こんばんは、海上寮ブログ「今日ものんびり」です。
千葉県旭市にある養鶏場で3日間で
118羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、
県の検査で、強毒性の可能性のあるH5型の
インフルエンザウイルスが検出されたため、
現在、6万8000羽の殺処分が開始されています。
昨晩県に報告あり検体採取、今朝4時すぎ、
遺伝子検査が終了し、周辺のニワトリと卵の
移動を禁止し、市内各地に消毒ポイントを設置。
当該養鶏場では午後4時までに24%にあたる
1万6860羽の殺処分が終了しています。
日本政策金融公庫も、農家や流通業者向けに
融資や返済に関する窓口を設置しました。
こういう防疫では、広がる前に早めの根絶が
重要になります。H5型は通常のインフルに比べ
強毒性であり、現在はヒトへの感染は稀ですが、
感染したら致死率が高く、将来的にヒトに感染
しやすくなった場合が危惧されています。
千葉県の卵の出荷数は全国2位で、
その中でも旭近辺の出荷割合は多く、
現在出荷制限のかけられている地域は
千葉県の出荷割合の40%を占めています。
何とか早めに安全性を確認し、通常状態で
安全でおいしい卵を出荷できるように
なってほしいものです。
* * *
ここからは独り言ですが・・・
畜産業は生き物を相手にした仕事です。
卵を産んでもらうのも簡単ではありません。
おいしい卵ができるまで、この養鶏場でも
餌を工夫したり、飼育方法を工夫したり、
購入するニワトリを工夫したり、たくさんの
試行錯誤があったはずです。
118羽が死んで、5羽からウイルスが
検出されましたが、他は元気なニワトリが
ほとんどなはずです。それらがすべて
殺処分をされるのは、養鶏農家にとっては
やりきれないだろうと思います。
仕方がないのでしょうが…
便利な世の中になりましたが、人間と自然が
よりよく付き合っていくにはどうしたらよいのか、
やはり分からなくなってしまいます。
当事者以外は旭市民でもニュースで状況を
見るくらいの状況なのですが、
とにかく、この状態が早く収まり、一日も早く
平穏な日が戻ってきてほしいです。