ロンドンオリンピックは、「4K2Kハイビジョン」(「4K2Kハイビジョン」テレビが発売)


来年は、ロンドンオリンピックの年ですが、オリンピックの年は、映像革命の年と言って、テレビ技術関係が、大きく進展する年なのです。
過去には、オリンピックの年に、「白黒テレビ」→「カラーテレビ」→「ワイドテレビ」→「ハイビジョンテレビ」などのように、もっといろいろな細かい技術革新が成されてきました。
それで、来年の、ロンドンオリンピックでは、テレビ関係の技術は、何をしているのか?というと、「4K2K」と呼ばれています。
「4K2K」というのは、フルハイビジョンを、さらに高繊細化する技術の事です。
「4K2K」の意味は、解像度の事で、「K」は、キロですから、およそ解像度「4000x2000」を目指そうという意味です。
どうして、そのような数値にしたのか?というと、オリンピックとは別に、映像革命を引っ張っている産業が、映画界です。
「ワイドスクリーン」サイズの比率は、映画館の横長の比率を目標にして作られました。
映画産業というのは、映像の世界で、「家庭ではできない規模の事をする」という目標が、1つあります。
しかし、フルハイビジョン以降は、家庭でも、「40インチ」を越えるような大画面スクリーンが実現した事で、映画館へ行かなくてもいいや。という人も増えてしまう事で、それでも、映画界では、「家庭ではできない映像の事をやる」という使命があるので、最近のように、「3D映画」とかを作ってきたわけです。
しかし、技術革新は早いもので、「3D映画」も、家庭で「3Dフルハイビジョンテレビ」が発売されて、家庭でも見られるようになりました。
しかし、「フルハイビジョン」が出た時に、映画館は、もう1つの映像革新をしていて、それが、「フルハイビジョン」を越える画質の実現で、これを、デジタルシネマといって、解像度は、フルハイビジョンを越える繊細さの「4096×2160」で、これを「4K」と呼んでいて、最近のデジタルの映画館では、フルハイビジョンよりも綺麗な画質で再生されていたわけです。
先に、わかりやすいように、解像度の目安を書いておくと、


(解像度)
DVD (720x480)
ハイビジョン (1280x720)
フルハイビジョン (1920x1080)
デジタルシネマ4K (4096×2160)
QFHD(Quad Full High Definition(フルハイビジョン解像度の4倍)) (3840x2160)
4K2K (およそ解像度「4000x2000」を目指すという意味)
です。


要するに、「デジタルシネマ4K (4096×2160)」の映画を、今度は、テレビ放送したり、ブルーレイにしたりするという目標が、テレビ映像業界にあって、およそ、「4K2K」を目標にしよう。およそ解像度「4000x2000」を目指そうという目標があったわけです。
また、もう1つには、フルハイビジョンテレビを実際に作ってみると、「40インチ」を越えるような大画面テレビも多くなったわけですが、デジタルテレビの悪い所は、「画素」が、そのままという事で、大きく引き伸ばせば引き伸ばす程、「荒が目立つ」という事になってしまったわけで、そういう意味で、映画館は、画面が大きいので、デジタル化をした際に、フルハイビジョンだと、画素が荒くて、とても見づらかったので、フルハイビジョンではなく、もっと画素数の大きい「デジタルシネマ4K (4096×2160)」という規格を作ったわけです。
そういったわけで、家庭用も大画面になったので、「4K2K」を目標にしないと、画素が荒くて目立つし、「デジタルシネマ4K (4096×2160)」の映画を、テレビ放送したり、ブルーレイにしたりする事もできないので、これの実現を目指していたわけですが、どうも、ようやく、それが実現できる段階に来たようです。


