「カビた、VHSビデオテープ」をどうするか?(VHS→ブルーレイ化できるか?)


「地デジ化」で、3D対応ブルーレイディスクレコーダー(BDZ-AT750W)を買ったので、古いVHSビデオテープを整理しているわけですが、状態の良いテープが、一通り終わったので、今度は、最後に残った「カビたVHSビデオテープの中で、どうしても残しておきたい大切なビデオ」をどうするか?という段階に入りました!
今回、再生してみたのは、この写真のような状態の「カビた、VHSビデオテープ」です。

(ちょっとだけ(1mm程度)のカビたVHSビデオテープ)


海外旅行便利帳-VHSビデオテープ(カビ1mm)



「カビ」部分は、テープの箱の上から見て、テープの真ん中辺りに、サイズ「1mm」程度ある、白い粉のような箇所です。
ちょうど、お砂糖か、小麦粉が、サイズ「1mm」程度、載っている感じです。(これを、ダメもとで、早送り、巻き戻しで吹き飛ばしました!VHSテープを分解して、元に戻せればいいのですが、元に戻し方を失敗すると、ビデオデッキが壊れます!また、このVHSテープは、いいS-VHSテープを使っていたので、ネジ自体が無いので開けられません!)
要するに、後は、「カビた、VHSビデオテープ」なので、状態が良いテープが終わったので、ダメもとで再生してみる事にしました。
「カビた、VHSビデオテープ」といっても、いろいろな種類や、パターンがあるのですが、自分の場合に、最後に残ったのは、「テープの再生面をロックボタンを押して開けて見ると、新品同様のピカピカな状態だったので、テープの箱の上から見ると、カビは見えているものの、テープの磁性面に対しては、端っこの箇所にあたる」という位置だったので、ダメもとで、この位置だと、巻き戻しなどをすると、カビは吹き飛んでしまう位置だったので、そのまま、巻き戻して再生してみました!」
通常の、このような状態の「カビ」は、テープのネジを外して、1度バラバラに分解して、カビの箇所を拭き取った方がいいのですが、自分の、このビデオテープは、ネジ無しの物で、プラスチック圧着か何かなので、フタが開かないのです!
それで、そのまま巻き戻して再生してみたところ、思った通り、磁性面自体は、新品同様の状態だったので、難なく再生できました!
再生の状態は、他の普通のVHSテープと同様にして、たまに、磁性粉の「横線」ノイズが入る程度ですが、これは、「カビ」が原因ではないようです。(要するに、磁性面自体は、見た所、新品状態の綺麗な状態だった為)
「カビ」などが、本当に、ヘッドに噛むと、「音声に、酷いノイズが入る」などが出るのでわかりますが、それが、起こらなかったからです。
しかし、VHSデッキ内に、カビが飛び散ったかもしれないので、数年後には、再生の際にノイズが入るかもしれませんが、これは「流れる石に、コケは生えない」という理論で、たまに、必要なくても、いらないVHSテープを再生するなどしていれば、ヘッドにまで、カビが生えるのは、防止できるはずです。
他のタイプの、「VHSテープのカビ」は、テープの再生面をロックボタンを押して開けて見ると、磁性面自体が、カビてしまっている場合ですが、逆に、これは楽であって、そのまま、ティッシュペーパーなどを軽く水で濡らして拭き取れば、カビは簡単にとれてしまいます!
磁性面がカビたテープを拭き取ったテープを再生すると、その箇所だけ、独特な映像部分が、ボヤけたり、ブレたりするノイズが入るようです。
自分は、ビデオクリーナーで直るような、磁性粉の時の、「横線ノイズ」が、「カビたテープ」では入るのか?と思っていましたが、違うようです。
通常、VHSテープが、カビてしまうのは、使っていないテープが、カビるので、このように磁性面のカビは、ロックボタンを押して開けてみれば、その面だけのはずです!
他のテープの巻いてある内側部分の中のテープは、けっこう密着しているので、そこまでカビている事は、少ないはずです!
が、「結露の多い」場所に保管していたりすると、「内部まで、全滅状態のカビ」もあると思います。
この「内部まで、全滅状態のカビ」の場合には、VHSビデオテープの、レスキュー専門の業者に頼んだ方がいいです。
しかし、通常は、「大切なVHSテープ」というのは、それなりにいい位置に保管しているはずなので、どうでもいいテープの為に、専門の業者に依頼する人もいないはずなので、よほどの事が無い限り、大丈夫なはずです。
という感じで、さすがに、10本なども、「カビたテープ」を同様の事をすると、VHSデッキが壊れると思いますが、本当に大切なVHSテープの場合には、ダメもとで、1~2本程度ならば、最後に、再生させてみても、割と、綺麗に復元できるようです!
ただ、数ヵ月後や、数年後に、このVHSデッキ内部が、「カビるか?どうか?」という事は、その時になってみるまでわかりません。
自分の考えでは、「流れる石に、コケは生えない」という理論で、たまに、必要なくても、いらないVHSテープを再生するなどしていれば、ヘッドにまで、カビが生えるのは、防止できるはずです。ので、それで、当面は、やってみようと思います。
「VHS→ブルーレイ化」が、最後に、「カビたテープだけになって、それが大切なビデオテープだった場合には、やってみる価値はあると思います」
自分の場合には、「カビた大切なVHSテープ」は、2本だけ(VHS箱上から見て、カビ部分、1mm程度の小さな物のみ)だったので、大丈夫だったです。(状態の酷い物は、捨てたので)
「VHSテープ」は、割と、綺麗に保管していたのですが、「本棚」に立てておいたテープが、数本、カビていて、衣類用などの「ブラスチックケース」に入れていた物は、綺麗で無事でした。


