大白蓮華 2017年(平成29年)8月号(No.814) 巻頭言

 

輝き光れ!若き宝の命よ               池田大作先生

 

広宣流布とは、現在を勝(か)ち、そして、未来までも勝ち開いていく、

「常勝」の大行進である。

 

その一切を担(にな)い立つ創価学会は、

たゆみなく人を励(はげ)まし、人を育(そだ)てゆく、

究極(きゅうきょく)の人間教育の大地なのである。

 

1956年(昭和31年)、あの関西の大関争でも、

私は草創(そうそう)の父母と共戦譜(きょうせんふ)を刻(きざ)みながら、

若き後継(こうけい)の友たちと、数え切れない出会いを結んだ。

 

その7月、晴れ晴れと民衆凱歌(がいか)を轟(とどろ)かせた直後に、

戸田先生と私は、はるかな未来を展望(てんぼう)した。

 

「人類の生命の土壌(どじょう)を深く耕(たがや)し、

幸福と平和に寄与(きよ)できる人材を、あらゆる分野に送り出すのだ」 と。

 

翌年の学生部誕生も、さらに私の代の未来部結成も、

この師弟(してい)の大願(だいがん)から出発している。

 

未来部一期生の友と一緒に学んだ御聖訓(ごせいくん)がある。

生死一大事血脈抄(しょうじいちだいじけっみゃくしょう)の、

「過去に法華経の結縁強盛(けつえんごうじょう)なる故(ゆえ)に、

現在に此の経を受持(じゅじ)す、未来に仏果(ぶっか)を、

成就(じょうじゅ)せん事 疑(うたがい)有(あ)るべからず」

(1337ページ)との一節である。

 

未来部の友は、いかに宿福深厚(しゅくふくじんこう)なる、

地涌(じゆ)の菩薩であるか。

皆を仏にする力(ちから)を帯(お)びた人たちなのだ。

 

法華経の妙荘厳王晶(みょうしょうごんのうほん)では、

二人の兄弟が母と手を携(たずさえ)、

信心に反対の父の王を妙法へ導(みちび)くドラマが描かれている。

 

父は、我が子は「我が善知識(ぜんちしき)なり」と讃(たた)え、

よくぞ「我が家に来生(らいしょう)せり」と感嘆(かんたん)する。

 

私たちも、未来部の宝の一人一人を、

「今この時、我が家に、我が地域に、我が国土に、

よくぞ生まれて来てくれた!」と、

最敬礼(さいけいれい)の心で励ましたいのだ。

 

胸(むね)を張(は)れ

    創価の後継(こうけい)

      堂々と

    学(まな)び照(て)らせや

       明日(あした)の地球(ほし)を

 

草創期、旧習深(きゅうしゅうぶか)き村八分など、

幾多(いくた)の苦労を重ねて、戦い抜(ぬ)いてきた、

山形県の尊(とうと)き父母(ちちはは)たちがいる。

 

私が未来部の結成を発表すると、

「みんな喜べ!正義の学会は、これで永遠に勝ち栄(さ)えていけるぞ」 と呼応(こおう)してくれた。

 

そして地域を挙(あ)げて、

「負けじ魂(たましい)の学会っ子」の激励(げきれい)に、

取り組み続けてこられた。

 

「座談会で励まし育ててもらった」という人材が、

きら星の如(ごと)く躍(おど)り出て、

全国の模範(もはん)と謳(うた)われる、

後継育成の伝統が築(きず)かれているのだ。

 

いずこにも、私の心を心として、

若き命宝(みょほう)の友を育んでくれる、創価のリーダーが光る。

 

とりわけ、未来本部長、21世紀使命会、教育本部、

学生部の進学推進部長などの方々の真心に、感謝は尽(つ」)きない。

 

 「どんな子も、かけがえのない宝だ。

必ず偉大な使命の人材と輝かせてみせる」―――

 

これが、牧口、戸田両先生から受け継(つ)ぐ、

創価教育の魂(たましい)である。

 

社会には、若人(わこうど)の心を傷つける悪縁(あくえん)が、

あまりに渦巻(うずま)いている。

 

