さて、少々の時が流れ、2月も中旬に。
医大付属病院に行く日となった。

総合病院で紹介状と、内視鏡やCTの結果が入った
CD-ROMを持参。

元々、医大付属病院には、検診の結果を受けての
診察及び、検査予約と、初期状態で予約していたので、
担当の医師に、待ちきれなかったので、あらかた、
総合病院で検査を行った旨と、p53の推移に関しては、
こちらで追うように言われた旨、他に何か検査が必要ならば、
受ける旨を伝える。

医師の方は「他に検査するとすれば、PETくらいだね」とのこと。

その回答は、今回、がん検診を行うに当たって、
色々調べていたので、予想出来るものでした。

但し、適応となる、特定のがんに罹患された方以外は、
自費で10数万円かかる旨も調べていました。

「その通り、非常に高額だし、胃腸などは、
今回、検査済みの人の目による検査に劣る」とのこと。

他にも、苦手な箇所などあるのですが、
PETの説明自体は割愛。

受ける価値はあるかどうか聞いたところ、
「自分は、何も出ないと思う。もちろん、確約出来ないけど。
それに高額なので、半年~1年後に、再度、
腫瘍マーカーの検査をして、数値が上がっていてからでも、
遅くはないと思う。
言ったように確約は出来ないが、進行性のがんがある
可能性は低く、また、あったとしても、PETでも
発見出来ないくらい小さいものだと思う。
但し、特定の箇所に限って検査をされているので、
全身的な検査を受けることは意味はある」とのこと。

ここで、もう、大丈夫だからとスルーする人も、
どうせならと思う人もいるでしょう。

自分は、後者でした。この時は、もう、
自分に、悪性の腫瘍は見付からないと
思っていたし、少なくとも発見出来る
大きさのものはないだろう、と。

しかし、もう、こうなったら、この機会に
少しでも心配を減らしたいという気持ちが
勝りました。
確かに、検査続きのところ、懐も寂しい、
今行うことの意味合いは低いと思う。
でも、自分の体なので、自分が納得するまで、
やっておけ、と思い、受けることになりました。
大腸内視鏡より3日後。肺及び内蔵のCT検査。

これは、内視鏡と違い、苦しい思いはしないため、
検査自体に余計な負担を感じずに済んだ。
事前に調査したところ、造影剤を使うことが
一般的とのことだったが、使用せず。
予約をした際の医師のテンションからして、
そこまでしなくても、というところなのかも
知れないが、どうせだったら、詳しく調べて
欲しかったな、と思う。
これは、全ての検査が終わったら、意図を
聞いてみたいところだ。

その4日後、胃の内視鏡検査がやってきた。
同日に、全ての結果を聞く予定だ。
検診結果から、2週間が経とうとしていたが、
非常に長かった。
とは言え、一般的には早い展開なのだろう。
平日に休暇を取れた、自身の職場に感謝。

胃の内視鏡検査も終了。
腫瘍、潰瘍もなしとの技師のお言葉。

その後、直接聞いていないCT検査の結果とともに、
予約を取った医師から、総括が行われた。

結果、全てにおいて異常は認められず。
一安心するとともに、では、なぜ、
p53(SCCは喫煙の影響の可能性が高いとのこと)が
高かったのかという疑問。

初診の際と同じく、p53に関しては、
医師の方も詳しくなく、概要は知っているが、
信頼性はまだまだ低いとのこと。

というわけで、ネットで多くの方が記していたように
「何で高値なのか分からない」との結論に。

今回の検査の結果と紹介状を書くから、
後は、検診元の医大付属病院でp53を
始めとする経過を見てもらうと良いとのこと。

検診結果を受け取ってから、1ヶ月後に
予約していた医大付属病院の診察も
2週間後となっていた。

ついでに、慢性の前立腺炎があるので、
それも念のために調べて欲しいと依頼。
この結果報告より、数日後にPSAの検査と触診、
さらに数日後にPSAの結果を受けるが、
問題なし。

