昔の日本には、
「八百万の神」という考えがありました。

山にも。
川にも。
風にも。

そして、
人の中にも、
神聖なものが宿るという感覚。

それは、
“特別な人だけ”にある力ではなく、

誰の中にもある、
命の光のようなものだったのかもしれません。

でも現代は、
外側ばかりを見やすい時代です。

もっと頑張らなきゃ。
もっと認められなきゃ。
もっと成功しなきゃ。

気づけば、
自分には何もないように感じてしまう。

だけど本当は、
人は最初から、
何かを持っているのかもしれません。

優しさ。
安心。
誰かを想う気持ち。

それも、
立派な“神の力”。

日本神話の神さまたちも、
完璧ではありませんでした。

怒ったり、
迷ったり、
傷ついたりする。

でも、
揺れながらも、
また戻っていく。

だから私たちも、
完璧になる必要はないのかもしれません。

大切なのは、

「自分の中の光を忘れないこと」

なのだと思います。

人を安心させる力。

誰かを許せる力。

また立ち上がる力。

静かに笑える力。

それは、
外から与えられるものではなく、

本当は、
ずっと自分の中にあったのかもしれません。

神さまとは、
遠い存在ではなく、

“命の尊さを思い出させる存在”

なのかもしれません。

だから今日も、
自分の中にある光を、
少しだけ信じてみる。

それだけでも、
世界は少し優しくなる気がします。

弥栄。