「世界広布新時代第45回本部幹部会」(11日、巣鴨の東京戸田記念講堂)の席上、2001年9月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。
一、世界の心ある知性の方々が絶大なる信頼を寄せてくださっているのが、わが青年部なのである。
「創価学会の青年を見よ、ここに人類の未来の希望がある!」と。
そのように、手紙に書いて送ってくださった方もいれば、
著作や講演などで言及してくださった方もいる。
対談集『希望の選択』(『池田大作全集』第110巻所収)をともに発刊したアメリカの「核時代平和財団」のクリーガー会長も、次のように語っておられた。
「創価学会の青年の輝く瞳、輝く笑顔には、いつも心打たれます。そこには常に、何か新しいものを学ぼうとする探求心があります。常に社会に対する問題意識を持っており、常に、それに対する正しい答えを求め続けています。
社会から孤立し、反抗さえ示している青年が世界に多く存在するなかで、創価学会の青年たちの人生に対する姿勢は、異例とさえ言えます」と。
私も、まったく、その通りであると自負している。
私は、青年部の皆さんに申し上げたい。
わが青年部よ、創価学会を頼む、と。
胸を張って、これからも戦ってくれたまえ。
わが青年部の拡大が、そのまま、
人類の希望の拡大になるということを、忘れないでくれたまえ。
一、御書には、「日月天の四天下をめぐり給うは仏法の力なり」(1146ページ)――太陽と月が四天下(世界)をめぐるのは、仏法の力による――と説かれている。
一瞬も止まることなく運行し続ける大宇宙も、すべて、妙法の律動にのっとっている。
科学の探究が進むほど、仏法の英知と合致していくのである。
大宇宙の根源の音律たる南無妙法蓮華経を朗々と唱えながら、
社会の発展のため、世界の平和のため、人類の幸福のために、動き、
語り、行動していく。これ以上に崇高な人生はない。
一、先月(2001年8月)の16日、アメリカ航空宇宙局(NASA)が、宇宙空間にある「ハッブル宇宙望遠鏡」を使って撮影した、地球から約5000万光年も離れた銀河の写真を発表した。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、おおぐま座にあるNGC3079銀河。右下は中心部の拡大画像。噴き出したガス状物質が、くっきりと=ロイター
今回、NASAが撮影したのは、おおぐま座にあるNGC3079という銀河である。
円盤形をした銀河の中心部において、まるで煮えたぎる釜の中から泡が噴き出るように、高温のガス状の物質が噴き出ている様子が観測されたのである。
このガス状の噴出物は、およそ2000光年という高さにまで達している。それは、真っ赤な巨大な柱のように見える。
じつに、壮大なスケールである。〈光年とは、光の速度で1年間に進む距離のこと。1光年は、約9兆4600億キロメートル〉
そして、宇宙空間に放出されたガス状物質が、再び、雨のように銀河に降り注ぎ、やがて新しい星がつくられていく――というのである。
私たちの太陽も、かつて悠久の宇宙のドラマの中から誕生した。そこに地球も生まれたのである。
法華経には、壮大な宇宙観が説かれている。
一、何事も、エネルギーがみなぎるところに、新しい何かが生まれる。
広宣流布の組織もまた同じである。
中心者をはじめ、皆のエネルギーが赤々と燃えたぎってこそ、
「新しい人材」が生まれる。「新しい発展」が始まる。
「新しい戦野」が広がり、「新しい勝利」の歴史がつくられていく。
では、そのエネルギーとは何か。
戦いへ立ち向かう「勇気」である。
自分が率先する「行動力」である。
皆を守ろうとする「慈愛」である。
ある面から見れば、太陽も、宇宙それ自体も、生命を育む慈愛に満ちた存在といえよう。
さらに、断じて勝つという「執念」。
そして、自分たちの使命の天地で、必ず広宣流布を成し遂げてみせるという「決意」である。銀河が噴き出す真っ赤な火柱のような「決意」である。
その決意あるところ、きら星のような人材が連なり、
美しい銀河のごとき「団結」が生まれる。「調和」が広がる。
一、ともあれ、日蓮大聖人の仏法は、1000年、2000年という単位を超えて、「末法万年尽未来際」という宇宙的な次元のスケールに立っている。
有名な「報恩抄」には、「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし」(御書329ページ)と。
さらに「御義口伝」には、「今日蓮が唱うる所の南無妙法蓮華経は末法一万年の衆生まで成仏せしむるなり」(同720ページ)と仰せである。
末法万年の広宣流布から見るならば、
私どもの戦いは「いよいよ、これから」である。
この大いなる気概で、創価学会は前進したい。
永遠に「青年の心」で、生きて生きて生き抜きましょう!