後は、医大付属病院に行くだけだが、
まあ、もう、この時点で疑いがあった
箇所は調べたわけで、大丈夫だと
思えていた。
良かったと、心から思えた。ホッとした。

もちろん、腫瘍マーカーの結果という微妙なもので、
さして高値だったわけではない。
年齢も、若いとは言えないが、30代。
心のどこかでは、大丈夫だと思ってはいた。

同時に、喫煙を始め、不摂生などの生活習慣もあるため、
可能性があるのではとも思っていた。
他人が、同じような結果だったら、「大丈夫じゃない?」と
言える程度のことのだが、やはり、自身のことなので、
心配は拭えなかった。

騒ぐ程のことでもなかったと、後になっては思えるのだが、
健康の大切さは、やはり、こういった時にしか感じられないのだな、と
つくづく思い知らされた日々だった。
検診の結果をもらったのが2011年1月中旬。
総合病院にいったのが、その2日後。
その3日後という、思ったよりスピーディーな展開で、
大腸の内視鏡検査まで辿り着いた。

1年前にやっているので、特別に検査自体に
恐れはない。
検査工程に関しては、本題から逸れるので割愛するが、
自分は、この検査で大腸にまた、がん細胞を内包する
(これは、前回検査時の医師の言い方なので、正確には
どういう状態なのか分かりかねるが)、そんなポリープが
見付かるのでは、と思っていた。

以前、出来ていた分、最も、心当たりがあるからだ。

しかし、幸いにも、何も検出されず。

嬉しい反面、「では、食道?肺?」と、喫煙者の自分としては、
他の箇所への心配が生まれた。

ちなみに、今回、検診結果をもらってから、
十数年で初めての禁煙を行っていた。
世間の嫌煙と、至るところでの分煙、
頻繁な値上げが行われても、
「自分が禁煙するとすれば、体を壊して
必要に迫られた時だな」と思っており、
実際、その通りとなった。

自分の家系は、父方も母方も、がん家系ではない。
自身や両親の記憶を辿っても、がんが原因でなくなった
親類は思いつかないくらいだ。
ただ、このがん家系という括りも、調べれば調べるほど、
思った以上にあてにならないな、ということを今回、
初めて知った。

とは言え、がん家系ではない自分が、がんになるとすれば、
外部の影響か、生活習慣からの要因か→喫煙が原因か
→肺か食道が、やはり悪いのか?と心配になる。

とは言え、あと7日、全ての検査を終えるまで、
気にしても仕方がない。
まずは、大腸の内視鏡で何も出なかったことを
素直に喜ばなくてはな、と思った。
さて、驚きの結果をもらったわけだが、
SCC、p53ともに喫煙歴や、大腸ポリープ切除の経験があるため、
例えば、肺、食道、大腸などのがんを心配してしまう。

早速、同封されていた検診派遣元の医大付属病院に、
検査の予約の電話をするも、案の定1ヶ月先しか
予約が取れず。

ひとまず、予約は行うが、1ヶ月も悶々としていられない。

要紹介状レベルの総合病院で、予約を必要としない病院を探し、
数日後に行ってみる。

無記名の紹介状を、総合病院の医師に渡すと、
中には「胃、大腸の内視鏡の検査を行って下さい」と
書いてあるね、とのこと。

双方の検査を予約するとともに、肺がんの疑いも気になるので、
肺、及び、内蔵一式のCTを行ってもらうことに。

この際の医師、総合内科で担当は消化器科の方なのだが、
腫瘍マーカーの結果からの検査には、あまり興味がない様子。

確かに、ものすごい高値とは言えないし、そもそもマーカーは
現在、がんの方が測定することが目的であり、間違いもあれば、
個人差もあり、スクリーニング的なものではない。
p53に関しては「新しい検査で、うちの病院では取り扱っていない。
未知のことが多すぎるので、正直、これに関してコメントはない」とのこと。

