小股潜りの又市は、足力按摩の宅悦に、民谷又左衛門の娘、岩の仲人口を頼まれる。娘を手ごめにされた薬種問屋の依頼を受け、御先手組与力の伊東喜兵衛に直談判した際、窮地に立たされた又市らを救ったのが又左衛門だった。不慮の事故で隠居を余儀なくされた又左衛門は、家名断絶の危機にあるというのだ。しかし、疱瘡(ほうそう)を患う岩の顔は崩れ、髪も抜け落ち、腰も曲がるほど醜くなっていた。又市は、喜兵衛の1件で助っ人を頼んだ浪人、境野伊右衛門を民谷家の婿に斡旋するが…。



これのもとの話って、前テレビでやってたような・・・程度で詳しく知らないので、先入観はほぼなかった。

そのせいか、登場人物の言動、感情がストレートに入ってきて、とにかく痛かった。


裏側の欲望と邪念が深ければ深いほど、二人の愛情が際立って感じられる。

お互いを想い合うために擦れ違う、というのはごろごろあるけど、この物語はまったく安っぽくない。

悪役もただの引き立て役ではなくて、憎しみの描写にはものすごいリアリティがある。

多くの人物がいて、その一人ひとりの物語を細かく書きながら、すべてを伊右衛門と岩の悲恋に収斂した作者が怖いくらい。

妖怪は出てこなくても、こっちのほうが怖い・・・


結末はなんとなく分かるけど、「頼むからそうはならないで・・・」と思いながら読んだ。

でもあのラストが良かったのかもしれない。


四谷怪談が本当はこんな物語だったならな、と思った。


「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。



全体的に淡々としてる。

大どんでんがえしとかが無いぶん、より近い話に思えて、登場人物と自分をリンクさせられるかな・・・。

あれ、私がいる、みたいな。


読んだ後なんとなくさびしくしんみりしてしまう。

これが人生か・・・とか、そんなもんだよね・・・とか。


いじめがテーマの作品が多いから、ひょっとしたら中高生あたりが読んでみるといいのかも。


これ、大人になってからもう一回読むとまた違った感想が得られそう。

一曲歌うたんびに消費カロリーが表示されるのですん。


わたくし最近やっとDAMでやるようになったから気付くのおそかった(ノ∀`)


んで、私は7,5やら8,8やらの数字しか出なくて

「こんだけ消費したって意味ねーべ(  ´∀`  )」

と笑っておりましたが

友人は


15やら14やら


わたくしの二倍近い数字をたたき出しておりました。


だってめっちゃ声でかいんだもん。

隣で聴いてて思わず耳を押さえるくらい。


案の定三時間くらいで

「もう、のど痛い・・・。゚(●'ω'o)゚。」

とか。


当たり前だ。