(前の記事(VHSテープの、ノイズの細かな説明と調整方法))

VHSのホームビデオを、ブルーレイ、DVDなどに映像修復する方法


(「カビたVHSテープ」の再生で出るノイズ)
「カビたVHSテープ」も、いくつか種類がありますが、今回のように、テープの映像記録面が、直接、カビていない場合で、映像記録の磁気面が生きている場合には、1番はじめに再生すると、この写真のように、カビが散って「まばらで、細かいノイズ」が出るようです。


海外旅行便利帳-カビたVHSテープの再生で出るノイズ



しかし、1番はじめの再生の時に入っていたはずの、これらの「まばらな、細かいノイズ」は、今、後で、再生してみたのですが、自分は、VHSテープの管理も終わったので、最後に、ダメもとで、カビたテープの中で、どうしても、残しておきたい映像を、再生してみたわけですが、今回のように、カビたテープを再生したので、たまに、「湿式ビデオクリーナー」をかけて、ビデオヘッドが、カビないように(「転がる石に、コケは生えない」という考え方で)していたわけですが、今、その「まばらな、細かいノイズ」が以前に出ていたVHSテープを再生すると、この「まばらな、細かいノイズ」は消えていました!(ただし、完全なゼロにはならない)
だいぶ、状況が改善されたので、こちらの綺麗な方を、ブルーレイにしておこうと思います。
もう1種類の方の「カビたVHSテープ」は、「映像記録面の磁性体自体の部分が、カビてしまっている場合」で、これは、やっかいそうですが、VHSテープのロックボタンを押して、フタ部分を開けると、うまくやると、拭き取る事が可能です。
通常は、保管していた状態のままの、今見えている磁性面が、カビているだけの事が多いので(他のテープ内側の密着して巻き取ってある部分までは、よほど、結露の直撃環境などの劣悪な保管以外では起こらないはず)、そこを、少し濡らしたティッシュとか、できれば、水ではなくて、「湿式ビデオヘッドクリーナー」用に入っている専用の「湿式の液体」で拭き取ると、大体、取れます。(「消毒用エタノール」で拭くのは、やめた方がよくて、これで拭くと、だんだん、ビデオデッキ内の基板のパーツが溶けていって、ビデオデッキの本体の中心基板が壊れます。)
このようにして、見えているカビた部分を拭き取ったVHSテープを再生すると、今までのような、「線」状のノイズは出なくて、「映像自体が、ボヤける。映像が、ゆがむ」ようですが、これは、我慢するしか無いようです。
VHSテープや、フロッピーディスクの磁性面を、「拭き取りを何回もしてしまって、こすり過ぎると、磁性体自体が、全部はがれてしまって、信号が、ゼロの状態になってしまう!」ので、ある程度の所で、我慢するしかないようです。


(湿式ビデオヘッドクリーナーをかけて、濡れたまま再生すると出るノイズ)
湿式ビデオヘッドクリーナーをかけて、濡れたまま再生すると出るノイズは、あるラインのみが強くノイズで出るようです。(自分のVHSデッキは、S-VHSの「3倍専用ヘッド」が付いているので、それ特有のラインが出るのかも?しれません。)


