黙り込んだ透明と無言で悲鳴をあげるラジオ
薄い硝子一枚で無関係を主張している

その境界に住んでいるのだ

造られた風で揺れる植物
暗い地面を叩くサイレン

その臨界に潜んでいるのだ

外側から拭う事は出来ぬのだ
内側から触れようとも望まぬ

たかが薄い硝子一枚を見えぬように振る舞い
たかが薄い硝子一枚を布で覆うのだ

そうして呼吸を整えど

その境界に住んでいるのだ