事をー知らぬ我らを冬にー彩ってー下さる色ーですもの



その後でー災いのー塔へ

最近はーずっと78階層目でー迷っていたのーですけれど、今日はー上への階段をー見つけられたのーです

ふふ、地図をーちゃんとつけてーますからこれでー次に向かう時もー迷わないのーです

80階層目ーには何がー待っているのかしらーね

気が早いとー思われそうーですけれど知らない場所をー知るのはとてもー楽しみなの


空へー枝が届くーかしら……



悪魔をー退治する知恵はー未だに出ず

うーん……後一歩出そうーなのですーけれど手ごわいのーです

欠けた一つのーピース

なんなのーかしらーね

また新しくー根をー張ったのーです

ま、まさかー先を越されるとはー思ってなかったのーですよ!

私、とてもびっくりーしてしまいーました

でも、入り口にはー張れなかったのーで、少しだけー奥へと貼らせて頂いたのーです

うーん、何故 ^ が駄目なのーかしら

くっちょろーさんの日記へもー根を繋げーました

許可をー有難う

ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ









戒めが書かれている





木を植えながらー思ってーおりました

今、目の前でー頑張っておられる方のーお力に少しでもーなれたら

そう思ってー御手伝いをー志願致しーました

けれど

果たしてーお役に立ててー居るのでしょうーか

私というー樹が混ざる事ーで彼らのー邪魔になってはー居ないかと

自身がー選んだ道でー勝手に想像ーしたりーして

考えなくてー良い事をー考えーます。これではーまるで『人』のー様

樹はーもっと淡々とーして居らねばーいけませんーのに、ね

一つのー目標へー向かっているーはずですのーに多くのー道が御座います

道が1つーでしたら迷いもーないのーでしょうけれど

ふふ、らしくーない

好意も嫌悪ーも搾取もー施しも、そしてー心身の歪みも

起こる事象ーの全てを受けー入れるのがー樹の有様ーでしょうに


もうー大丈夫

ゆっくりとページに文字が刻み込まれていく

と、何か疑問に思ったのか一旦ペンが止まる

どうやら前のページを不思議に思ったようだ

が、其れも一瞬の事、再びペンは進む


王城へー出向くと慌しい空気がー出迎えて下さりました

聞けばー悪夢の国と戦端がー開かれたとの事

とうとうー始まったのーです


多くの方がー待望んでいたでーあろう戦が


会議室にー顔を出されている皆様からはー特に強い思いをー感じます

その思いーを叶える事のーお手伝いを私もーしようと思うのです

ただ、願いー強ければその影もー強くなるーと言う事

それをー忘れないようーに良く律しませんーと

叶える事ーばかりに気を取られ、その炎の出す熱気でー目を曇らせぬー様

願うとー言う事はそれだけー危うい事ーなのです


国で共にー過ごす仲間を訪ねてー力を貸して貰うー人を今募ってー居ります

私はーそのお手伝いをーさせて頂く予定ーです

けれど、まずはーお邪魔する方のーお気持ちを伺ってー見ようと思います

今、どういう思いでー居るか

相手によってはーそれすらーお伺いしないやもーしれません

ただ、雪合戦などのー遊ぶ場所を提示して会議室で遊んでー見ないかお誘いするーだけ

急ぐー気持ちよりはーゆっくりと


まずはー繋がりをー作りーましょう


私とー貴方の

貴方とー世界の


私にはーそのやり方ーしか出来なくて

もし私がーお訪ねしたら長く付き合ってー下さいませね

きっとー雑談ばかりにーなってしまうーでしょうから


どうせーなら互いの縁がー切れるそのー時までお話をーしていましょう





あ、ライアさんのー募集なさってー居る築城部隊にー志願してー来たのです

ナイトメアにー攻め込むには海を越えられないー私にとってー難しいですから

それよりはー城を守ってー周囲の木々に力をー借りて見張りやー色々したかったのーです

ふふっ、ライアさんにはー早速考えてーいた行動を言い当てられてー驚いてーしまいました

見え見えーだったかしらーね


新年のーご挨拶を頂きーました

私もー早くお返しにお伺いーしないとーいけません

ばたばたーしてしまって中々お邪魔ーできないのがー現実ーですけれど

ああ、そうーいえば


六識さんのーお部屋で見たー女性

何方だったのーかしらーね

とても、とてもー何かに執着されてーいらっしゃる様にー見えた方

そしてーそれを自分でもー楽しんでー居られる方

執着先をー憎んでいるー様で愛しく思ってー居られそうな

見守ってー居られる様ーで最後には根こそぎー全てを奪いたいとー思っておられそうな

あの、赤いー赤い女性



彼とー繋がる縁はー渡して差し上げられないーのですけれど、ね

求められたらーどうしようーかしら



丘ではーフォウリーさんからとても嬉しいー頂き物を

大事に大事にー致しますーね

本当はー大分前にー元となるものをー見ていたのーですけれど

完成前にー何か言うのはー駄目だと思って我慢ーしていたのーです

だからー漸く我慢せずにー言いますーね

描いてー下さってー有難う

とてもーとても嬉しくー幸せーなのです、柿は



そうそう、来夢さんとーお手合わせをー致しました

結果は



ハリセンの一撃でー敗北を

まさかーアレほど硬いとはー思わなかったノーですよ

耐えれるとー踏んで受けーましたのに

うぅ、予想外ーだったのーです


今日からー9日に日付がー変わるまでお嬢様言葉をー使わないとーいけません

負けたのーですもの、よろしくってよ



もう一方のー六を為す方はー行方がー知れず

悪夢の国へーの攻め手へ加わってー居れば行方をー知れたーかしら

根にー抱き抱えられたーワインは……


ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ



最後にメモ書きが

六識さんの場所へ根を


………ページの隅ーに私がーいたのです!?

わわ、嬉しい

うぅ、今日ー気付いてーしまうなんてーなんて不覚なのーかしら

六識さん、有難うー御座います

出会ってすぐにー描かれてー居たなんて私、知らなくーて

とてもー嬉しく、なんだかービックリ箱をー開けたような愉しい気持ちにーなってしまったのーです



他にも繋ぎたいー方が居られるーのだけどどうーしようかしら

こっそりー三つ目さんに繋ごうーかしら、ね

もう少しー考えーましょう