
もうどうでもいいさなんて
そんなことあるわけないじゃないか
君ならばいつだって軽やかなステップを踏んで この次元から飛び出せるさ
僕の描いている虹の向こうに
ずっと離さないでいて 君が そう呟いた
待ち合わせていたあの噴水広場で
いつまでも憂い多き 君の幻影を探していたんだ
陽が暮れても 星屑を見つけられなくても
どしゃぶりになっていたって どんなにたくさんの人達に もみくちゃにされていたって
きっと僕が 探し当てるから
いいかい 信じ祈りを捧げ 走るんだ
そう それはとても勇気のいることで
例えどんな裏切りと背中合わせでも 騙されるくらいならば信じないほうがいい
そうすればもうこんなにも苦しまず 辛い想いをすることもないだろうから
きっと誰もが そう言うのだろう
だが僕は知っている
己を信じ 誰か(にんげん)を信じ
愛することから 全てが始まることの 美しき素晴らしさを
恐れたままでいいんだよ 怯えたままでいいんだよ
この汚れた街で君の瞳に映るものは どこもかしこも腐ったことばかりで
本当に確かなものなど 見つからないかもしれないけれど
あきれるほどに 不器用なまでに 君の信じる正義 愛 煌めきを貫き通すんだ
だから例えば君の祈りやがんばりや叫びが 誰にも届かないような気がして
過程よりも結果を求められていたって
その扉が堅い栓で塞がれていても
この宇宙(ほしぞら)の誰の目に留まらかったとしても
僕だけは見つめているから
僕が見ているから
騙すより騙されよう 憎むより憎まれよう 裏切るより裏切られよう
涙朽ち果てても 空の冷蔵庫を見上げていても 午前3時の月を眺めていても
答えなんてきっといつまでも 見つからないかもしれないけれど
ちょっとだけ泣いて ちょっとだけ憎んで
ちょっとだけ羨んで
もしも大丈夫そうならば 蒼空を見上げて笑っていよう
そっと優しく包み込むように手を繋いで ふたりぼっちでいつまでも黄昏佇んでいた
沈みゆく波間の防波堤の あの陽射しまで
また一緒にゆっくりのんびりと 寄り添い歩けたらいいのにな
だからどうか忘れないで欲しいんだ
例えこのまま君の素敵な微笑みが 色褪せたままだとしても
誰に何て否定されようと 世界中を敵に回したって
今までもそしてこれからも 味方であり続けるということを
闘う術を知らぬ 真白で無垢な君の存在を 汚し 傷つけ 奪い 孤独へと葬り去る
この闇の街の片隅から 我が命朽ち果てようとも 守り抜いてみせるさ
この世でたった一つしかない 名もなき宝石(あなた)という瞬きの
真実の明日への虹(彩り)を
今度こそきっと 架けてみせるからね
そんな君が紡ぎ奏でる 口笛の旋律は
あまりにも美しく哀しいほどまでの痛みと刹那さと 誠実すぎる優しさに満ち溢れていて
君が知らぬそれぞれの暮らしの中で
今宵も凍てついた者たちの魂を 抱きしめ包んでいるんだよ
それがこの街の真実 それが君の存在理由 それがこの蒼い地球に誕生した証
そんなことある訳ないでしょうって
きっと いや 本当にそうなのだから
だから取り繕ったり 演じたり 着飾る必要なんて何処にもないのさ
自分を愛したくても愛せず ふと気づくとか弱き隣の誰かを愛してしまう君の
あるがままのその佇まいが
誰かにとっての明日の暮らしをも包み込む 暖かで優しくて穏やかな 安らぎという名の柔らかな風になりうるのだということを
どうか信じてあげて 君自身を大切に 優しい眼差しでふわりとそっと見つめていてあげてくださいね
あなたは罪ではない
裁くのは神でもなく マッポでもなく 法でもなく
家族でも 友でも 最愛の人でもなく 勿論僕でもなくて
ましてや君に嫌がらせをする連中なんかでもなく
ありとあらゆる社会でも 学校でも 職場でも 家庭でもなくて
国家でも 政治でも 権力でもない
びびっちまっていつまでも 真実を報道しないマスメディアでもないし
決してお金の力でもなくて
そして この雄大な自然界でもない
真の意味で 裁くことが出来るのは 路傍に咲き誇ることが出来るのは
紛れもなく あなた自身だけなのだから
もしも忘れてしまいそうな時は
君が想い出せるようになるまで いつまでも伝えるからね
敗れてもいいんだよ 逃げてもいいんだよ
やがていつの日にか ぎりカウントナインで立ち上がり 生きるために 勝つ
そのほんの一瞬の祝福を 心から味わい感じ取る そのためだけに
今日という日を敗れて ただ逃げるのさ
そんな綺麗事を平気でほざける僕は 極めて偽善的で
ありとあらゆるものを深く斬りつけ
絶望的なまでに奪い 傷つけ 殺してしまい
どんなに己が犯し続けている罪を 責め呪ったところで
未だにのうのうと 生きながらえている偽物で
人としての道から外れ終わっている ただの屑 社会不適合者だ
汚れまくり 擦り切れだらけで とても本当に大切なものを
ポロポロと一つまた一つと失いながら
この幾多もの星屑達を数え 祈りを捧げ
明日を信じたいと 転がり続けているのだから
僕の唄を きっと自分にしか描けぬだろう世界を
一瞬にして君を微笑みから 寡黙へと変貌させてしまう
この汚れた街に蔓延る偽りと欺瞞と
決して屈することなく闘い 這いつくばり 叫びながら
寂れた何処かの街の片隅で
喉潰れようとも 真心を込めて これからも精一杯歌い続けていきます
お互いに焦らずにさ のらりくらりかわしつついこうよ
そう出来るだけゆっくりのんびりでね
きっと大丈夫だよ
しんしんと降り積もる雪を眺めながら お決まりのあの誰もいない公園で
凍えはしゃぎながら錆びれたブランコを懸命に立ち漕ぎしていた あの夜の煌きのように
きっと君はまた無邪気に笑えることが 出来るようになるだろうからさ
本当だよ 信じてみてごらん
いつも 本当にどうもありがとうございます 表現出来ぬ程の 感謝をしています
精一杯の心の花束を もう一度勇気にかえて 君の旅路に贈らせて下さい
全ての祈りを込めて…
降り止まぬこの天空を見つめ
今君 何を祈り 何を想う
Kaiより
追伸
憶えているかい
約束されたはずのあの丘陵で
一晩中二人毛布に包まれながら
膨大な流星達を数え 祈りを捧げたあの瞬間のことを
天の川のこの幾多もの煌めきの中で
きっと僕や君にしか見えないだろう星が存在します
そういうものは 誰にでも見つめられるものではないんだよ
きっと今この瞬間(とき)も瞬いていて 夜空の下一人立ち尽くしている君を
そっと優しく包み込み 見守ってくれているのだから
想い出は美しき優しさに包まれて 語りかけるから
街の風はいつまでも君に囁くでしょう
あるがままでいいのだと
伝えたかったのは優しさだったはずなのに
届けられなくてごめんね
あの丘の坂の木の下で
今日も誰かが誰かを想い ひっそりと待ち続けているのだろう
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