水色と白

水色と白

出戻りヅカファンがゆるゆると。

※タカラヅカファンのブログです。
フィギュアスケートの感想は、ほぼ冬季限定で気が向いた時に自分目線で書いているだけですのでご了承ください。

Amebaでブログを始めよう!

次にトートの明日海さんですが、超美形だしほぼ完璧と言って良い出来だったとは思うものの、シシィが私的に好みで無かったせいか、一番割を食っていたような気がしました。

好きな女性を手に入れる為だけに行動し、感情を動かし、拒絶されている姿に共感出来ないというか納得いかないというか。あーーまだ追いかけてるんだ・・・もっと良い女性が他にたくさん居るわよ、と何処かの母親のようにアレコレ画策したくなります。

役の印象は、若くて人間的で健全でやや傲慢な感じ。

明日海さんの持ち味を生かした役作りだったと思います。

ただ個人的にはもっと怪しく人外な感じがある方が好きだし、人間的なのは良いけれど若すぎなんじゃ・・・と思ってしまいました。最後シシィと結ばれる時に心配になっちゃったんですよ。人生経験豊富な年上女性と若くて純粋な王子様みたいで。多分私的にシシィが苦手だからこその姑目線の感想だと自覚はしていますけれど。

トートって役的に情報量が少なくてひたすら「黄泉の帝王」ドーン!!って感じなので、「若さ」ではない何らかのプラスアルファが欲しかったです。そういった意味ではトートはお披露目ではなくてトップを何作か経験してから演じてもらいたかったかな。

いろいろ書いたけれど、トートとしてかなりレベルが高かった上での贅沢な要求で、しかも私の好みの押しつけでもありますのでご了承ください。

歌に関しては全然問題なく、ロミオの時よりも上手になっている感じがしました。声が綺麗なのでとても心地よいです。

もっと歌い込めば今より幅広い表現が出来るようになりそうで、今後がとても楽しみ。



だいもんルキーニ

さすがに上手いです。

ルキーニはストーリーテラーとして軽妙でもあるので「ちょい悪兄貴実はイイ人風」になってしまう恐れもあるのですが、だいもんさんはちゃんと「ワケ有り」っぽい黒い雰囲気が常に出ていたのが良かったです。

そして歌ウマってのが素晴らしいです。

個人的にだいもんさんの歌はスローテンポの方が好みではありますけれど、それは次回に期待。

雪組でのだいもんさんが楽しみ!!

昨日書いた感想も本音ではありますが、今日は本音の本音を書きます。

基本的に私は歌ウマさんが好きなので、歌ウマさんには大甘、歌下手さんには激辛ですので感想はかなり偏ってると思います。ご了承ください。



まずはシシィの蘭乃さん。

前回のラストタイクーンでの出来が歌・芝居共にとても悪かったので覚悟を決めての観劇。蘭乃シシィは表面的には世間が理想とするであろう形を上手くなぞっているように見えました。でも心が全然見えず。見えた部分もありましたが、それはシシィでは無いような。普通の女の人みたいでした。

そして存在が少々地味かな。

これは以前から気になっていて、華とか存在感って何だろうと真剣に悩んだ事もありました。

だって蘭乃さんって見た目は綺麗だし背も高いしダンスも上手いから体の使い方も綺麗・・・だと思われます。もっと華を感じても良さそうなのに、何故かあまり目立たない。普段の公演ならそんなに気にならないのですが、さすがにシシィは特別な役。まずは華や存在感で観客の心をグっと掴むことが必要ですね。セリフだけですべてを表現するのは難しい役だと思います。


問題の歌については努力の成果が表れていたようで、とても上手くなっていました。でも声がひっくり返る率が前より高かったです。しかもマイクのボリュームが大きいのでひっくり返るとそれも拾ってしまって悲惨な事に。その度に現実に引き戻されるんですよ。1~2度ならまだしも、この日の午前の回は結構頻繁でしたね。午後の回はかなりマシだったから、観る回によって当たり外れがあるのかもしれません。

