場所:神奈川県川崎市川崎区,横浜市鶴見区
扇町駅から折り返しの鶴見線に乗ります.
次はどこへ行くのかな?
安善駅まで乗って,大川支線に乗り換えます.安善駅の駅名は,安田財閥の創業者,安田善次郎から来ているようです.安田善次郎は浅野総一郎とともに,京浜工業地帯の生みの親として,多大な貢献をしています.
随分広い構内ね
大川駅に着きました.鶴見線大川支線の終点です.かつてはここから貨物線がたくさん分岐していたようです.付近の道路には線路が今も残っており,仮囲いで封鎖された工場敷地内へ向かって伸びています.駅名は製紙王・大川平三郎から来てるようです.
大川支線は運行本数が少なく,特に休日は輪をかけて少なく,7時台1本,8時台1本の次は18時台1本の合計3本しか運行がありません.そして,7時台の列車で乗ってきて,それを見送り,8時台の列車で戻ります.8時台の列車を逃すと,工業地帯の真ん中で夜まで途方に暮れることに・・・・・・なんてことは実はなく,10分ほど歩けば鶴見線本線の武蔵白石駅に到達できます.
午前中に乗れる最後の列車に乗って,浅野駅まで行きます.
この駅名はもしかして?
お察しの通り,浅野駅の駅名は,浅野財閥の創業者,浅野総一郎から来ているようです.駅舎はそこそこ大きいですが,無人駅です.写真右を手前に伸びるのが本線で扇町駅や大川駅へつながります.駅舎の向こう側に本線からの分岐があり,海芝浦支線が写真左方向へ伸びています.
浅野駅のホームは本線と海芝浦支線で分岐した後にあるため,2箇所に分かれています.同じ鶴見方面行きでも本線を走る列車と支線から来る列車で待つホームが異なるので注意が必要です.駅舎とホームの配置上のためか,海芝浦行きのホームは非常に広くなっています.あまりにも広すぎたためか,広場(?)の真ん中には手入れされた植え込みが作ってあります.また,改札口自体もやたら広いですが,その広さの割にSuicaの簡易改札出場2台,入場1台しかなく,大変すかすかしています.
(つづく)