コロナ禍パニックの暴動はなぜ?起こるのか(ナラティブマーケティング、フィルターバブル、エコーチェンバー現象、同調性バイアス、同調圧力に踊らされる人達)

 

本来、「コロナ禍」の時に、政治家が今やるべき事は、
(1) コロナウイルスの治療など医学的な対策
(2) <コロナ禍トラブル対策>コロナ禍で起きてくるパニック、トラブル、事故、事件などを回避する
の2つの方向性がきちんとこなせて、はじめて、「政治家」や行政として機能していると言えます。
しかしながら、非常に残念な事に、(2)の方の、「コロナ禍トラブル」の方の議論が、非常におろそかになっていて、しかも議論すら進みません。
この原因は、初期の頃に、「コロナデマ」封じの為に、「国民の側から議論ができる場を完全に奪った」という失策があるわけです。
自分は、いろいろと知っているので、それをやると、
・「ダイバーシティが無くなる」ので、いろいろな産業、業種からのコロナに関係する気が付いた事やトラブル、事件、事故の話が聞けなくなるので危険だ。
「ダイバーシティ」=「いろいろな多種多用な立場からの意見」(昔は、主に、「女性」側の職場や政治での意見が反映されないという意味で使っていた言葉)
とかをいち早く指摘して、自分自身は言論封殺にならないようにしてきたわけです。
「コロナ禍トラブル」の方の話題の1つが、前に自分が書いた「コロナ対策、熱中症対策をしたがゆえにかかった病気」である「冷えのぼせ」という非常に怖い病気に自分自身がかかった体験記を書いたやつなんかの事です。

(政治家や学識者が議論しなければならない「コロナ禍トラブル対策」)
・コロナ対策、熱中症対策をしたがゆえにかかる病気がある(「冷えのぼせ」、「マスクアレルギー」など)
・マスク弱者に対しての配慮(アレルギーなどでマスクをすると過呼吸などが起きて5分位すると失神したり死ぬ人がいるのに、「マスク強制社会が正しい」などと馬鹿な事を言う行政などの人がいる。きちんと自分の子供が、「マスクを強制された事で死亡したりした場合」には、損害賠償裁判を起こしましょう!)
・コロナ禍パニックの暴動が多発する「社会パニック」のコントロール
とか、大量にあるので、まずは、箇条書きして議論をする土壌を作る事が大切です。

(コロナ禍パニックの暴動はなぜ?起こるのか(ナラティブマーケティングに踊らされる人達))
ここで、一般の政治家では処理が不可能だろうという、「コロナ禍パニックの暴動はなぜ?起こるのか?」という原因を、「リテラシー」、「社会学」、「心理学」などの方から解析していきたいと思います。
こう思ったのは、スウェーデン人の環境問題を訴えている少女の「グレタ・トゥーンベリ」さんが、「ナラティブマーケティングに踊らされ過ぎていて、憐れに思えてきた」からです。
「グレタ・トゥーンベリ」さんは、今は子供だから許されますが、「成人した後になってから、学校へ行かずに勉強もせずに、同じように、環境問題を訴えても、誰も相手にしなくなります」ので、まずは、学校へ行って勉強しないと人生の末路は悲惨な事になります。

(<情報の真偽を見抜くリテラシー>「フェイクニュース」と「ナラティブマーケティング」は同じ起源を持つ)
現在、世界全体や日本でも起きている「暴動、デモだらけ」になってしまった社会の原因の根底には、「ナラティブマーケティングに踊らされる人達」という社会問題があります。
非常にややこしい話なので、順をおって書いていきます。
まず、主に、テレビCMなどの方の「マーケティング」というものが、次のような順番で変化してきました。

