- 著者: 樋口 泰行
- タイトル: 「愚直」論 私はこうして社長になった
昔々、「モーレツ社員」なる人たちがいたようですが、彼らの種族はまだ絶えていませんでした。
チャンスは準備のできている人のところにしか来ない、そんな風に思わせられる一冊でした。
読後、ヤル気がでます。
昔々、「モーレツ社員」なる人たちがいたようですが、彼らの種族はまだ絶えていませんでした。
チャンスは準備のできている人のところにしか来ない、そんな風に思わせられる一冊でした。
読後、ヤル気がでます。
当施設が所属する法人はこの地域では古くからあり、知名度はそこそこありました。
財務面でも、儲かってるとはいきませんが(何せ社会福祉法人ですので、儲けられない)、安定はしているかなと思います。
そのため、措置制度の時代から支出に関してそれほどの締め付けもなく、その状態が介護保険制度・支援費制度に移行後も変わりませんでした。
ホールには大型の液晶だかプラズマだかわからないテレビが「ドーン!」とあり、通信カラオケのシステムは200万円。あまり使われていないパソコン。
誕生日・クリスマスのプレゼントや、ゲーム大会(ソフトは施設で購入)の賞品。
毎年の一泊旅行・遠足。
娯楽・教養費の名目で、使い放題の様相でした。
在宅で生活保護を受けている方々からみれば、「なぜ?」と思われるほど、物質面では豊かです。
そんな状態に、
「今後外出においては、全額利用者の皆さんに負担していただきます」
は、かなり衝撃だったようです。
追い打ちをかけるように、
「指定病院以外への送迎は、個人で行っていただきます」
利用者の皆さんには、
「外に行きたきゃ自分で行け」 → 「施設の中に閉じこもっておけ」と聞こえてしまったようで、反発がありました。
施設側の考えとしては、重度の方と軽度の方の差が著しく、これまでの軽度の方に合わせた外出計画は不公平感が否めないとの理由でした。
病院への送迎にについても同様です。
職員の受け止め方はそれぞれのようですが、表立ったコメントは誰もしないようです。
今回の変革が吉と出るのか凶と出るのかわかりませんが、しがないサラリーマンの自分には選択権もありません。
ただ、「本当に困った人の役に立つ」という、福祉の考え方だけは守っていきたいなと思います。
なんだかトーンダウンしてしまいましたが、次回はユニットケアについてお話しさせていただこうと思います。
あぁ、腰が痛い。
昨年1年間、この本を基に介護職員主体で研修プログラムの作成・実施をしました。
問題解決プロセスおよびプレゼン能力の向上に役立ちました。
違いがあるとすれば、当施設の場合、プランの立案までしかできていないということです。書いててちょっと恥ずかしいです。
別にプランを無視しているとか、できないことばかりを書いたプランだとかいうことではありません。
また、利用者の思いが反映されていないといったこともありません。
人と時間のマネジメントを考慮していなかったために、慢性的な時間不足・人員不足に陥ってしまったのです。
援助を実施したくてもできない → ケアプランに対する利用者の皆さんの失望
非常にわかりやすい展開となってしまいました。
実施できないプランなんて、利用者の皆さんからすればただの紙切れです。
多大な時間を割いて作ったプランが無駄に終わりそうになったとき、利用者・職員ともが大きな失望感を味わいました。
以上のようなことが昨年度の大きな反省点のひとつにあがり、昨年度末から問題の改善に集中しました。
増員については経営側からすればできるはずもなく、そうなると今ある人員をいかに効率的に配置し、個別援助に向けた時間を作るかということになります。
しかし、効率を追求するあまり、援助者である職員に多大な負担を負わせることは、結果的に利用者へのケアの質の低下につながるだろうということもあり、そのあたりの調整は難しいところでした。
以下に変更点を記します。
1.勤務時間帯の細分化
2.夜勤体制の変更(3人体制 → 2人体制) → 日勤職員増
3.利用者朝礼の廃止
4.施設行事の削減(利用者アンケートから)
5.当日担当制の強化
主なところは以上のようになります。
始めたばかりで評価をするまでには至っていません。
散々なことばかりですが、ひとつ収穫がありました。
それは職員の皆さんが変化を受け入れようとしてくれていることです。
変更前は、そこのところが不安材料としてあり、如何に意識を変えていただくかを話していたのですが、杞憂に終わりそうで、うれしい誤算でした。
どのようになるのかはまだわかりませんが、折を見て経過をお知らせしたいと思います。
次回は、利用者の金銭負担に触れたいと思います。
規制緩和が叫ばれ初めて数年、世の中が大きく動いている中、時代に取り残された感のある福祉業界。
それでも少しずつ変化の見え始めた福祉施設。
行政の方針が二転三転し、それにつられて現場で働く職員、そこで暮らす利用者は右往左往。
これから先、自分たちはどうなるんだろう、どこへ向かおうとしているんだろうと自問するも、頭に浮かぶのは目の前の山積する問題ばかり。
福祉に携わって8年目。
外からは見えにくい、施設内の出来事を少しずつお話しさせていただきたく思います。
新年度ということで、まずは昨年度との違いについて始めようと思います。
お時間のある方は、どうぞおつきあいください。