死にたがりの少女には


死ぬ勇気が無い。



人殺しに憧れる少年には


人を殺める勇気が無い。




そんな勇気も無いのに。



実行しようとしても、止める自分がいるのに。



心の中で、実行できる事をずっと願っている。





そんな2人が出会い


いつしか親友になる。




そして……


自分の願いを、包み隠さず話し


実行しようとした結果。




少年は死に



少女は捕まった。




どうして願っていた事と逆になったのか。



止める自分が居るのに実行したのか。





それは2人にしか分からない――。










***



途中までは、実話を参考にしてます。


聞いた途端に思いついて書いてみました。


ちゃんとお話になったら…投稿してみようかと思います。



投稿、できますかね…



久しぶりの更新になりました(笑)


カメ更新ですみません;;


思いつき次第、小説更新しようかと思います。


文才なんてないんですがね…


読んでくれた方に感謝です。




「…で、ガールズトークとは何なのだ?」


わたしは目の前に座っているクララに問う。


「単刀直入に聞きます。風介が好きですか」

「…は?わたしが…涼野を…?」


クララがいつもの冷静な表情を崩さずに、聞いて来た。

こんなこと、クララも聞くんだな…。


「好きではない」

「そう?本当なの?」

「ああ。で、クララは?」


クララは平然と答えた。


「ええ、好きよ」


その冷静さにビックリしてしまったほどだ。

あのクララが…まさか、こんなことを…。


「カッコイイと思わない?」

「は、はぁ」

「何よ、可笑しいかしら」

「…意外だったからな」

「そう?まあ、そうね。私もこんなこと言うなんて恥ずかしいわ」

「…本当か?」

「ええ」


表情を崩さずに言っているのに、分かるわけないだろう。

意外と恥ずかしがってたんだ…。


「鈴が風介のこと、好きじゃなくてよかったわ」

「…何故だ?」

「だって…そうだったら、最強のライバルだもの。いなくてよかったわ」


その言葉を聞き、少し胸が痛んだ。

この気持ち…好き、ということか?


「…もしかしたら、好きなのかもしれない」

「何よ、それ。違うって言ってたじゃない」

「すまん。今…そうかもって思って……」

「まあ、そうだろうとは思ってたけど。ライバルが居た方が燃えるし、いいわ」

「は?」


クララの口から燃えるという言葉が……。

そうか。

わたしとクララはライバルか…。


「…わたし、負ける事は嫌いだからな」

「ふふ、私もよ?」


火花が散った。

丁度その時……。


「おーっす!!」


と、バカチューリップ…否、南雲の声が聞こえた。


「ちょっと晴矢…今、いいとこだったのに…」

「…姉さんアイス」


続けて、基山と涼野の声。

わたしは少し、体温が上がってしまった。


「ちょ…何なんだ!?」

「まあ、何時もの事よ。昼になると、休日は昼ご飯を求めて3人が来るの」

「そうなのか…って、自分達で作れないのか!?」

「あら、鈴は作れるのね」

「ふんっそのくらいならできる!!」

「なら、今日の昼食当番は鈴でいいかしら」


クララはニヤリと笑いながらこっちを見てくる。

く…っ!!

とても、作れないとは言えない。


「僕も烏埜さんの手料理食べたいなぁ~」


ひょこっとドアから基山が顔を出す。


「ふんっ別に、作ってやらんことも無い。…お前のためではないからな!!」

「はいはい♪今日は烏埜さんの手料理だよ~!!」

「きっ基山!!!」

「ふふふ♪」


そんな様子をクララは楽しそうに見ている。

まったく…。

でも、これが楽しかったりする。

昔に戻れたみたいで、懐かしい気持ちになる。

でも、昔とは違う事……。

それは、皆の気持ちではないだろうか…。

わたしはひと言、仕方ないなと呟くと、晴香ときくのを呼び昼食作りに向かった。



終了。