(「マーケティング」の変化の歴史)
(1) 昭和の時代(「製品のスペックなどを中心に紹介する」という、まっとうな「マーケティング」が主流)
(2) 「ストーリーマーケティング」、「ストーリーテリング(「ストーリーに(製品の良さを)語らせる」の意味)マーケティング」が台頭してくる時代
(3) 「ナラティブマーケティング」時代(現在)
順番から説明すると、そもそもが、テレビCMなどの方の「マーケティング」の手法では、「製品のスペックなどを中心に紹介する」という、まっとうな「マーケティング」が主流でした。
ただ、自動車のCMで、「4気筒エンジン搭載」とか、昭和の時代のようにやっても、それがわかるのは、「一部のマニアだけ」です。
そこで、台頭してきたのが、「ストーリーマーケティング」、「ストーリーテリング(「ストーリーに(製品の良さを)語らせる」の意味)マーケティング」と呼ばれる手法で、これは、「製品のスペック」なんかは、ほとんど言わないので、ある意味、それで宣伝になるのか?という手法だったのですが、主に、CM制作などで、「ストーリー仕立てのCM」を作った所、「一部のマニアだけ」にしか伝わらなかった「製品のスペック」CMよりも、より多くの人に伝わったわけで、それ以降、この「ストーリーマーケティング」、「ストーリーテリング(「ストーリーに(製品の良さを)語らせる」の手法が主流になりました。
次に、これが、かなり強引な手法で、よりユーザーを巻き込む形に発展したマーケティング手法に、「ナラティブマーケティング」手法があって、これが、現在だんだん増えてきているマーケティング手法なのですが、これが、現在、世界全体や日本でも起きている「暴動、デモだらけ」になってしまった社会の原因の根底には、「ナラティブマーケティングに踊らされる人達」という社会問題なわけです。

(「ナラティブ」とはどういう概念なのか?)
「ナラティブ」とはどういう概念なのか?というと、新しい言葉なので、はじめの頃には、医療・看護分野で、「ナラティブセラピー」という言葉が出だしてきた時期があって、「ナラティブセラピー」というのは、「患者自身に、その病気になるまでの経緯や体験談を語ってもらって、その患者の心の内側にある物語を医者や看護師が聞く」というものです。
一見正しそうなのですが、これは、「医学としては邪道でやってはいけない事」の1つに入っているもので、なぜか?というと、これをすると、「俺は、絶対に!癌なんだ!もう死ぬ!(実際の真実の病名は、ただの二日酔い)」と患者側が医者より先に病名を決めつけてしまって言う事を聞かなくなるからで、本当の医師の診断の判断の目をにぶらせるからです。
要するに、「ナラティブ」=「ユーザーの心の中にある物語」というものは、「真実ではない」事の方が多いわけですが、一方で、この「ナラティブ」をユーザーに語らせる事で、「医者が、本来の問診では聞き逃してしまったはずの重要な証言が埋もれている事がある」のです。(原因のわからない難病や奇病の発見につながる。前に自分が書いた「冷えのぼせ」も、それで発見できて、現在元気になった)
それで、現在では、問診とは別に分けて、「ナラティブセラピー」という事もする場合があるわけです。
このように、「ナラティブ」=「ユーザーの心の中にある物語」の意味です。

(「ナラティブマーケティング」とはどういうものか)
「ナラティブマーケティング」とはどういうものか?というと、これも、日本では、まだ曖昧で人によって、いろいろ違う事を言っている段階ですが、欧米では、すでに、かなり盛んな手法なので、欧米の「ナラティブマーケティング」とはどういうものか?について書いていきます。
欧米の「ナラティブマーケティング」の手法では、医療・看護分野の「ナラティブセラピー」よりも、もっと、強引にユーザー側の心理に介入する手法を使って、「ユーザーと一緒に企業が物語を作るようにアプローチする」ものです。
文字で書くと、よくわかりづらいですが、具体的に細かく説明すると、「地球が環境問題で悲鳴をあげています。私達の企業は環境問題に対して行動を起こしました。あなたは、どう行動しますか?」みたいに持っていく手法が、欧米の「ナラティブマーケティング」と呼ばれるものです。
このようにすると、「ユーザー自身が、社会の中の物語の中に引き入れる事に成功して、ユーザー自身は、その物語の中のヒーローになれる」ように仕向けてあるマーケティング手法の事なのです。
要するに、「ユーザーの心の中の物語」=「ナラティブ」なわけですが、「ユーザーの心の中に植え付ける物語」=欧米の「ナラティブマーケティング」の手法です。
これは、一歩間違えば、「煽動罪」の方になりかねない危険極まりない手法で、別の言い方では、「洗脳」です。
要するに、欧米を中心に、「ナラティブマーケティング」がだんだん活発になってきた以降に、これは、ある意味「扇動する」、「たきつける」事が多くのユーザー間に起こってしまっていて、それが、現在の欧米や、香港、台湾などでの「暴動、デモ多発」の原因の背景にあるわけです。
アメリカでは、伝統的に、選挙戦などの時に、こういった「ナラティブマーケティング」や「ディープフェイク」映像なんかの土壌のある社会なので、結局、「フェイクニュース」というものは、ある意味、「ナラティブマーケティング」の発展系の先に、アメリカの「フェイクニュース」があるというのが実情です。
こういった「ナラティブマーケティングなどに踊らされる人達」の非常に多い地域が、アメリカなわけで、その結果、たきつけられた人達によって、「暴動、デモ多発」の状態になっているのですが、ここに、少し「コロナ禍パニック」が混ざると、すぐに、「銃乱射事件」、「黒人暴動に紛れて店で強盗を堂々とやる犯罪者」なんかの悪化した段階にすぐに移ってしまう失敗国家の状態なわけです。
尚悪い事に、アメリカ国内でデモが起きると、中国人の「スピンコントロール(spin control)」部隊と呼ばれる主に、ハッカーと、闇アルバイトで雇われた一般市民の中国人が、「アメリカの暴動を煽る」ように、ネットで書き込んだりするので、アメリカを、内側から、アメリカ人の手によって壊す事が可能になるわけです。(「黒人白人対立」、「同性愛者をたきつけて、他国の国民を内側から断種する」などを煽ったり、意見共感を演じたりして人の心理を誘導、洗脳していく)

