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【試算表の解説力】

  【試算表の解説力】
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□■  戦略会計・DC・マトリックス会計 
□■   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■   Vol.89 2006/01/19
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▼この先どうする?

 分析値や指標だけで会計を考える時代は終わりました。
 この先の経営を分かり易くするためには
 会計に対する「考え方」がとても重要になります。


▼マトリックス通信は…
 決算書の読み方や経営分析の解説ではありません。

   ☆社長が自分の思いを数値に置き換え、
    社長本人が、経営計画やシミュレーションを
    社長自身の頭の中で自由に考えられるようになること。

 が必要だと思い「社長のための会計学」としました。

 戦略MQ会計、DC(直接原価)、マトリックス会計の話題に加えて、
 会計事務所120%活用法なども併せてお届けします。

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■たった数枚の漢字と数字がびっしり並んだ帳表。

 本来、試算表を作成する目的は、
 経理業務を手書きで行なっていた時代、
 
   ☆「伝票から元帳への転記した結果が間違いないかどうか」

 を確認するための、文字通り「試算のための表」だったのです。

 しかし現在はコンピュータによる会計処理が当たり前。
 当然、目的が変わってきます。


■今週のタイトル「試算表の解説力」とは、

 これを作成する会計事務所側や企業の経理責任者が
 最終的にこれを活用しようとする「経営者」に対して、

   ◇「試算表の構造」をきちんと解説ができるかどうか

 です。それにはまず説明を受ける経営者側が
 
   ◇これからの経営者は「試算表や決算書」が読めないようでは、、、

 という考えを捨ててください。
 まずは試算表の構造説明を聞いた上で

   ◇試算表(決算書)をどのように経営に活用するのか

 を判断してみてはいかがでしょうか。
 活用の仕方は皆さん違いますから、、、


■毎月あるいは毎日作成している「販売管理資料」、

 営業所や店舗などの部門単位であったり、
 地域や担当者別であったり、

 まさに経営に活用するために作成された帳表であって、
 この先の「儲けるための情報」として活用されています。

 では「試算表」をこれと比較してみましょう。


  ★☆ 試算表の構造 ☆★
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■販売管理などにおける資料の形態は企業によってまちまちです。
 活用するのが目的だからです。

 しかし試算表は
 どんな企業が作成しても「基本的な形」は同じです。

 試算表作成業務は決算書を作成する上での重要な過程です。
 決算書の様式が各法律や規則などで定められている以上、
 当然試算表も同様の制約を受けることになります。


■コンピュータで会計処理を行なっている企業の場合、
 試算表の様式は大抵次のような構造になっています。

   ・月次貸借対照表(合計残高試算表)
   ・月次損益計算書(合計残高試算表)
 
 決算書との大きな違いは「金額の表示欄の数」にあります。

 決算書は一般的にひとつの勘定科目に対して1つです。
 しかし試算表では金額欄が4つあります。

   ☆前月残高
   ☆借方
   ☆貸方
   ☆当月残高


■そしてこの合計残高試算表は
 「いつの時点で作成したものであるか」が重要になります。

  ・月次貸借対照表では:平成XX年XX月XX日現在
  ・月次損益計算書では:平成XX年XX月XX日 ~ 平成XX年XX月XX日  

 コンピュータで会計処理を行なっている場合は
 試算表の集計期間を自由に選択することができます。

 通常は1ヶ月単位で作成しているものを、
 期首から一気に集計することも可能です。


■まず最初に出てくる勘定科目名、
 ほとんどの企業の場合「現金」です。

 では一番分かりやすいこの現金欄を見てみましょう。

  勘定科目名:現金
    前月残高:100,000
    借 方:1,200,000
    貸 方:1,100,000
    当月残高:200,000
  (※試算表では1行で表示されています。)

  前月の現金残高は10万円です。
  当月の借方合計は120万円です。
  当月の貸方合計は110万円です。
  したがって当月末の現金残高は20万円です。


■では次に「長期借入金」の場合を見てみます。

 えっつ、どこにあるか分からない?
 大丈夫です。出でくるまでひとつひとつ探していってください。

  ☆見つけるまでの間に、
   もっとわけの分からない科目がいっぱいありますから、、、(^^;
 
  勘定科目名:長期借入金
    前月残高:3,000,000
    借 方:500,000
    貸 方:10,000,000
    当月残高:12,500,000
  (※試算表では1行で表示されています。)

  前月では長期借入金の残高は300万円でした。
  当月の借方合計は50万円です。
  当月の貸方合計1000万円です。
  したがって当月末の長期借入金残高は1,250万円です。

 これが合計残高試算表に表示されている
 「現金」と「長期借入金」に関する解説です。

 この時点では帳表の見方や分析などについては考えず、
 漢字と数字が並んだ試算表の構造だけを考えてください。


■では「前月残高、借方、貸方、当月残高」に集計された金額は
 どこから来た数値なのでしょうか。?

 会計事務所の職員をいじめるわけではないのですが、(^^;

   ◇いきなり試算表(決算書)の解説を聞く前に、
   ◇いきなり経営分析の話題に行く前に

 ご自身の会社を担当されている会計事務所職員の
 「簿記会計」のレベルを知る上でも有効な手段ですので、
 ぜひ試してみてはいかがですか。

 そして試算表の仕組みを知ることで決算書の構造が分かってきます。
 その上で、自社の試算表をもう一度見てみてください。


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■試算表は、会計事務所にとって重要な商品(製品)です。

 消費者は「その商品」が欲しいから購入し、
 そして代金を支払うのが一般的ですが

 試算表という商品はどうやらこの辺が曖昧で、
 「特殊な商品」なのかも知れませんね。

 中にはスゴイ会計事務所もありますから、、、
 一方的に商品(試算表)を送りつけてきて代金を振り込ませ、

  ☆どうせ試算表なんか説明しても分かりゃしないんだから

 会社側も

  ☆どうせ解説なんか聞いても分からないんだし、、、
   税務署が怖いから仕方なく頼んでいるんだよ。


■今はコンピュータで会計処理をするのが当たり前。

 会計事務所の職員、特に若い人たちは
 「手書きで帳簿を付けた経験がある人」は
 とても少ないのではないでしょうか。

 つまり試算表は、

 「仕訳さえ入力すればいつの間にか自動的に出てくるもの」

 という認識なのかも。

 次週は試算表の構造そのものに迫ります。
 試算表の構造を理解すると決算書の構造も分かります。

 これを知った上で決算書をどう活用するのかを
 考えてみてください。(^^)


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【お問合せ・お申込みはこちらまで・・・】
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