マジで出発7分前
10日目-⑨
トロントのビジネスラウンジでブログを更新しながらゆっくり休んでいた私とるん。
出発の時間の1時間ちょっと前になり、少し早いかなーと思いながらも、ラウンジを出てゲートに
向かいました。
現在の時間は21時40分くらい。飛行機の出発は22時55分です。
ようやく、長かった南米旅行も終わりを迎えます。
途中で、両替所があったので、カナダドルをとりあえず、米ドルに交換しようと立ち寄りました。
が。
夜になり、両替所の電気は消えています。
でも人がいたので、
両替
したいんだけどー。
と、中の人に言ってみました。
すると、意味不明の答えが返ってきます。
22時までだよ。
腕時計をみると、時刻は21時45分くらい。
15分も早く終わろうとしているようです。
南米じゃあるまいし。
いやいや、あと15分あるよね?
は?何言ってんの?もう終わってるよ。
そんな訳ないっしょ。まだ時間あるし。交換してよ交換!
どこの時間見てんの?
カナダの時間に決まってるじゃない!
売り言葉に買い言葉。とにかく、粘ってみますが、どうも会話がかみ合いません。
そんな会話を数分していた時、ふと、何かが頭の片隅をよぎって行きました。
その瞬間、会話を打ち切り、すたすたとゲートの方に向かいます。
ゲートに到着すると、想像通り、
乗客は誰もいませんでした。
時計を見ると、22時48分。
マジで出発7分前
そう、時差を1時間、間違えていました。
乗客の代わりに3人の地上職員が待っていました。
とるんさん?
そうだよ。
とっくに搭乗の締め切りは過ぎてるよ!
どこ行ってたの?何度も呼んだのに。
ごちゃごちゃ
ぐちゃぐちゃ
えーっと。
これってもしかして、乗り遅れ?
想像が、一気に現実化します。
ってことは、次からこのブログのタイトルは、
「エコノミークラスで海外旅行!」
か?
まあ、それはそれで、ネタとしては面白いかなーなんて思いつつ、
そんなことよりファーストクラスをどうしてくれる!というまっとうな思いが頭を駆け巡りつつ。
長ーい瞬間でした。
と、その時、唯一の男性乗務員が、
荷物をもう一回積み込んで!
と指示を出しているのが聞こえました。
間に合ったー
っていうか、荷物は既に降ろされていたのか。
これが分かればもうこんなところに用事はありません。
さっさと飛行機に乗り込みたいところなのですが、女性職員がしつこく聞いてきます。
どこ行ってたの?寝てたの?買い物してたの?
いや・・・早く飛行機乗りたいんだけど・・・
生産性のない会話が大嫌いな私とるん、ここは英語をしゃべれないふり全開です
あいどんとあんだーすたんど、ふぁっちゅーせい
呼んだの聞こえてなかったの?どこにいたの?
と、その時、男性職員が、あ!と気付いた表情をしたのをとるんは見逃しませんでした。
ラウンジ・・・
そう、ラウンジには一切アナウンスは入っていませんでした。
別に寝たりしてなかったので、さすがに自分の名前が呼ばれれば分かります。
っていうか、
入口で、名前も便名も記録してるんだから、ビジネス客が
いなかったら、ラウンジかなくらい想像を働かせろよ!
まあ逆切れですけど。
でも、女性職員はどうも謝って欲しかったっぽかったのですが、ここは完全無視。
ただ、飛行機に乗り込む時には、CAの人に、
遅れてごめんね!
と言って入っていきます。
このあたりは当然に使い分け。CAも、遅れたことをごちゃごちゃ言うでもなく、にこやかに
ゆっくりくつろいで行ってね。
と返事が返ってきました。
まあ、これがプロの仕事ですね。
地上職員とのレベルの差を垣間見たひと時でした。
ちなみに、なぜ遅れたか。
理由は2つ。
一つ目は、カナダに着いたときに、時差を勝手に思い込んで、空港の時計と合わせなかったこと。
及び、チェックインしたときに、搭乗ゲートの時計と自分の時計
を合わせなかったこと。
普段ならあり得ないことなのですが、10回目のフライトで、完全に慣れが悪い方向に出てしまったのと、疲れが
溜まっていたのとが重なったのかなと。
二つ目は、ガイドブックの時差が間違っていたこと。
そう、持っていったのは、地球の歩き方という私が心から信用していないガイドブックの、カナダ’06-‘07版。
サマータイムの期間が2007年2月から変更になったのは知っていましたので、カナダ’06-‘07版だと
当然に変更済みの時差が書いてあると思い込んでいました。
が、書かれていたのは古い方の時差。
まあ、誰が悪いかといえば、地球の歩き方をそのまま信用してしまったとるんが悪いのですが。
完全に終了モードだった旅行の最後で最大の事件でした。
いや、でもタイトル変わらなくてよかったー。 ←そこ?
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