(「ネットリテラシー」は、さらに複雑な時代へ)
「リテラシー」というのは、「情報を正確に見抜き、情報を扱う能力の高さ」の事です。
現在、「ネットリテラシー」をやるならば、最低レベルでも、今回の自分の記事を全て理解する位でないと、すでに危険な状態です。
そうしないと、今回自分が指摘しているように、「たきつけられてデモに参加する」とか、「踊らされる側の人間達」になります。

(「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」で、どんどん危険な「狭い情報の檻に自ら望んで入って行く一般ユーザー達」)
現在の「ネットリテラシー」で1番重要なキーワードは、「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」、「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」で、どんどん危険な「狭い情報の檻に自ら望んで入って行く一般ユーザー達」という内容です。
(1) 「フィルターバブル」
「フィルターバブル」というのは、ブログや、SNSなんかの機能で、「自分の見たくないものなどをシャットアウトして遮断する機能」を使うようになった人達は、「自分の見たい情報だけ見るようになり、自分の見たくない情報は、そもそもこの世に存在していない錯覚に陥る」など、人間の発達教育学などの心理面に「重大な疾患」が生まれる状態です。
「フィルター」=「自分の見たくないものなどをシャットアウトして遮断する機能」
「フィルターバブル」=「フォルターで遮断した情報の小さい檻の中で生きている人達のいる空間」
(2) 「エコーチェンバー現象」
「エコーチェンバー現象」というのは、このように、「フィルターバブル」化するような仕様設計になっているブログや、SNSなんかを長期間利用している人達の心理面に「重篤な妄想疾患」が出る現象で、「フォルターで遮断した情報の小さい檻の中で生きている人達のいる空間」に長期間いると、「同じ趣味趣向の人達しか、この世に存在していないような錯覚や妄想が心の中を支配していく妄想疾患が出る」状態になります。
1番有名なのが、「同性愛者デモ」なんかですが、「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」が起きる「狭い情報の檻に自ら望んで入って行く一般ユーザー達」にとっては、「この世には、自分達に共感している人達しか存在していないような錯覚や妄想に陥る」ので、かなり強行なデモ行為を行ったり、本来ならば、する必要の無かった「同性愛者カミングアウト」を、この「フィルターバブル」と呼ばれるブログや、SNS以外の一般空間で、デモ中に叫んだりわめいたりしてしまう事で、必要の無いカミングアウトで自殺するしか無くなるとかいう最悪の事件を引き起こす妄想疾患や錯覚疾患を引き起こします。
ここで恐ろしいのは、この「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」の「同じ趣味趣向の人達しか、この世に存在していないような錯覚や妄想が心の中を支配していく妄想疾患が出る」状態は、「同性愛者」、「自殺志願者」、「麻薬合法化支持者」の集まりなど、著しく反社会性や事件性の高い人達のコミュニティーが作られてしまって、しかも、その中で会話される内容の全てが、「共感、同調だけ」なので、社会的に非常に重大な事件に発展しやすいです。
「エコーチェンバー(echo chamber)」というのは、「反響室」の意味で、いわば「こだま」です。
「フォルターで遮断した情報の小さい檻の中で生きている人達のいる空間」に長期間いると、「同じ趣味趣向の人達しかそこにいない」ので、「イイネ!」の返事しか返ってこないし、「自分の言った意見に同意、共感する返事しか返ってこない」という大人社会だと、とても悲しい意見交換しかできなくなる状態です。(正常に成長した大人ならば、ディベート(討論)して、いろいろな批判意見や、自分と違う価値観の意見に触れたいとか、問題点を聞いてみたいと思うはず)
(3) 「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」
ここまでの段階で、現在のネット社会は、かなり危険である事がわかりますが、ここに輪をかけて怖い「心理学」、「社会学」現象が、「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」と呼ばれるものです。
「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」によって、すでに、「ユーザーが自分自身で遮断した情報と、自分が見たい情報のみの小さい情報の檻の中で言語生活している」ので、「同調」と「共感」以外の反応が返ってきません。
問題なのは、その後の「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」の段階で、この段階では、そういった「フィルターバブル」と「エコーチェンバー現象」内のみで作られた錯覚や妄想による「同調」と「共感」が、「一般社会の他の人達の間でも起こり始める段階」で起きる心の病気です。
「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」と呼ばれるものは、簡単にいうと、「多数決が正しい」、「多数決にいない人間をぶっつぶせ。ぶっ殺せ。自殺に追い込め」と行動し出す、もの凄く危険な社会パニックの段階に入ります。
現在で言えば、「コロナ禍のマスク強制社会」とかで起きている暴動、殴り合いなんかが起きる原因です。
「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」というものが、どういうものなのか?と説明すると、例えば、「火災訓練と知らせずに、教室などの中で、1人を除いて全員サクラである状態で実験すると、この1人は、"本心では間違っている行動で、そのままいると死ぬ"と気が付いていても、多数決側の人間と同じ行動を取る」という実験データのような現象が起きる事です。
要するに、「大地震、震災、大洪水規模の非常に危険性の高いもの」であったとしても、「人間は、多数決側の行動に合わせてしまう」のです。
これが、「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」の危険性です。
「バイアス」というのは、「脳の判断に偏った異常な誘導が起きる事」です。