私は声がひっくり返る歌唱が苦手なので、これをされるくらいなら安定的に下手な方がまだ良いのにとひたすら耐えていました。


蘭乃さんを絶賛する意見も聞かれるので、世間的には評価されているのだろうとは思いますし、それを否定する気はありません。ただ私の好みではありませんでした。

9/11に花組の「エリザベート」をW観劇してきました。


私は外部のエリザベートは2回観ていますが宝塚版は初めてです。

宝塚版は映像で過去のものは全部観ていますが、生の舞台を観たいとずっと思い続けていましたので、今回願いが叶って感無量です。


花組「エリザベート」 は、全体的に丁寧で破たんは無く、とてもレベルの高い作品に仕上がっていました。

トート、ルドルフ、ルキーニと主要人物3人が歌ウマ。

トート閣下は誰もが納得の美しさ。

他のメンバーも歌ウマ揃い、美形がいっぱい。

一番心配していたエリザベートの蘭乃さんは思っていたよりも歌えていたし、まあまあの出来だったと思います。


こんなにも素晴らしい作品を、メンバー全員でハイレベルに作りあげる事が出来るなんて、宝塚って本当に凄い劇団だと思います。

そしてこの作品が持っている魅力と広がりと奥深さに衝撃を受けました。

小池先生ってやっぱり天才だわ。


ちなみにこの日の午後公演の最後に、来場200万人達成記念のセレモニーがありました。残念ながら200万人目にはなれませんでしたが、観劇者全員に記念品のプレゼントがありましたよー。やったー。


宝塚の「エリザベート」は世界に誇って良い宝です。

ぜひ多くの人に観劇してもらいたいですね。


大好きだった壮さん、あゆっちさん、まっつさんが退団され、寂しい日々を過ごしています。


それでも先日花組のエリザベートは観劇しました。

とても素晴らしかったです。

感想はそのうち書くつもりです。


壮さん、あゆっちさんはどちらも好きだったけれど、最初はあまりコンビ萌えって感じはしなかったんですよね。でも組本の表紙撮影風景をスカステで見た時に初めてキュンとしました。さわやかでとても良い雰囲気。

最後はとても良いコンビで終わって、好きな2人がそんな風に終えていったのがとても嬉しいです。

それと同時にもっと見ていたかったという気持ちも湧き上がり・・・やはり3作は短いわ。


まっつさんはルパンに出演してから専科に移動してくださるのが私の理想でした。まっつさんファンの方はもっと違う理想をお持ちだったかもしれませんけれど。

あれだけの実力があるので、出来れば今後は外の舞台で活躍していただきたいです。

まっつさんの歌、美声を今後も聞きたいです。



そして本日、伯爵令嬢の特番!

制作発表の時、チギさんとみゆさんのあまりの可愛らしさと二次元っぷりに身悶えたので覚悟はしていたのですが、さすがにあれ以上は無いと思っていました。

でも甘かったです。本日新たな悶えが。


「鈍感さん」 おでこツーン


ひやーーーーー


テレビの前で声を上げてのたうち回りました。

わ、私を殺す気か!


制作発表にて、飛び跳ねて喜ぶコリンヌを笑って見守るアランは初出かな?この時のチギさんの笑顔がとても自然で、本気で「コリンヌ可愛い」って思っていそうな感じでした。

私もみゆさんの可愛らしさにノックアウトされましたよ。マジで。



退団ショックでブログを書く気がしなかったのですが、チギみゆのおかげで元気が出ました。

大好きな雪組で、三代続けてトップコンビが好きという経験が出来そうな予感にワクワク。


今後のチギみゆに期待大。

そして「伯爵令嬢」、 良い作品になりそうでとても楽しみです。



「ブラックメリーポピンズ」の感想です。

ネタバレありです。



次に舞台装置ですが、とてもシンプルで無駄がなく、それでいて驚きのあるものでした。

配置と色、全部計算通りというか。


舞台は白くて高い壁に囲まれていて、舞台後方の真ん中にとても大きな扉があります。

でも壁かと思っていたものは実は白いカーテンで、これが風に揺れて気持ちをあおったり、映像の土台になったり、メリーのシルエットを映し出したり(←足音効果音付きで超コワイ)

