日本vsポーランド戦について。
パス回しで賛否両論出ていますが、私が思ったのは
「西野監督すげぇな。」です。
あの時間のないタイミングで選択肢は二つ。
攻めて点を取りにいくか、1点差のままセネガルが負けるのを待つか。
はっきり言うと、どちらをえらんでも博打です。
しかし、この博打は大会ルールの生み出した選択肢であり、その結果に生まれた博打なのです。
そして勝負に博打は付き物です。
その博打で監督は1点差を守り切ることを選びました。
あのまま攻めて、カウンターをくらって点差が開いたとしても、どのみち賛否両論あったでしょう。
ですが、パス回しで凌いだとしてもセネガルが引き分けに持っていけば日本は、というより監督は笑いものになっていただろうと思います。
サッカーファンからすれば、納得のいかない試合だったと思いますが、サッカー熱の低い私からいえば、ルールに当てはまった決勝進出のための正当な手段だと思います。
あの状況で一番、リスクがあったのは監督です。
どちらを選んでも監督は非難を浴びるでしょう。
特に1点差を守っても、セネガルが引き分けになっていれば、監督は笑いものになっていたはずです。
ヘタをすれば監督を解任され、二度と監督になれないかも知れません。
それが監督という立場です。
にもかかわらず、監督は自身にとってリスクの高い方を選びました。
サッカーファンからすれば、点を取りにいって負けたとしても、
「諦めずに頑張った!」
「正々堂々とよくやった!」
と賞賛の声が出たでしょう。
しかし、その結果として決勝進出は出来ません。
監督は自分への非難を承知のうえで、1点差を守り切ることを選んだのではないでしょうか?
日本代表に決勝進出して欲しかったのではないでしょうか?
私にはそう思えてなりません。