怪談talk

怪談talk

※これはいろんな人から聞いた話です。

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ある地方のお話ですが


ある一人の男性が仕事帰りに

夜になると誰も人が来ない道を通って帰りました。

その道はある言い伝えで
・何があっても振り向くな
・何があってもしゃべるな
・何があってもついては行くな

という言い伝えがありました。

地元の人は全員がこの言い伝えをしっています

もちろんこの男性も知っています。

しかしこの言い伝えを破れば何がおこるか誰も知りません。


なので昼間でも人は全くいません。


その道を男性は家までの近道なので時々通っていました。

その日の晩

夢である女性が出て来ました。

それはもうこの世の人じゃないほど美しかったそうです。


その女性は

「二度あの道を通ってはならぬ」


そういって男性は目が覚めました。

男性は変な夢を見ただけと思いその日からまた時々通りました。

ある晩に男性がその道を通って帰ろうとすると

何かがのしかかるような重みを感じました。

気にせず道を通っていると

「……………」

何かが聞こえました。

よく聞くと

「あんたA太だろ」

どこかで聞いたことのある声…

男性のお婆さんの声でした。


お婆さんはちょうど1年前

病気で亡くなりました。


男性はおもわず振り向きそうになりました。

男性は言い伝えを思いだしました。

その声を無視して帰って行きました。

しかしその声はだんだん近くになって行き

しまいには男性の耳元で聞こえました。

「A太…A太…」


男性は

「うるさい」

っと言ってしまいました。

男性は次の日もそのまた次の日も家には帰って来なかったそうです。


夢で出てきた女性はたぶんお婆さんの魂だったのかもしれません