ロシアのお客様をおもてなししました
戒光寺の内陣特別参拝と煎茶席体験にロシアのお客様がいらっしゃいました
ロシア語は「ボルシチ」とか「ボリショイサーカス」なんて役に立たない単語しか知らないので心配しましたが通訳さんもこられるとのことで安心
まずは住職が本堂で本尊様である丈六さんのご案内です
いつもの住職の案内なら笑いを取れるところもあるのですが、通訳が入って時間だけでも1.5倍にはなってしまうのでウケ狙いはなしです
はじめにお話が来たとき、
「よっしゃJapaneseをみせつけよう」…と
座礼(和室で正座)にするつもりでしたが、先方さん正座は厳しいとのことで立礼のお席を用意しました
戒光寺のやっと開きかけた桜にも大役を果たしてもらいます
5人以内なら手前座のぐるりに座ってもらって進めるところですが、今回は10人のお席なので名が机に白布をかけてお席を準備
なかなか良いお席が用意できました
お茶は玉露のお手前でさし上げました
ロシアの方たちの味覚は日本人とどう違うかが心配でしたが、「甘い」「美味しい」とたった数的しかないお茶碗の中のお茶を何度もすすってられました
よっしゃ成功と思った瞬間ですね
お菓子は笹屋伊織さんにお願いして桜のお菓子を作っていただきました
朝の早いお茶会なのでお菓子は前日に持ってきてもらおうと思いましたが、伊織さんが当日の早朝に作ってくださるというのでそのようにお願いしました
市販の桜のお菓子とは少しカットを変えて下さってるそうです
そして桜がお客様の法に顔を向けるように少し角度もつけて下さいました
お気遣いに感謝です
この写真は水屋で私たちが茶会後にホッとしていただいているときのものです
お茶も数的ではなく、たっぷり
少し体調のよくないお客様がいらっしゃったので少しショートカットさせたいただいたのですが、一煎目をのまれた後「忘れられない経験となりました」と通訳を通じて言っていただいたときはとても嬉しかったです
お茶のお話も通訳を通じてなので、簡単な歴史やお手前について位しか話せないかな…と思っていましたが、お客様の方から煎茶のルーツやお抹茶との違いを尋ねられ結構マニアックにお話させていただきましたが、とても興味深くお聞きいただけたのも嬉しかったです
特に「江戸時代」とか「幕末」という単語に反応し大きくyなずいて下さるお客様もいらっしゃり思わず私もテンションが上ってしまいました
そうそう、ロシア語のことを心配していましたが、会話はすべて英語でした
う~ん、英会話、修得したいな~
ともあれ、私たちにとっても貴重な経験となった一日でした
ご縁を下さった、ビーンズの熊谷さん、ありがとうございました~