海外旅行便利帳-湿式ヘッドクリーナーをかけて濡れたまま再生



湿式ビデオヘッドクリーナーの説明書には、「5分間は、乾かして下さい」と書かれていますが、自分は、多めに時間をとって、「30分後」と「半日後」に再生チェックをしていたのですが、それでも消えません。
どうも、ビデオヘッドのまわりにあるローラーか何かが、スポンジや、ゴムだと、そこが濡れてしまうと、1日程度は、完全に乾かないので、ここから、濡れた液体の箇所を引きずるようです。
特に、「あまり、ノイズがとれなかったなぁ」と感じて、連続して、「湿式ビデオヘッドクリーナー」をかけてしまうと、乾かなくなって、このような、ノイズが、あるラインだけ、引き伸ばされたようなノイズが出ます。
自分が使った感覚では、「湿式ビデオヘッドクリーナー」をかけてから、「2日後」とか「1週間後」とか、忘れた頃に再生すると、かなり映像がクリアーで、ノイズが、ほとんど出ません。(しかし、VHSテープは、完全なノイズゼロには、ほとんどならない)
「乾式ヘッドクリーナー」よりも、「湿式ビデオヘッドクリーナー」の方が、綺麗に、ノイズは取れますが、本調子で再生できるようにする為には、完全に!乾いた後で、「2日後」以降だと思います。
つまり、「乾式」と、「湿式」の使い分けは、「今日、再生したら、ノイズが入っていたので、少し減らしたい」場合には、「乾式」を、1回かけます。(何回もかけると、せっかく取れた、磁性粉が、また戻って、汚くなる様。2回位が限界だと思う。ビデオヘッドクリーナーの消費上限回数のチェックの書き込みは、とても大事で、大体、「乾式」は、100回位使えますが、その使用回数近辺で、何度やっても、もう、磁性粉が、元のヘッドに戻ってしまう時期が、「ビデオヘッドクリーナー」の寿命です。それ以上かけても、ヘッドに磁性粉が戻って汚くなるだけなので、そうしたら、ヘッドクリーナーの買い替え時期です。)
「湿式」の方は、「思ったよりも、乾きが遅い」ので、使うタイミングは、「その日に再生したいから、直前にかける」方法ではなくて、「1巻再生し終わって、今日は、もう見ない」といった後に、かけるのが、いいようです。
次の日や、数日後に、再生をした時には、完全に、乾いている事が多いので、「本調子」で再生できます。
(説明書の、5分後では、ほとんど乾かない)
また、ノイズが取れないからといって、「湿式」のクリーナーの液を大量に入れたり、あるいは、冬場・梅雨の結露の酷い時期など、「ヘッドが濡れたまま再生すると、ビデオテープがからまって、ビデオテープも、ビデオデッキも壊れる可能性が高いので、やめた方がいいです。」


(使ったビデオヘッドクリーナー(湿式、乾式))

「湿式」と「乾式」が、両方入った物が、お得です。

「湿式ビデオヘッドクリーナー」の方が、しっかりと汚れが落ちるようですが、ビデオヘッドのモーター駆動に、けっこう負担が、かかるようです。

また、説明書には、「湿式を使った後には、5分間は最低でも時間をあけてから、再生チェックして下さい」とあるのですが、自分がやってみた所、1番調子がよかったのは、「前日にかけて、次の日に作業する」というのが、1番、再生品質がよかったです。

はじめは、5分後とかいてあったので、自分は、多めに時間をとって、30分後や、1時間後に再生していましたが、完全な、本調子が出ません。

おそらく、微妙に、ヘッドが濡れている状態なので、再生すると、「若干、輪郭がボヤけた感じになって、S-VHSなのに、VHSテープのような再生品質になった」のですが、いろいろやってみた結果、「前日にクリーナーをかけて、1日あけた次の日の作業」だと、S-VHS本来の画質が出ました!

自分は、作業前日に「湿式」をかけておいて(あるいは、1巻の再生が終わった直後に、湿式をかけておいて)作業当日は、「湿式」の濡れている影響などが、残っているかもしれないので、念の為に、「乾式」をかける。という方式でやりました。

しかし、この方法だと、2倍、ビデオヘッドクリーナーをかける事になるので、ビデオヘッドが早く傷むかも?しれません。

しかし、自分は、VHSテープの本数が、30本程度しかなかったので、それほど、気を使わなくてもよかったのです。

「乾式」は、「ほんの少し、ノイズが出始めた時」に、普段、使う用の「ビデオヘッドクリーナー」のようです。

「湿式」を使った後に、1回で、ノイズが取れていない時に、30分とか1時間後に、2回目の「湿式」をかけると、その後、1時間後位に、再生チェックしてみると、どうも、きちんと乾いていないのか?「S-VHSが、VHSのような画質のように、輪郭があまくなって、ぼやけた感じで、色が少し薄くなるので、湿式を連続で、2回も3回もかけた場合には、必ず!次の日に、あらためて再生をした方が、きちんと乾いて本調子が出るようです。」

現在の段階で、「湿式、30回」、「乾式、40回」程度、ビデオヘッドクリーナーをかけ終わった状態ですが、度を越えて、ビデオヘッドは傷んでいないようです。(しかし、若干、輪郭があまくなって、色が、ほんの少し薄くなってきた感じもする気がする。)

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