閉ざされた空間、以上のものを表現していました。


上方にはシャンデリアがあって、これが振り子のように揺れます。

後方の扉の横には赤い花を生けた花瓶。


舞台の中央には黒いソファ、壁際には黒い木の椅子。

黒いソファと黒い木の椅子は色がポイントですかね。

黒いソファの辺りがくるくると回ったので中央に盆があるのかと思ったのですが、他の場所もピンポイントで回ってたので、この作品用に仕掛けを取り付けたのかもしれません。



ざっくりと主要な装置の説明をしましたが、この装置を使った演出がとても効果的で素晴らしかったです。心理スリラーミュージカルという新感覚の作品というふれ込みでしたが、まったくその通りです。

ただちょっと残念だったのは、肝心の事件の真相部分が・・・ど直球。

何かものすごい大どんでん返しとか、思ってもみない展開が、とか色々考えすぎてしまって。真相が分かった時は あーーーやっぱそっちかぁ・・・ってなりました。


真相のエグみと洗練された演出とが合っていないように思ったのですよ。でもこの作品からは、二面性とか二重写しとか対比とかを感じるので、これはこれで良いのかもしれません。


つづく


「ブラックメリーポピンズ」の感想です。

ネタバレありです。



まずは曲ですが、インパクトは強く無いものの旋律が美しくて綺麗。曲の使い方も良いです。

最初の「むかしむかしの・・・」で始まる歌。

あれは童話を語っている風の曲調ですが、歌詞の内容は12年前の火事の概要。これで一気にブラックメリーポピンズの世界に引き込まれます。


アンナとヘルマンの歌がとても素敵。聞き入ってしまいます。

ここの旋律の一部を、違う人、違う場面、違うアレンジでも使っていたと思います。

ハンスが歌ってもう一度アンナが歌ってたと思いますが・・・ここで使うんだ・・・って思いました。

ただ、曲調が似ていただけで違う曲だったかも。これは私の勘違いかもしれませんのであしからず。


カッコーの歌は私が知っている童謡とは旋律がちょっと違ってて。

あれ?って思ってたら、知っている方の旋律が歌無しで流れていました。


記憶の歌も繰り返し歌われるので、こちらが催眠にかかりそう。


男性パートも女性パートも高音が多く、旋律も難しいので歌いにくかったと思います。

ですがみなさんしっかり歌えていたのはさすがです。

7/12に「ブラックメリーポピンズ」をW観劇してきました。


凄かったデス


1回目の観劇が終わった時点で消耗してしまって、同じ日に2回目を観劇する自信がなくなりました。

でも2回目の観劇時間が迫ってくると楽しみになってきて、結果的には全く問題なく観劇出来ました。


とにかく号泣。

2回目でもネタバレしてるのに大号泣。


お話の内容は重いです。

でも私は観て良かったと思っていますし、ぜひいろんな人にも観ていただきたいなーと思っています。


内容は好みが分かれるかもしれませんが、歌と演出と特に出演者は最高!!!ですよ。


ネタばれ含みます。

面白かったデスと言いながら、流れ的に雪丸様のカッコ悪い話から書き始めてしまったのでそのまま続けます。



秀吉殺害計画がずさんすぎる。


雪丸は秀吉殺害計画で慶次を取り込む為にまつを誘拐します。

でもまつが誘拐されたような気がしないんですよね。セリフではちゃんと誘拐って言ってるのですが。

これは初回から違和感があったのですが、2回目の観劇が終わって考えてやっとモヤモヤの原因が分かりました。

雪丸様、まつを誘拐して放置してるのはどうして?

私何か重要な事を見落としてるのかしら??


誘拐犯って、人質を拘束・監禁して自分の要求を突き付けて従わせるものだと思うのです。

ですからこの場合、雪丸はまつを拘束・監禁して慶次には 「この女を殺されたくなければ秀吉殺してこい」っていう流れが自然なのでは?

又は忍びらしく、人質に毒を飲ませて 「○時間以内に解毒剤を飲ませないと死ぬ」 と脅して時間制限付きで迫るというのも有りですかね。

せっかくまつを誘拐したのにあっさり慶次と一緒に逃げられてるし。

何の為に誘拐したんだか分かりません。


あと、どうして一緒に加奈も拘束しておかなかったのでしょう?