中国共産党や中国の国家体制の仕組みが、巨大な「フィルターバブル」、「エコーチェンバー現象」、「同調性バイアス」、「同調圧力(Peer pressure)」を使ったものなので、こういう偽りの仕組みでは、国家体制は長続きはせずに、国の内側から徐々に崩壊していくだけです。
現在、習近平や中国共産党の政治家達がやろうとしている事は、過去の戦中の日本の旧軍部がやろうとしていた「満州国がやろうとしていた事」を引き継いでいるだけです。
戦中の日本では、これらに似た制度で「隣組制度」というものを構築していて、「住民同士で相互監視社会を作る(住民同士にお互いに監視させあいをさせて、密告した人に配給を多く出したりする)」事をやっていました。
習近平がやろうとしている事は、「偉大な中国を取り戻す」事ではなくて、「満州国がやろうとしていた事の引き継ぎ」です。
習近平は、中国人に、おそらく暗殺されて死ぬでしょう。

今回書いたような「心理学」、「社会学」なんかの内容の現象が、「コロナ禍パニックの暴動はなぜ?起こるのか」の原因に、かなり大きく影響しているものです。
これからの「ネット社会」で生きていく為には、最低レベルでも、今回自分が書いたような内容を、よく理解して、「フォルターで遮断した情報の小さい檻の中で生きている人達のいる空間」に長期間いないようにして、積極的に、「いろいろな意見を持つ人達がいる」、「ディベート(討論、批判)に慣れる」なんかをしていくようにしないと、気が付いた時には、「反論に物凄く弱くなってしまって、反論されただけで自殺してしまう」程に心の病気は重篤になっていきます。(大人が仕事をしていくには、反論、批判の処理ができる程度には心が強くないと生きていけないので)
アスリートが運動して鍛えるように、「言語空間で鍛える」事も必要です。
まずは、「情報処理能力の高さ」、「情報から真偽を見抜く能力の高さ」なんかに必要な「リテラシー」が必要です。
「ネットリテラシー」のスタート地点は、現在の段階では、今回、自分が書いた記事の内容を最低レベルでも理解していないと、ネット社会で長期間生きていると現実社会で「踊らされてデモや暴動に参加」したりするようになって、とても危険だと思います。

なぜか?現在の日本や世界の風潮では、「コロナウイルスにかかって死ぬ」事が、この世で最も悪い事であり、「コロナ禍トラブルに関係した事で死ぬケース」が大量に出ているのに、そちらは、全く考慮されないという、かなり異常な政治や行政の失策が出ています。