(「4Kハイビジョンテレビ」が発売)
まずは、「4Kハイビジョンテレビ」の方を、東芝が発売する予定で、(東芝4Kハイビジョンテレビ REGZA 55X3)という機種のようです。
解像度は、QFHD(Quad Full High Definition(フルハイビジョン解像度の4倍)) (3840x2160)という事で、「デジタルシネマ4K (4096×2160)」に足りない感じですが、映画館は、さらに横長サイズまであるので、縦の方の解像度は、クリアーしているわけです。
また、この「REGZA 55X3」は、「55インチ」もあるのに、「グラスレス3D」というのを対応していて、「3Dメガネ」なしでも、「3D映画」を理屈の上で見る事ができます。
ただ、見やすさや、疲れづらいのは、「3Dグラス」方式の方が楽です。
「グラスレス3D」のような裸眼立体視は、顔の位置を動かしたりすると、やはり映像がブレるので、長時間向きではなく、現在の方式で1番、3D映画向きなのは、パナソニックの方式の「プラズマハイビジョンテレビ」方式です。
これは、まだ、技術が現実に製品として作れましたよ。という最先端発表モデルの段階なので、一般の家庭で買えるような値段ではありません。(たぶん、90万円位の予定。だが、はじめの頃のハイビジョンテレビも、そんな値段で、今は、5万円位から買えるようになったので、家庭用量産機種の時代に入れば、買える値段の範疇に入るはずです。一般家庭が買える、高い買い物の高額機種の感覚に入るが、買えるレベルは、およそ、10万円~20万円の中に収めなければ、一般家庭に売れる次元ではありません。)
「4Kハイビジョンテレビ」の画質は、どのような感じなのか?というと、アナログのフィルム写真を現像した写真の場合には、髪の毛の1本1本まで、くっきりとわかりますが、そういった雰囲気に近くなります。
現在、「液晶」といっても、主に、2種類あるのですが、1つは、「40インチなどの大画面テレビ用」と、もう1つは、「スマートフォンなどの、高繊細用液晶」です。
要するに、高繊細液晶のような物に近い物で、ハイビジョンテレビを作ったら、綺麗になるだろう。という発想に近いです。
要するに、今までのフルハイビジョンテレビとは比べ物にならない程、綺麗な画質です。
また、テレビ放送する場合には、電波の容量が限られているわけですが、どうも、「4K」になっても、4倍の容量が必要になるわけではなく、圧縮の都合で、思ったよりも、大きな容量が必要にならないようで、さらに、アナログ放送も終わったので、アナログ分の電波帯域も空いている部分を加えたりすれば、完全に無理というわけではないようです。
あるいは、BSのように、新しい「4Kハイビジョン」用の衛星を打ち上げる可能性もあります。
または、光ファイバー網の大容量化を進めたりと、いった事が進むわけです。
現在、スマートフォンの普及や、また、東日本大震災で、携帯電話が寸断されたりと、緊急事態の際の、情報網の大切さが実感できたので、光ファイバー網の大容量化が進んで、緊急時でも、混雑していて、電話がつながらないなどの解決が進むはずなので、光ファイバー網の大容量化は進む事でしょう。


(東芝4Kハイビジョンテレビ REGZA 55X3)(2011年12月発売予定)
http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/x3/index_j.htm


(現在、最高峰の綺麗さで撮れる3Dデジタルビデオカメラも発売)
もう1つが、撮る方のハイビジョンデジタルビデオカメラの方も、パナソニックが、(パナソニック 3Dフルハイビジョンデジタルビデオカメラ HDC-Z10000)というのを発売します。
これは、まだ、「4K撮影」はできないのですが、内部の処理エンジンには、すでに、「4K2K処理可能な高速処理エンジン搭載」で、ほぼ「4K2Kビデオカメラ」時代の幕開けとなる、きっかけを作る機種です。
このパナソニックの方の「3Dフルハイビジョンデジタルビデオカメラ HDC-Z10000」は、現在、最高峰の綺麗さで撮れる「3Dフルハイビジョンデジタルビデオカメラ」になる機種で、セミプロ向けの機種です。
この機種の特徴は、「3Dビデオカメラ」で、よく必要になって需要の高くて、理屈の上で無理や制約の多かった、「3Dマクロ撮影」が、ある程度可能になった事です。
およそ、45cmまで近寄って、撮影しても大丈夫なので、例えば、花なんかを、近寄って、「3Dビデオカメラ」で撮影したい場合に重宝する機能です。
45cmまで近寄れるマクロ撮影ができれば、ほとんど大丈夫なので、それ以上近寄る撮影は、ほとんど無いはずです。

この(パナソニック 3Dフルハイビジョンデジタルビデオカメラ HDC-Z10000)の方は、買って買えないような値段ではないのですが、セミプロ向けなので、おそらく、40万円位です。

パナソニック 新3MOSシステム搭載二眼式3Dデジタルハイビジョンビデオカメラ (ブラック) .../パナソニック
¥価格不明
Amazon.co.jp


(パナソニック 3Dフルハイビジョンデジタルビデオカメラ HDC-Z10000)(2011年12月発売予定)
http://panasonic.jp/dvc/z10000/


当面の映像技術の目標は、映画館がやっている「デジタルシネマ4K」の実現なので、ここら辺で、とりあえず落ち着くはずです。

こういった感じで、「4K2K」などの映像の事ができるようになると、家電のパーツは、ある程度共通しているので、例えば、デジカメなども、「4K2K」などの画素に近い商品が増えてくるはずです。
また、「4K2K」などの映像技術が増える事で、パソコンの処理能力も、「4K2K」や「3D立体視映像・写真」が処理できる能力が求められるようになっていくわけです。
基本的には、このようにして、「4K2K」と言っても、テレビ、ブルーレイ、デジカメ、パソコンなどと、共通のパーツを使いまわす事で、量産できる時代に入っていくと、値段が、急激に下がって、一般家庭でも買えるような、普及価格帯に落ち着いていくわけです。


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