今年も、アジア美術館にてアジア美術家連盟の展覧会が開催されます。
私は25号を2点出品致しました。お近くにお寄りの際は足をお運び頂くと幸いです。
昭和の戦時中の関門海峡には、当時の敵国から沢山の爆弾が投げ込まれました。今も不発弾が見つかると爆発させて処理を行っているとききます。そんな関門海峡ですが、海峡に沈んた御霊や、海峡を護っている精霊たちが、海峡やそのお膝元で暮らしている民たちを、護ろうとする祈りを表現してみました。
又、幕末は関門海峡を馬関海峡と呼んでいたそうですが、幕末も沢山の異国船がやって来て、要求を提示したり、挑発したり攻撃をしかけたりしました。
結果は不本意なものでしたが、長州砲で馬関を守ろうとした経緯もあります。当時の馬関海峡への祈りを太夫に重ねて表現して見ました。海峡は、傷だらけになりながらも、今も大きなエネルギーと愛で私達を包み込んでくれています。