性暴力サバイバー自助グループとは
だれ?
サバイバー自身。名乗りは本人。
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「女性限定」「セックスワーカー限定」など参加者で決めることもできる。
どこで?
安全な場所。
公的施設/クリニック内の部屋などを借りる。↑
費用負担は誰が?
できるだけみんなで割り勘にしたいね。
なんのため?
なかまに会う。苦しさを分かち合う。
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守秘。ミーティングの言いっぱなし聞きっぱなしルール。
誰かだけ発言力が強くなる/弱くなることを防ごう。
グループをいつ始めていつ終わるのか
「ミーティングをしたい」「なかまに会いたい」と思ったら1人で始められる。
→安全に呼びかける方法を探そう。
「運営に疲れた」「今はなかまに会いたくない」と思ったらいつでも、運営人でも抜けられるようにしよう。
大切なルール
なかまを尊重する。
攻撃しない。批判、意見もしない。
名前や連絡先を明かさない(聞き出さない)。
ミーティング内のことは絶対に外に出さない。
政治活動(署名など)、経済活動(販売など)はしない。
女性•男性•トランスジェンダーなどを問わない「ミックスミーティング」についての注意点
自分が行った性加害の話をしない。仲間に配慮する。
私たちサバイバーはとても傷ついている。
傷ついているのにカウンセラーに、弁護士に、家族に、同僚に、理解されず毎日傷つけられている。
世界が白黒に見える。
何もかも無くなってしまえと思う。
自分が消えてしまいたい。
誰も信じられない。
誰も助けてくれない。
みんな大嫌い。
愛されたい。
満たされたい。
独占したい。されたい。
支配したい。されたい。
暴力から逃げたいのに暴力に近づいていく。
そんなとき、なかまがいる。
同じ気持ちのなかまが、いる。
それが自助グループです。
そんな私たちだからこそ、もうグループでは傷つかない、傷つけないルールを作ろう。
力の支配をやめよう。
危うい私たちだからこそ、電話もLINEも個人的にはしないでおこう。会いたい気持ち、助けたい気持ち、助けてほしい気持ちはミーティングで分かち合おう。
次まで生きる約束をしよう。
もしなかまが死んでしまっても、誰のせいでもない。でも、再会の約束をしよう。
生き抜こう。
愛し、愛されよう。
私たちサバイバーはめっちゃ弱くて誰よりも強い。
by 宙• 美樹•やかちゃん•無名
サバイバーからのメッセージ
まったく予期せぬ形で加害者と再会した。向こうは私には気づかない。
そもそも向こうにすれば被害でも加害でもないし、私のことなど思い出しもしないだろう。
30年経っていた。すごい時間。あのとき、私は18歳だった。
被害だと気づき、苦しみはじめたのは数年後。
許されない、美化できない周囲への依存とやつあたりが続き、自助グループを始めた。
自助で、私はハッとした。依存も八つ当たりもしてはいけない。
「私の受けたことなんて被害でもなんでもない」
「私が悪かった」と思っていたのが、
「私は悪くない」「私はつらい」「私も被害だと言っていい」という言葉と納得を手に入れることにつながった。
なかまたちと出会えたから。
自助グループで、
私は相手を大切に思うことと自分が大切に思われることを経験した。
それは。それまで味わったことのない優しい時間だった。
何度も「あのとき」何があったのか、何を感じたのか、以降ずっと続いていることは何か、を見つめた。
だから、30年経ってもそれを思い出すことができる。
フラッシュバックとは違う。相手に憎しみが起きるのとも違う。
複雑な感情だけれど、あぁ、私は乗り越えたのだな、と思う。
自分を切り刻み誰かを途方もなく傷つけるしかできなかった暗闇を。
18歳の私と今は老人であるその人を頭の中で見比べる。
あのとき、やっぱり私は悪くなかった。
自助グループをずっと大切に思ってきたのは、
なかまたちへの恩返しだったのだと今は思う。
なかまが私の痛みと私の存在を肯定してくれたことは、私の生死に関わることだった。
恋人や友人やカウンセラーが同じことを言ってくれても、なかまの存在とは意味が違っていた。
それくらい、わたしはなかまに生かされた。
なかまに対してだけは、ウソを言ってはいけない、死んではいけない、と思える。今でも。
「『ベイマックス、もう大丈夫だよ』というまで離れられません。」
アニメ「ベイマックス」のセリフ。
ケアロボットよりも自助のなかまは強い。助けてはくれない。依存してはいけない。
なかまの前では「なかま」で居なければならない。
だから、私はみんなに伝えたい。
「みんな、私のもう大丈夫だよ。ありがとう」
by やかちゃん
自助グループに参加し立ち上げて
仲間と出会い、分かち合う中で、
同性である女性への不信感が少しずつ薄れていきました。
それまで、加害者である父よりも、
守ってくれなかった母への不信感と恨みが強く、
その延長で、同性との関係が築けなかったり、
継続できなかったりでした。
私にとって、異性である男性の方が信頼でき、親しみが持てました。
仲間と出会い、苦しみや悲しみを分かち合う中で、
同性に対して、少しずつ、心を開き、信頼できるようになりました。
また、人との距離のとり方、
境界線のひき方を学ぶことができました。
自助グループの中では、言いっぱなし聴きっぱなし、
批判もアドバイスもない中で
文字通り、自分が自分を助けて癒してくれました。
浮かんだり沈んだりしながら、傷とともに生きて、
私なりに私らしく、サバイブしています。
癒しや回復は、行きつ戻りつ、らせん階段を上がっていくように、、、。
by 宙(そら)


