(最終更新日:2020/08/16)
回避依存症の克服に効果的な呼吸法

 


今回は回避依存症の克服に効果的なヨガの呼吸法を紹介します。
 

と申します。

 

 

アグニ・プラサーラナ

 

 

この呼吸法は腹筋を思い切り息を吐きだすと同時に引っ込めるので、
腹筋を強くします。(腹横筋というインナーマッスルも鍛えるので腰の痛みも消失します)


又、息を吐きだすと同時にお腹を強く引っ込めるので、腸の機能を増強し、
さらには、みぞおちを柔軟にします。

 

”ストレスが溜まっている人、落ち込んでいる人では例外なくみぞおちが萎縮硬化
していますので、この呼吸法を行うと、かなり即効的なストレス緩和作用がある”

のです。



みぞおちとお腹が硬くなっていると横隔膜が十分に下降せず、呼吸は必然的に浅くなり、
精神が不安定になります。

 

また、腸に存在するGABA受容体やセロトニン受容体を刺激し、これらの神経伝達物質
を上昇させる可能性が非常に高い。(=学術的に証明されているわけではないですが、
私自身の経験よりそういわざるを得ない)

 

 

方法:

 

⑴お腹を引っ込める(臍(へそ)を背骨に着けるがごとく強く引っ込める)同時に鼻から強く
息を吐きだします。(この2つの作業は連動させて同時に行ってください。)

 

⑵一気に強く息を吐いたら、お腹の力をゆるめる。
すると息が勝手に入ってきて、お腹が膨らむ。(吸気は自然なままで良い)

 

⑶また、強く⑴に戻りお腹を引っ込めながら、一瞬で強く息を鼻から吐く。
フン、フン、フン、フン・・・・・・という形でリズムよく吐いていく。


1秒間に1回吐いて、1秒間で吸う(吸うのは吐いたら自然に入るに任す)、1秒で吐く、1秒で吸う・・・・・・
のプロセスを繰り返すだけです。


 
↑吐いたときに上の画像のようになるようにお腹を強く引っ込める。
(吸うときは成り行きに任せ自然で良い。お腹も吸うに任せなにもしない=自然で良い)

 

↑アグニ・プラサーラナではありませんが類似する横隔膜やインナーマッスルの強化法でこうした
訓練を行っていくと尋常ではないほど深い呼吸が可能になります。
ジャック・マイヨールのようなフリーダイバーがこの種のトレーニングを欠かさない(かった)のはこのため。
肺を完全に使用できるようになるので止息可能時間も驚異的に長くなります。息止め10分、20分等。)

 

⑷この⑴~⑶の過程を30~50回繰り返す。速さ/量より質を重視してください。
起床後、就寝前の朝晩2回やれると良い。
慣れたら1セットで100回に増やしてください。




注意点:

 

■必ず空腹時に行い、食後3時間以上経過してから行います。(=満腹時にヨガやヨガの呼吸法を行ってはいけません。ヨガや呼吸法は内臓を鍛える目的があり、満腹の時にやると害があります)

■体力がないとかなりキツイ呼吸法なので無理はせず、徐々に回数を増やせるようにします。
(肺活量がつくので行動力、精神力が強化されます。)

 

■頭がクラクラする人は回数を減らして慣れてから増やされてください。

 

■水泳や海水浴中等の水に入る前や入った後には絶対に行わないでください。(ブラックアウトの危険性があります)

 



ネット上ではこの呼吸法の間違ったやり方が若干流布してしまっている印象を受けます。

 

あくまでも呼気を中心に呼気の時にお腹をへこませることだけ考え、実践ください。

 

 

δ:(併用すると良いエクササイズについて)↓↓↓↓↓↓↓

 

回避依存症の克服に効く運動

 

 
 
 
運動と併用して訓練していくとこの呼吸法を単独で練習していくよりも
遥かに効果が高まります。
 
回避依存症だけでなく心の不調に絶大な効果があります。

ですので、ぜひこの種の運動も併用されてみられてください。