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今日は復興支援特別コースの最終日です。
今日の講義でこんなことを指導しました。
「やさしい人間ほど気をつけなければいけない落とし穴!」
整体師を志す方は心の優しい方だと思います。
また、その思いが成功につながります。
しかし、その優しさは他人だけに向けてはだめだと思うのです。
自分に厳しく他人に優しく・・・
と、よくいわれますが、
時と場合によると思います。
整体院の経営においては、
自分をいたわる気持ちもとても大切です。
自分自身の身体や心も大切にしないと、
他人に優しくなんてできない・・・・
日本回復整体総合学院では、
自分を大切にするための方法も指導しています。
例えば・・・
どんな丈夫な人間でも不眠不休で働くことはできません。
休むことは必要です。
単純に身体だけを休ませるのではなく、
精神的な安らぎも同じように大切です。
私の失敗からお話します。
整体院を開業して間もないころ、
痛みで困っている方のためなら休みなんていらない。
そんな考え方を持っていました。
なので、せっかくの日曜日でも、
重症な不調者さんが1人でもいれば特別に予約をいれていました。
最初は、「いいことをしたなぁ・・・」
という自己満足があり、
よかったのですが、
日曜のたびにそんな予約を入れていると、
だんだんと日々の施術に対する気持ちがいい加減になってきたのです。
表面的には、休みでも働く自分がかっこよく見えたんですね。
でも、内心はそうじゃなかった。
何回もそんな予約をいれていると、
「あぁ、今日は休みなのに午後に1人予約が入っていたなぁ・・・」
と、休みのはずなのに一日中仕事モードである自分に気がついたのです。
身体は休まっても、精神的な休みがなくなっていることに気がつきました。
また、休みでも施術をしてくれるといううわさが広まって、
「○○さんは休みでも施術してもらえるのに、
なぜ私はやってもらえないんですか?」
というようなクレーム?がつくようになってしまいました。
こんなことがあって、
はじめて休養の大切さを知ったのです。
開業して間もないので、
がむしゃらにやっていた時期だからの失敗です。
自分の心身がしっかりと健康状態を保っていなければ、
いい仕事ができないんですね。
不調者さんの中には、休みに施術してあげれば、
もっと楽になるだろうなぁ、という方もいます。
けれども、休みを削ってまで仕事をしてしまうと、
結果的に上記のように自分が疲れてしまうのです。
心身が疲労すれば、当然よい仕事はできません。
自分の技術が落ちれば、
他の不調者さんにも迷惑がかかることになります。
経営も不安定になり、
よいことはないんですね。
優しい気持ちは大切ですが、
大局的に物事を考えることも優しさの一つだと思います。
研修生や卒業生の中にも、
他人に優しい方がたくさんいます。
でも、自分にも優しくしなければ、
他人にも優しくできないんだよ・・・
そんなことも気づいてもらうような取り組みをしています。