きょうは、遠くから、本当に、ご苦労さま! ありがとう!
>2020.1.21
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「四条金吾殿御返事」日蓮大聖人御書全集P1181
題目を唱うる人・如来の使なり、
始中終すてずして大難を・とをす人・如来の使なり
~通解~
題目を唱える人は、如来の使いである。
また最初から最後まで、生涯、妙法を捨てることなく、
大難を受けても受持し通す人は、如来の使いである。
~池田先生の指導~同志への指針
最後まで貫き通す。ここに信仰の真髄(しんずい)がある。
いかなる逆境にも題目を唱え、正義を語り切る──
この人にこそ、仏の生命が脈打つ。
広宣流布は現実社会で、具体的な目標に挑む前進だ。
一人一人が「自分らしく戦い切った」と、
人間革命の歴史を刻むことが、恩師の願いであった。
共々に励まし、立正安国の使命の道を走り抜く先に、
民衆の歓喜の凱歌(がいか)は轟(とどろ)くのだ。
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「南条殿御返事」日蓮大聖人御書全集P1578
釈迦仏(しゃかぶつ)は・我(われ)を無量(むりょう)の珍宝(ちんぼう)を以(もっ)て億劫(おくごう)の間(あだ)・供養せんよりは・末代(まつだい)の法華経(ほけきょう)の行者(ぎょうじゃ)を一日なりとも供養(くどく)せん功徳は百千万億倍(ひゃくせんまんおくばい)・過(す)ぐべしとこそ説(と)かせ給(たま)いて候(そうろう)
~通解~
釈尊は 「私を、無量の珍宝(ちんぽう)をもって、
億劫(おくごう)という果てしなく長い間、供養するよりも、
末法の法華経の行者を、たとえ一日でも供養する功徳のほうが、
百千万億倍も勝(すぐ)れている」と説いておられる。
~池田先生の指導~同志への指針
妙法は、あらゆる仏を仏たらしめる根源の法である。
妙法を悪世末法(あくせまっぽう)に弘(ひろ)める
「法華経の行者(ぎょうじゃ)」ほど崇高(すうこう)な存在はない。
創価学会は「法華経の行者」が結集した仏勅(ぶっちょく)の教団である。ゆえに、学会を守り、学会のために行動しゆく功徳は、
無量無辺(むりょうむへん)である。
全世界の尊(とうとき)きわが同志に、
汲(く)めども尽きぬ福徳(ふくとく)あれ!
所願満足(しょがんまんぞく)の人生であれ!と、
私は真剣に祈り抜いている。
「秋元殿御返事」日蓮大聖人御書P1070
南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ現世安穏後生善処疑なかるべし、
法華経の行者をば一切の諸天・不退に守護すべき経文分明なり
~通解~
南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。
現世(げんせ)は安穏(あんのん)であり、
後生(ごしょう)は善処(ぜんしょ)に生まれることは
疑(うたが)いないことである。
法華経の行者を一切の諸天が、
不退(ふたい)に守護(しゅご)することは経文に明らかである。
~池田先生 同志への指針~
法華経の行者の祈りほど、強いものはない。
我らの不屈の題目と行動に呼応して、
一切の諸天善神も不退の誓いで護(まも)りに護る。
御本仏は全てを御照覧(ごしょうらん)である。
妙法に完璧に則(のっと)った創価の行進は、
自身はもとより縁を結んだ眷属(けんぞく)も福徳安穏で包み、
現在から未来へ幸福勝利の大境涯を開いていくのだ。
悔(く)いなく朗(ほが)らかに、祈り切り、語り切り、走り切ろう!
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「四条金吾殿御返事」日蓮大聖人御書全集P1185
敵(てき)と申す者はわすれさせてねらふものなり、
是(これ)より後(のち)に若(もし)やの御旅(おんたび)には
御馬(おんうま)をおしましませ給ふべからず、よき馬にのらせ給へ
~通 解~
およそ敵というものは、(その存在を)忘れさせて狙(ねら)うものである。今後もしも旅に出られる際は、馬を惜(お)しんではならない。
良い馬にお乗りなさい。
~池田先生のご指導~同志への指針
油断(ゆだん)と慢心(まんしん)に魔(ま)は忍(しの)び寄(よ)る。
「信心即生活」とは観念(かんねん)ではない。
惰性(だせい)を排(はい)して、具体的に勝ち取るものだ。
張(は)りのある勤行と教養ある生活リズムで健康管理を!
交通事故や火災に注意し、
悪縁(あくえん)を寄せ付けぬ、鋭(するど)き用心を!
栄光の人生を飾りゆく創価の賢者(けんじゃ)たれ!
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~蓮華~
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