まつと加奈を拘束しておけばこの計画ってまあまあイケてたと思うんですけど。慶次だったらまつの為に秀吉を殺す事に一応同意すると思うのね。ギリギリまで活路を見出そうとはするだろうけれど、どうにもならなかったら殺そうとするんじゃないかしら?だってってまつとの約束を守るためだけに聚楽第で秀吉を殺そうとしてたし。

もしかして雪丸はその時の慶次をコッソリ見ていたのかしら?でもそんな描写は一切無かったからなー。


雪丸様、慶次がこの計画に乗ってくるという前提で話を進めすぎ。土壇場で計画がとん挫してグダグダになってヒロさんに泣きついて、殺してくれと言わんばかりに刀渡してやっぱり切られて・・・黒幕がヒロさんだからこの結末が一番てっとり早いのは分かるのですが、なんかちょっと酷いわ。



作者の都合で雪丸様が酷い事になっていますが、それでもやっぱり雪丸様はカッコ良いです。色気ダダ漏れなのは相変わらずですが、今回は最強ですわよ。


私的にツボだったのは、加奈との会話が終わって助右衛門が去った後、確かセリフから登場した雪丸様が雷鳴と共に登場。その後加奈に迫りながらの立ち回り。これがね、偸組の皆さんに囲まれガン見されている中で、肌が艶めくだの何だのと言いながらで・・・それでもって歌ったりもするのですが歌詞がね。罪がどうのこうの、体が覚えているとか、もうエロエロなんです。なんだこれ。

さんざん見せつけた後、やっと偸組の皆さんにはお引き取りで。大野先生ってマニアだわね。その後は濃厚ラブシーン、ひー。


盆が回ってのラブシーンってただでさえエロいのに、後ろは鏡で照明はピンクとか。

慶次とまつ、雪丸と加奈のカップルのラブシーンなのですが、ぶっちゃけ一組は不倫カップルで、もう一組は「体が覚えてる」カップルなので・・・特別すごい事してるワケじゃないんだけど、これもう完全に18禁ですわ。

私の席の周りは学生さん達でいっぱいだったんだけど、大丈夫かしら?ちょっと心配。

6/26に 「一夢庵風流記 前田慶次」「My Dream TAKARAZUKA」をW観劇してきました。


実はワタクシ、壮さんあゆっちさんの退団公演が大野先生って分かった時、ちょっと微妙だなーって思っていたのですよ。

大野先生って、地味で分かりにくくて面倒な作風(すみません)。小劇場で時間をかけて綿密に作品を仕上げていくイメージで、大劇場向きでは無いというか。

やりたい事が多すぎて全部が薄味になってしまう印象です。


それでも「夢の浮橋」はすごく良かったので期待出来るかなーとも思ったのですが、今回の題材は天下の傾奇者の前田慶次。突き抜けたド派手な作品に仕上げて欲しいけれど、大野先生の作風とは違いますよね。

まぁ、大野先生の作品は眠気を催す部類ではあるけれど、嫌悪感は無いし壊れても無いので安心感はあるかな。今回は完全オリジナルでは無いのもポイント高いです。


不安はあるものの、ショーは中村一徳先生だから安心だわ。


そんな風に思っていたのですが、芝居もショーもとても良かったです!!


ありがとうございます。本当に嬉しいです。



私は原作小説有りの舞台でも、いつも予習せずに観劇する事にしています。

小説を読んでそのイメージを持ったまま観劇してしまうと、それに影響されてしまって舞台作品を素直に楽しめないような気がするのです。

小説は書き手対読者のシンプル構造。私の場合は、ですが、小説は他の物に影響されずにどっぷりと浸れるので観劇後に読む方が二度おいしいのです。


「一夢庵風流記 前田慶次」 は前情報で 「分かりにくい」「先に小説を読んだ方が良い」 との意見もあったので、小説を先に読むべきかちょっと迷いましたが、分からない作品を作る方が悪い、と開き直って観劇しました。



多分大丈夫。分かったと思います。

(ここからネタバレアリです)



確かにちょっと分かりにくい部分もありましたが、作品的に全部完璧に分かる必要も無いんじゃね?って感じなので問題無しです。

逆に複数回観てしまうと作品のアラが見えてしまうというか。


雪丸様がカッコ悪いのがバレてしまいます。


初回観劇だと超カッコ良いのですけどね。

雪丸初登場シーンなんて、スモーク付きでせり上がり 「信頼を失った忍びほど惨めなものはない」 的なセリフ付!!