だからこそ、時を逃(のが)さず声を掛(か)け、

じっくり耳を傾(かたむ)ける。

徹(てっ)して信じ祈(いの)り、見守(みまも)り続(つづ)ける。

 

――― こうした創価の教育カが、地域にとって、

どれほど貴重(きちょう)な「希望の眼目(がんもく)」となることだろうか。

 

大教育者のペスタロッチは教え子たちに語った。

「諸君(しょくん)は、自(みずか)らが考え、

自(みずか)らが信ずる以(いじょう)上に、

この時代に必要な大なる力(ちから)を持っている」と。

 

満(まん)を持(じ)して世界広布新時代に躍(おど)り出てくれた、

本門(ほんもん)の未来部を、

さあ誇(ほこ)り高く励(はげ)まし、育(そだ)てゆこう!

 

    「大白蓮華」『巻頭言』2017年(平成29年)8月号

          聖教新聞「SEIKYO ONLINE」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「日女御前御返事(にちにょごぜんごへんじ)」

      日蓮大聖人全集P1250

 

女人の御身どして法華経の御命をつがせ給うは釈迦・多宝・

十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなリ此の功徳をもてる人・

一閻浮提(いちえんぶだい)に有るべしや


~通解~
あなたが女人の身でありながら法華経を信仰し、

法華経の御命(おんいのち)を継(つ)いでおられるのは、

釈迦(しゃか)・多宝(たほう)・十方(じっぽう)の諸仏(しょぶつ)の

御父母の御命を継いでおられることになるのである。

このような大きい功徳を持っている人は、世界中に、他にいるであろうか。決していないのである。

 

~池田先生のご指導~

 

殺伐(さつぱつ)とした世の中にあって、

 

友の悩みに耳を傾(かたむ)け、幸(さち)を祈り、

励ましを広げる菩薩行が、どれほど偉大であるか。


妙法を語り伝えゆく功徳は絶大である。

一人も残らず、幸福にならないわけがない。

私と妻も題目を送っています。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「四菩薩造立抄」日蓮大聖人御書全集P989

 

総じて日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ、さだにも候はば釈迦・多宝・十方の分身・十羅刹も御守り候べし

 

~通 解~
総じて日蓮の弟子といって法華経を修行する人々は、

日蓮のようにしなさい。
そうするならば、釈迦仏(しゃかぶつ)、多宝仏(たほうぶつ)、

十方分身(じゅっぽうぶんしん)の諸仏(しょぶつ)、

十羅刹女(じゅうらせつにょ)も、必ず守護(しゅご)されるのである。

~池田先生の指導~同志への指針


「日蓮が如く」──これが、創価の師弟の魂(たましい)である。
ゆえに、何があろうとも微動(びどう)だにしない。

 

いかなる大難にも、三世十方(さんぜじゅっぽう)の仏天から

厳然(げんぜん)と守られてきたのだ。


私は、今も日々、胸中の戸田先生と対話しながら、

大聖人直結の慈折広宣流布(じしゃくこうせんるふ)の道を

歩み抜いている。
この師弟の道こそ、永遠に行き詰まりのない、

所願成就(しょがんじゅうじゅ)の無上道(むじょうどう)であるからだ

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「兄弟抄」 日蓮大聖人御書全集P1088

 

「心の師とはなるとも心を師とせざれとは六波羅蜜経の文なり」


~ 通解~


「心の師となることはあっても、自分の心を師としてはいけない(弱く醜い心のままに行動してはいけない)」とは六波羅蜜経の文です

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

下矢印ランキングに参加しています。応援ありがとうございます。

PVアクセスランキング にほんブログ村

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

<教学> 生命論 「 十界論 」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

女性に贈る100文字の幸福抄 [ 池田大作 ]

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

ダウンランキングに参加しています。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

誹謗中傷、批判が目的の方へ向けて 書くことは、

今後も、一切ありません。ご訪問を、お断りいたします。

* 詩をはじめとする当ブログサイトの全ての記事の著作権は放棄していません。無断使用、無断転載をお断りします。コピーも含む。

                 ~蓮華~

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

 「ネットトラブル解決支援 リンク集」

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*