介護業界に未来はない

タイトルの通りこの国の介護業界は崩壊している
修復不可能なほどに。
この国の「介護」とは矛盾と無知によって形成されている。
介護にルールはない。ただ職員は〜してはいけない
という縛りしかない。そしてそれこそ崩壊の原因の一つである。
この縛りは本来介護利用者の尊厳を守るためのものであるが、これを重んじるという事は利用者の命がどうなってもいいにつながるのである。
なぜかというと介護職員に対して利用者がなにをしようとそれを拒絶する事、否定する事、抵抗する事
咎めることが許されないのである
例えそれが犯罪行為であったとしても
もちろん怪我を負っても、ものを壊されても保証なんてない。たとえ利用者が10割悪くても職員の責任となる。だというのに利用者にかすり傷の一つでもつけようものなら罪に問われるという理不尽がある。
それに追い打ちをかけるように普通のサラリーマンの半分以下の給料しか貰えず、仕事に必要な備品もそれから買わねばならない。こんな有様で利用者を大事にする気持ちなどもてるはずがない。
むしろ怒りと殺意しか湧かない
これが老人虐待につながり悪循環が生まれてしまう。
先日、介護職員の給料をあげるということがあったが
皆さんいくら上がったかご存知ですか？
月給+1000円です
もう一度言いますサラリーマンの月給の半分以下の額に+1000円です。
これで改革ができたと思ってるならこの国は滅ぶべきだ。
サラリーマンたちより過酷で残酷な命の現場にいながら社会的地位も低く見られ、生活もままならないレベルの収入しかない。
だれがこんな仕事をやりたがるのか
仕事がないと悩んでいる人たちですら躊躇うようなところです。
そんな環境で真面目にやるなんて馬鹿らしいんですよ
金を貰ってるんだからじゃないんですよそもそも
それに見合った対価を貰ってないんだからこっちが真面目にやる義理なんて無いんです。
日本人は生真面目な性格な人が多いから成り立っていますが
冷静に考えてください。もし現状に対して我慢の限界を迎えた介護職員達が一斉にストライキを起こしたらどうなりますか？
自分たちだけではマトモに生活できない利用者はほぼ間違いなく死ぬことになります。
ではそれは職員のせいですか？違いますよ
そんなことになるまでやり方を改めなかった国と世間の責任です。むしろ今までそうなってないのが驚きなのだと思うべきだ。
介護業界は高齢化社会が加速していく中で重要になる職業だが、間違いなく言える。
今の介護は10年も経たずに崩壊する。
その時しっぺ返しを食らうのは介護を軽んじてきた連中になるというのに…