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KM90の修理です。なつかしいです。

30年以上前まだ、兵庫県でカワサキの営業マンをしているころに

そのころはカワサキにはZ2やW3はありましたが

ブームは去っていて売れず、田舎の高校生が通学の為乗れるKM90が

一番売れていました。その後Z400FXが大ヒットするまで

カワサキの主役だったのです。

オーナーからの不具合状況は2,3キロ走るとプラグが真っ黒になり

止まってしまうと言う事でした。

キックしてかけてみましたが、かかりません。

プラグを見ると真っ黒です。しかもガソリンでべしょべしょです。

「一応イリジュウムプラグです」とすこし誇らしげに言われていましたが、

一度真っ黒にくすぶってしまったプラグはもう元には戻りません。

(結構これでだまされている素人は多いのでは、プラグは新品にが基本です)

新品の普通のプラグに変えてかけてみました、かかりましたが、

すぐにプラグが濡れて止まってしまいます。

どうやら、キャブの油面が高いかオーバーフローしているようです。

みなさん、KM90のキャブは横に付いているんですよ、ご存知でしたか?

キャブを外してばらしてみると真ちゅう製のフロートの中に

ガソリンが入ってチャプチャプ音がしています。油面の高い原因はこれです。

オーナーが持っていた予備のキャブからフロートを取って交換してみました。

予備のフロートは大丈夫のようです。油面を調整して取り付けました。

アイドリングも安定してプラグもOKです。直ったようです。

でも、ウインカー、ヘッドライト、テール、ホーン全て作動しません。

もちろんバッテリーも死んでいます。どうするのでしょうか?

自賠責も切れていますこんな整備不良のバイクに乗るのでしょうか。

恐ろしい。ま、本人の自由だからね・・・