最近集中について考えることがあります。

 きっかけとなったのは、読書に集中している自分に気付いたときでした。

 

 子どもから20代前半までは、どこでも集中して読書することができました。

 通学電車の中で、読んでいる本が面白すぎて、声を出して笑っている自分がいて、周りを見渡して、恥ずかしい思いをしたことが何度もありました。

 電車の中は様々な音や臭いや空気の流れが渦巻いていますが、全然気になりませんでした。

 目の前にある本の楽しさに引き込まれてしまっていました。

 集中力が最高潮だった時期なのでしょう。

 

 でも、いつからか電車やベンチ、図書館でさえ周りが気になって、集中で計なくなってしまっていました。

 それは、つい最近まで続いている状況だったので、かなりの長期間でした。

 

 なぜ、今になって以前ほどではないにしろ、集中力が高まってきたのかを考えてみました。

 

集中力とは

 集中力とは、「特定のものに対して、意識をフォーカスし続ける力」のことです。

 何かにフォーカスして、考えたり作業したりできる力のことでしょうか?

 

 最新の研究では、集中力を高めるトレーニングをしている人でおおよそ120分、トレーニングをしていない一般の人であれば長くて30分という結果が出ているのだそうです。

 もともと人間の脳は長時間集中しつづけることは難しい仕組みになっています。

 

 ネットで調べたところ、①気が散る環境、②身体的・精神的な不調、③何かの通知や誘惑、④マルチタスクの習慣、⑤目的や意義が不明確なタスク、⑥完璧主義的な思考、⑦情報過多による脳の疲労などが、集中力を妨げる原因であるとされていました。

 

私の読書の場合

 私の読書への集中度を振り返ってみたいと思います。

 

 集中できなくなった大きな原因は、家以外の場所での人々の動きや込み具合、音、臭いなどに、不快感を感じることが増えたことにあると分析しています。(①②⑤が当てはまりそうです。)

 また、読みたい本の内容が専門的になり、高度になってきたため、理解に時間がかかる、または、理解できるかどうかが不安である、という実情も生まれてきました。(①②④⑤⑥⑦などが当てはまりそうです。)

 

 その結果、いろいろな理由が絡み合って、集中できにくい自分になってしまっていたように思います。

 そんな時期が、とても長く続き、読書自体をおもしろく思えなくなっていました。

 

集中力がもどってきた・・・

 ところが、最近は、また楽しく読書出来るようになってきました。

 

 理由として考えられることは、睡眠の質が上がってきたこと、周りのわちゃわちゃを気にしなくなったこと、集中できにくいときは一旦やめて気持ちを切り替えること、目的をもって読書すること…などができるようになってきたからだと思っています。

 

 ストレスも上手に弱められるようになってきました。

 私の一番のストレスは、実は、誰か知らない人がすぐ近くに接近してくることです。

 そんなときに限って、私のどこかにその人の何かが当たるので、ものすごいストレスを感じるようになっていました。

 回数が減っているわけではありませんが、視線や姿勢を移して、空間に侵入される不快さをやわらげるようにしています。

 場合によっては、読書を中断したり、場所を移動したりして、対応しています。

 また、目的を持って読書の時間を過ごすようにしたことも功を奏しています。

 

子ども達の集中できないわけを想像する・・・ 

 私の読書に集中することについて振り返ってみましたが、教室や家庭で学習する子ども達も、様々な理由で集中できなくて困ているかもしれません。

 

 精神論で片づけられる問題ではないので、周りの人が、観察したり、話し合ったりして、原因となりそうなものを考えてみることは、対応を考えることができる一つの方法かもしれません。