きゃーきゃー素敵ぃーって感じなのですが、2回目に観た時は 「お前が言うな」 って速攻ツッコミ入れちゃいましたよ。


だってね。雪丸って奥村家乗っ取りしようとしてバレて加奈に顔を切られて、その加奈が命乞いして(←ここのセリフが2回共うまく聞き取れなかったけどこういう事ですよね?)まつに許してもらって出て行ったんですよねぇ。

馬泥棒に失敗した弟より酷くないか?惨めじゃないか?

自分の失敗は棚上げですか、それとも忘れちゃった?って思ったら


「この傷が教えてくれよう」 (←これも初回ではきゃーきゃー)

・・・覚えてるじゃん。


新しい偸組の頭領は自分に優しく他人(弟)に厳しいです。

うーん。馬泥棒に失敗した弟が頭領のままで良かったんじゃないかしら?

弟さん、巨大化出来るみたいですし。


いろいろ書いたけれど、ワタクシ何か勘違いしてますかしら?

確認出来ないからちょっと不安。

5/24に星組公演 「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」 と 月組公演3部作を観てきました。


まずは 「太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~」 の感想から。


えーっと、かなり辛口になります。すみません。

とても面白かったのですが・・・木村先生、ちょっと迷走しちゃった?って感じです。海外ミュージカルを宝塚でやるのって、やっぱり大変なんだなぁというのを改めて実感したというか。

もうちょっとなんとかならなかったのかなー。木村先生は結構好きな演出家なのですが、今回は小池先生との力量がはっきり出てしまった感じがします。


ナウオンでの話によると、元のフランス版はコンサートっぽい感じだそうで。

超歌ウマな俳優さんが朗々と心情を歌い上げ、そのバックではフライングがあったり奇抜な演出があったりと、かなりスぺクタクルなミュージカルなのかなーと想像されます。

この作品、曲がとても素晴らしいのですよ。

素敵な曲を歌ウマが歌うというだけで、この作品って成功しているようなものだと思うのですけどね。

ぶっちゃけ、元のフランス版の方が興味あります。観てみたいです。



宝塚版が私的にちょっと残念な事になっていたのが何故か、考えてみました。

まずは1曲の歌が長い事ですかね。

途中で飽きてしまうのですよ。

余程の歌ウマでないとシーンを掌握し切れないのでは?

そこで演出に工夫があればまだしも、足りてなかったので聞いていてツラかったです。



次にセットですが、この作品では今回とても印象的なセットが組まれています。

百合の紋章が入った白い壁に楕円の額縁がついていて、くり抜かれた空間は奥行きがあります。

このセット、1枚の絵画のようにとても美しいです。

動きが少ないシーンではとても綺麗。

マリーが馬車に乗せられて王宮を去る所とか、奥から人が登場するシーンとか、奥行きの部分を上手く利用していて深みがありました。

でもずっと鎮座してて動きやしない。ぶっちゃけコレ邪魔でしょ。

かなり前方にあるので、セットと舞台の間には人がギリギリ3人縦に並べるかどうかくらい。

この作品、ダンスシーンがかなり多いので踊りにくそうでした。

しかもこのセットのせいでダンスの可動範囲が狭くなるし、フォーメーションも限られる。いつも同じセットのせいかせっかくの凝ったダンスシーンが全部単調になってしまっていました。


更に黒魔術のシーンでも同じセットなのが違和感。

なんか浮いているというか・・・悪の軍団が王宮に責め入ってきたのかと思いましたよ。まぁイメージは間違ってはいないのでしょうが。

黒魔術ってものは、奥深くでひっそりと派手に催すものだと思うんですけどね。前に出過ぎで恥ずかしいわ。

とにかく暗転しても暗転しても基本的には同じセットでちょっとイラっとします。よく見るとちょこちょこ変わってるので、暗転後は私はセットの間違い探しをしていましたね。


あとポップなシーンになると百合の紋章が光ったりもするのですが、それについての効果はあまり感じませんでした。それより観劇の最後の方になってから、舞台枠に沿った光る装置に気づいてビックリしました。


とにかくそう、この楕円額縁付の白壁セットがずっとそこにあるのが私は気に入らなかったのです。

ボーフォール候が鉄仮面を付けられるシーンはこのセットは無くなっていたので、移動は可能なんですよ。だったら盆を回す等、もっと流れを作って変化を付けて欲しかったです。