まあ、多分、何もないよ的な発言。
仰ることは分かるが、やっぱり、こっちは心配なんだな。

全3種類の検査は、この予約の日から10日以内で
完了することに。
10日後に、何も出ないことを祈るとともに、
万が一のことを受け止める覚悟もしないと
いけないのだな、と。

ここまでに、家族や親しい人にはもちろん、
報告はしたが、皆「大したことなさそうだね」と
「仮に何かあっても、早く分かることになれば、
それで良いじゃないか」という意見が多かった。

まあ、自身が何も出ない内から、神経質に
なっているのは分かっているので、
同調して負の方向の意見をもらうよりは、
励まされて、ありがたかった。

そして、特にp53は調べれば調べるほど、
早期がん発見に有効なのは間違いないが、
場所が特定出来なかったり、相変わらず、
何も見付からない結果に終わる方の意見が、やはり多く、
医師の意見もあり、なかなか悩ましい
検査なのだなと感じる日々であった。
2011年も半月ほど過ぎた頃、
検査の結果が返ってきた。

まずは、一般的な血液検査や
胸部レントゲン、腹部エコーなどの
結果を見るが、問題なし。

ああ、私は康ですとその勢いで、
オプション検査の用紙を見る。

ここで、私のスペックを改めて
30代
前に前立腺云々書いているように、男性
喫煙者(十数年以上、1日20本)

また、これをご覧になっているということは、
ある程度、事前知識をお持ちの方々だと思うので、
詳しい説明は割愛。

そして、私は医師ではないので、その辺りは、
一般的なことや、曖昧なことしか言えないし、
間違いも述べてしまうかも知れず、
あくまで個人の所感であるので、
何の参考にもしないで頂きたい。

まず、CSA(大腸がん、胃がん、膵臓がんで高値になる可能性)は
基準値以下。

次に、SCC抗原(扁平上皮癌(食道がん、子宮頚がん、皮膚がん、
肺がん、頭頚部がんなどで高値の可能性)が
基準値1.5以下のところ
2.2

まあ、注意書きにも「喫煙者は上がる可能性があります」とあるし、
そんな大した乖離はない。まあ、まあまあ、これはこれで・・・。

p53抗体→基準値1.5以下のところ、
7.0

え!これは、ちょっと高いな。。

というか、p53て何だろう。検査前はそこまで、
認知していなかったな。

ググる。

「がん細胞をもつ人の体内だけに作られる抗体~
特に、早期がんに対しては従来の腫瘍マーカーの約10倍~」

え、「がん細胞がある人にのみ作られる抗体」
ってことは、程度はどうあれ、がんがあること確定ってこと?
「食道がん、大腸がん、乳がんなどに・・・」
食道は、上のSCCとかぶる部分があり、喫煙者は、がんに
なりやすい。
大腸は、1年前の件がある。うーん、何これ、がんなの・・・?

さらに、ググるググる。

医療機関、ドッグや検診キットのサイトでは、
似たようなことしかかかれていなかったが、
個人の方のブログや知恵袋、果ては、
無料の範囲で登録したアスクドクターズでは
「p53が高くて、精密検査したけど、
結局何も出なかった」
「まだ、新しい検査方法なので、
分からないことが多い」など、
少し安心するような情報ばかり。

少なくとも、自分のように
「p53が高くて、精密検査をしたら、
がんでした」というような記載は、
自分が調べた範囲では、発見出来なかった。

とは言え、それが安心材料になるかと
言われれば、そんなわけもない。
だって、p53の記述なんて、多くのサイトで
「がん確定」のような感じだもの。

しかも、結果に同封されていた
無記名の紹介状と、その紹介状を持って、
「総合病院、もしくは、今回の検診をやった
管轄元?の医大付属病院で、いち早く
精密検査を受けて下さい」との通知。

これは困ったことになったみたいだ。