【映画の概要】
この作品は、2010年に公開されたアメリカの映画で、ライアン・マーフィー監督、ジュリア・ロバーツ主演。恋愛で失敗を繰り返してばかりの女性が自分を見つめなおすため、一年かけてイタリア、インド、バリ島へ旅に出る様子を描いた恋愛映画です。
【映画のあらすじ】
ライターとしてニューヨークで働いているリズ・ギルバート（ジュリア・ロバーツ）は、私生活では夫がおり新築のマイホームに住んでいて、はたから見ると順風満帆な人生を送っているかのように思えた。しかし、夫が大学でもう一度学びたいといったことから、彼女の価値観とのずれが生じ毎晩一人で悩む日々が続いた。
離婚を決意し、家を出たリズは自分が手がけた作品の舞台に出演している俳優デヴィッド（ジェームズ・フランコ）と出会い、新しい恋愛を始める。はじめは年下の彼とうまく関係が続き同棲までしたものの、次第に二人の心は離れていってしまう。15歳のころから恋愛や失恋を繰り返してきたリズは、自分を見つめることが一度もなかったことに気づき、すべてを捨てて一人旅へ出る。
自分探しの旅の最初の目的地はイタリアだった。イタリアの町や人々から刺激を受けたリズは、イタリア人がこよなく愛す食を、自分も心行くまで堪能しようとする。体型の維持や気になるカロリーをそっちのけで食べることを楽しんだリズは、自分のうちに秘めていた輝いた日々を取り戻していく。
しかし変化することにも恐れてはいけないと考えた彼女は、仲良くなった友達やおいしい料理に別れを告げ颯爽と次の目的地に向かうのだった。行き着いたさきはインド。インドでリズは修行道場に入り、ヨガや瞑想に打ち込み、それ以外の時間は奉仕活動に精を出した。道場仲間のリチャード（リチャード・ジェンキンス）は、はじめは口うるさい邪魔な存在だったが、一緒に修行するうちに良き話し相手となる。友人の結婚式に出席したリズは自分の結婚式のころを思い出しリチャードに離婚のことを打ち明ける。リチャードも実はバツイチで同じような心の傷をもっていた。リチャードはその後すぐに道場を去り、リズもインドを後にするのだった。
最後の目的地はバリ島。リズがバリ島に来るのは2度目だった。前回の旅行でのある体験が、今回の自分探しの旅のきっかけになったからだ。リズにはさらなる出会いがこの島で待っていた…。
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