「クッキーサンドは壊れやすい」

クッキーサンドは壊れやすい。


女の子は、甘いお菓子が好きな生き物だ。

ふわふわなわた菓子好きだろ?

映えの良いモノが好きなのは何も女の子だけじゃない、俺だって甘いお菓子や映えの良いモノや…


コレは甘えなのだろうか?


彼女の名はクランナミネ。


俺はクランレオ。


レオはいつもナミネに振り回されていた。


ナミネとレオはある日喧嘩した。

ナミネは言う。

「コレステロールの塊の分際でわたしに逆らうつもり?!文句があるならそのワガママボディを何とかしたら!?大事にされたいなんて貴方クッキーサンドみたいに壊れやすいのね。貴方と居ると息がつまる。貴方は今日からかクッキーサンドって名乗ったら?」


ナミネが怒る時必ず体型の話しを出された。


ナミネなんて…


いつの間にか息苦しい関係。

終わりが見えだした。


着てるモノを脱いでナミネに別れを告げに行く。


また、駄目だった。


所詮人は見た目、


ナミネも見た目を見た。


だから最後にちゃんと別れる為に本当の姿で逢う。


本当のクランレオは、細くて色白で筋肉質なイケメンなのだ。


レオを見ながら、ナミネは


「やっぱりクッキーサンドだった。壊さなきゃ素顔見れないんだから。別れても良いけど、クッキーサンドは壊れやすいのよ?良い?クッキーサンドは壊れやすい。バレバレよ」


最後までクッキーサンドだった俺。


数年後の夏、


そこにはクッキーサンドなコレステロール塊な俺と妻の姿。


ナミネと街ですれ違う。


彼女は、透明で、そして美しい笑顔で


「わたしを忘れなさいクッキーサンド。」

そうして彼女はやっと天に昇る。


彼女と別れた日の次の日、真実を知る。


彼女と別れた日が、


彼女の余命最終日だった。


眠る彼女は、


優しい顔をして俺を見守る。


妻が出来て子も出来たのち、夏に彼女は現れ言った。


忘れなさいと…