声楽家・伴奏者育成コーチ
コレペティトールの香川紀恵です
おはようございます!
昨日は
「コレペティトールって何?」
を書きました。
昨日も書いたようにコレペティトールは
演奏会で伴奏もします。
上の写真は私が伴奏しているところです。
ピアノが弾ければどんな伴奏もできるのでしょうか?
ピアノが上手なら伴奏も上手?
整理していきますね。
①
コンサートピアニスト
ピアノのソリスト。
独奏、連弾、ピアノ協奏曲、室内楽のピアノ担当。
作曲者も
ピアノの特徴を生かすように作曲。
②
歌曲の伴奏者
作曲者は「声」と「ピアノ」の特徴を生かすように
作曲している。
ピアニストとしての技量も求められる。
③
オペラの伴奏
作曲者は基本的に「声」と「オーケストラ」で
演奏することを想定して作曲。
オペラの伴奏では
「総譜」と言われる全ての歌手やオーケストラのパートが
書かれた楽譜から
オーケストラの部分をピアノで演奏できるように
アレンジした譜を使う。
「ヴォーカルスコア」と言う。
「ヴォーカルスコア」は
全てが書かれている訳では無いので、
必要に応じて不足分を加える。
そしてが大きく違うのは
オペラの伴奏で求められるのが
「オーケストラの楽器の様な音で弾く」であること。
例えば金管楽器と弦楽器では同じメロディーでも
タッチも変えることが必要。
どちらかというと
指揮者の仕事に近いと言えるでしょう。
コレペティトールが
コンサートピアニストや
歌曲の伴奏者と異なるのは
「歌い手」にアドバイス出来る技術を
訓練されていること。
表現法であったり、発音矯正であったり、
練習計画であったり、メンタルであったり。
☆
オペラの伴奏を始めたばかりの時は
指揮者(私の師匠)から
「そこは弦のトレモロ!」
「それはトランペットの音!」
「オーボエはそんな音ではない!」
と次々言われて
「どうする?」
「どうしたらいい?」
「できる?」
の連続でした。
しばらく経つと
「ピアノは一人で演奏できるオーケストラなんだ」
と思うようになりました。
♪楽しいですよ♪
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