空海が命をかけて伝えたもの

私は最近、
空海という人物に惹かれています。

最初は、

お坊さん。

高野山を開いた人。

そのくらいのイメージでした。

でも知れば知るほど、

空海が本当に伝えたかったものは、

もっと深いところにあった気がするのです。

空海は、
中国へ渡り、

命がけで学びました。

今のように飛行機もありません。

海を渡るだけでも、
命を落とす危険がありました。

それでも空海は行った。

なぜでしょう。

きっと、

自分のためだけではなかった。

多くの人に伝えたいものが
あったからだと思うのです。

空海が伝えたかったもの。

それは、

「人は本来、
尊い存在である。」

という事だったのかもしれません。

私達はつい、

足りない自分を探します。

もっと頑張らなきゃ。

もっとすごくならなきゃ。

もっと認められなきゃ。

そうやって、
外へ外へと求めてしまう。

でも空海は、

答えは外ではなく、

自分の内側にもあると伝えました。

それは、

特別な能力を持つ事でも、

誰かより優れる事でもありません。

本来の自分へ戻る事。

その中に、
光があるという考え方です。

私は昔、

覚醒したら幸せになれる。

何か特別な力を得たら変われる。

そう思っていました。

でも最近は違います。

安心して生きる。

好きな事を楽しむ。

自然を感じる。

笑う。

そんな当たり前の時間の中に、

本当の豊かさがある気がしています。

空海もまた、

何かを増やし続ける事ではなく、

余計なものを手放し、

本来の自分へ戻る事を伝えていたのかもしれません。

だから今、

禅や日本の心に惹かれる人が増えているのでしょう。

私達は、

何かにならなければ幸せになれないのではなく、

本来の自分へ戻る事で、

安心を思い出せるのかもしれません。

空海が命をかけて伝えたもの。

それは、

「あなたは、
そのままでも尊い存在です。」

という、

とても優しくて力強いメッセージだった気がするのです。

そして私は今、

そんな日本の心を、

もう一度感じてみたいと思っています。