『プロジェクト大全』はトータル652頁
拙著『プロジェクト大全―独創的な発想が最高の成果を生み出す』が、
まもなく店頭に並びます。
その内容のメインとなるのは、
「プロジェクトはどうやって立ち上げるのか?」
「プロジェクトはどう進め、終わらせるか?」という
プロジェクトマネジメントの全容の解説と現場での活用法です。
『プロジェクト大全』の読者対象
本書『プロジェクト大全』の読者対象は、
これからプロジェクトを立ち上げる方、
プロジェクトリーダーを任された方、
次のステージを目指すプロジェクトマネージャー、
何らかの新規事業に携わる方
スタートアップから企業経営陣
投資家あるいは多くの利害関係者の方々です。
関係者全員が共通の知識と言葉を持つ
プロジェクトなるものの基礎知識、言葉遣いや進め方などの作法を
メンバー全員が共有している組織は無駄と行き違いが少なく、
成功率も高まる――これが私の経験則です。
だからこそ、本書はプロジェクトに関わるメンバーはもちろん、
ステークホルダーの皆さんにもぜひ手に取っていただきたいと思っています。
変更管理という作法
よくある話しです。
ウェブサービスをリニューアルするプロジェクトの終盤で
主要機能の仕様変更が突然決まりました。
締切まで残り三日。
開発者はコードを書き換え、
デザイナーは画面遷移図を描き直し、
営業はクライアント向け資料を差し替える。
チャットは緊急メッセージで埋まり、
誰もが自分の作業だけで手一杯になりました。
結局リリースは一週間延び、追加コストの交渉が長引き、
燃え尽きたメンバーも出たのです。
あの晩、全員が変更管理の共通手順と言葉を共有し、
影響範囲と優先度を即座に棚卸しできていたら、
混乱は半分で済んでいたでしょう。
現場の目線で解説
こういった事態でどうすれば良いか。
本書では「変更要求」のプロセスとドキュメントのフォームを用意し
どのように進めれば良いかを
現場目線で解説してます。
プロジェクトを動かすたびに感じるのは、
知識と作法を共有しているチームほど
冷静に変化へ対処できるという事実です。
『プロジェクト大全』には、
そうした共通基盤を築くための考え方と手順を凝縮しました。
ページをめくれば、仕様変更や合意形成の場面で使える
具体的なフォームやチェックリストが見つかり、
明日からの現場にそのまま持ち込むことができます。
もしプロジェクトの立ち上げや進行で迷う瞬間があるなら、
本書が静かに背中を押す一冊になるはずです。
店頭や Amazon で手に取っていただき、
読み終えたあとの気づきをレビューで共有していただければ、
とても励みになります。











