105年間、お疲れ様&ありがとう | 海上寮ブログ「今日ものんびり」

海上寮ブログ「今日ものんびり」

千葉県旭市の、海の近くの精神科病院です。海上寮のことを紹介しつつ、気持ちが沈みがちな時でも何となく読むことができる、そんなブログを目指しています。海上寮(http://rosario.jp/kaijoryo/)もよろしくね。

 こんにちは、海上寮ブログ「今日ものんびり」です。

梅雨明けももうすぐのようで、全国各地で

35℃を超える日が続くようになってきました。

まだ7月なのに、どうしてくれよう。

 

 実は旭近辺は海が近く、夏は他の地域に

比べると涼しく、まだ30℃までは上がりません。

それでもつい暑い暑いと言っていると、

他から来た方に「わぁ涼しいですね」と

言われたりして、嬉しいやら悔しいやらです。

 

 

 さて、「生き方上手」などの著書で有名な

日野原重明先生が7月18日、呼吸不全で

105歳で息をひきとられました。

 

 生涯現役!で長く聖路加国際病院院長、

名誉院長をされていましたが、100歳を過ぎても

カバンを持って飛行機で講演に向かうなど、

超人的な先生でした。

 

 100歳を過ぎてもブログをされていて、

ある時は脊椎の圧迫骨折をしたものの、

セメント注入療法ですっかり元気になり、

予定されていた秋田や福岡の日帰り講演も

無事に行けた、お勧めだと書いていました。

 

 いやいや、100歳過ぎてなくても、

圧迫骨折なくても、講演でなく観光でも、

秋田や福岡に日帰りなんて行けないです。

 

 講演だけでなく、患者さんに触れるときに

見せるとろけるような笑顔や、診察の技術も

ただただ驚くばかりでした。診察技法でも

本を書いて頂きたかったです。

 

 海上寮も、こんな田舎にありながら、

昔顧問だった土居健郎:元東大教授が

聖路加病院の診療顧問をしていたり、

海上寮で働いていた池田真人先生が

聖路加病院の精神科の診療部長として

ご活躍されているなどの縁から、

毎年初期研修医の先生方に

研修に来て頂いています。

本当にありがたいことです。

 

 日野原先生、長い間いろいろと

日本の医療を整えて下さり、

ありがとうございました。

ぜひゆっくりと、お休みください。