逃げるのに慣れて臆病になった

死と比べてギリギリ生きてきた

夢なんか見たくないよ

何も持ってない 無力だから


過去を見て後悔しないのは

心底やりきったからじゃなくて

いつも生を実感してないのは

今生きることを諦めてるから


「傷付かなくていいよ

そんな傷は似合わないよ」

ずっとぬるま湯に浸かっていたい

身に余る程の時間と数億単位の細胞

廃れてる暇があるなら今すぐ死ねよ



壊れるほどもう努力できないでしょう

削った心と睡眠に景色が歪む

瞬きの快楽を貪り思考もできない脳

被害者なんかになりきれない


死ぬのが怖い 早く消えたい

そんな昼夜を擦り切れる程繰り返した

僕が僕じゃなければ

この存在の枠は立派な人間なんだろうな


何度も前向こうとした

その度心が追いつかない

病気じゃないのに痛む体を動かせない

毎秒脆くなり儚くはなれない

心が死んだ時体も死んでくれよ



自己嫌悪と自己愛の愛憎で満ちてる

無駄撃ち並に吐き出した言葉も

格好つけない意地で形にならない

現状維持以下に首を括る


変わらない今日に不慮の事故を

それで死ねたら万々歳

ただそんな夢はどこにもない

朽ちるまで変わらぬ自己に餞を

そして今すぐに死ね

どうせできないだろうけど