鋼楽曲解説その３（M５ 関ヶ原）
ニューアルバム楽曲解説第３段です！
Newアルバム「鋼」がほしくなる楽曲メドレーをききながらお楽しみください！
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★楽曲解説
M5「関ヶ原」
米山入魂のアレンジ。時間もアイデアもふんだんに投入し、
時間にして約11分のハード・プログレを仕上げてきました。
米山氏があまりに難易度の高いアレンジを作成してくるので、
「こんどさぁ、一回・・・『米さんフリー』で曲つくりましょう！」（佳上）
と言ったのが、ちょうど2年前の今頃であったのを記憶しています。
その時の構想として、このテーマ、このタイトルしかあり得ない
と考えておりましたので・・・その時に
「テーマは満を持して、関ヶ原。タイトルも『関ヶ原』ね！」
と伝えた瞬間に、歴史に詳しい米さんはいろいろ察したらしいですｗ
佳上が、ベースとなるメロのパターン２つを米山氏に送った時の
いつもとは違う、不思議なヘッドアレンジ指示が以下の通り
＊＊＊＊＊＊＊（原文ままで記載）＊＊＊＊＊＊＊＊
仮題「関ヶ原」
その名の通りです。
基本打ち合わせたとおり、構成などすべて自由です。大作にしてください
（原文ではここに、ファイルダウンロードURLを記述）
ノーマルテンポ部で基本構成、倍テンポのところは 「大谷刑部突撃パート」 に使用。 仕掛け自由で、大筒ぶちこみ の表現の後、 小早川裏切りパートでノーマルテンポに戻ります。 ソロはさんでも、ブレイクでもなんでもいいです
この曲は史実なので、楽曲的なモノではなく、ストーリー上の構成指定があります。
家康視点（家康SAGAの中核）
布陣（罠）
開戦
西軍圧す
宰相殿の空弁当
大谷刑部突撃
大筒発射
小早川裏切り
敗走
終戦
という流れに沿って作成お願いします
＊＊＊＊＊＊＊（原文以上）＊＊＊＊＊＊＊＊
9つの楽章（楽章という響きがMYST.初）にで構成された曲は
いままでの、難易度の高い曲を鼻であざ笑うような、まさに内村航平選手もびっくりの最高難易度。米山氏が「自分のアレンジ代表作になるかもしれない！」と言い切っただけのことはあります。
アレンジ中の写真をみたら、DTMソフトが悲鳴を上げそうなトラック数・・・
テンポチェンジ、奇数の拍子、複雑なキメ、楽曲の起伏
どれをとっても、いままさにリサｰサル中の我々の頭を激しく抱えさせる大曲にしあがってますｗｗｗ
まず全員の「譜面が長い！！」
スライドさせるのも大変ですＷ
通常はリハ中、「６４小節目の部分で・・・・」と小節番号で伝達するのですが、
長すぎて何小節目かよくわからないので、
「宰相殿の空弁当のところの、４小節目」
とかいう、なんだかよくわからない指定がスタジオで交わされているｗ
ちなみに、関ヶ原の歌詞は当初家康の視点で書く予定でしたが、
佳上が、リメイクされた「銀河英雄伝説」にインスパイアされて、（いや、石黒監督版も好きでしたｗｗｗ）後世の歴史家が、歴史を俯瞰で語る方向で、比喩を用いつつ、戦全体うを時系列に歌い上げるように、歌詞を完成させました。
そしていつもどおり、判明してきた実際の史実よりも
「ステレオタイプな日本人の知っている関ヶ原の合戦」
を重視して、描写しています。
実際は小早川秀秋への大筒発射は
鉄砲斉射であったとか、
いや、それすらもなかったとか（最近有力）
むしろ、開戦早々に裏切っちゃったとか・・・
いろいろ言われていますが、
むか～～し故・松方弘樹さんが主演した「徳川家康」のドラマ時のイメージが鮮烈だったので、大筒発射にしました。
しかし・・・大問題が一つ。
実は当初この曲・・・・
サイズが16分くらいありました・・・・
どうしろと。。。。。
佳上米山協議で、削りに削って11分に・・・・
しかも・・・BONJOVIの「Dry County」よろしく・・・
「シングルバージョンも作ります！」
ということで。。。CDの収録を3曲減らしましたとさ。
新曲が少ないのはこの曲が大作になったが故なのですｗｗ
なにはともあれ・・・メンバー全員のライブへの不安とともに・・・
和装侍系音楽集団なら、
いつかはやろうと思っていた
「関ヶ原」
ついに完成しました。
・・・・・ライブがコワイヨ・・・・・
「鋼」レコ発ワンマンライブ
当日チケット取り置きは今からでも間に合います！
★和装侍系音楽集団MYST.ワンマンライブ2019冬★
「15周年大感謝祭」
会場：ライブステージ渋谷GUILTY
14時開場 15時開演
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目17-6
電話:03-3770-1130
ワンマンライブ特設ページ
http://www.kagami.tv/2009/06/oneman_live.html
チケットは下記の方法にてお求め頂けます！
1)チケット購入フォームから(PC,スマートフォン推奨)
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d4e35a92369414
2）Facebook、ツイッターにて直接メッセージを送信
・Facebookページ
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・ツイッターアカウント：@samurai_myst
3)電子メール info@kagami.tv に「チケット取り置き希望」と書いて送信。
・みなさまへのお願い
「購入のメールしたんだけど、返事がこないんです」というメールをいただくことがあります。そのような場合は、一度迷惑メールフォルダもご確認くださいますようにお願いいたします。
鋼楽曲解説その２ M2~4 俺が介錯仕り候！2019 ／月下の華2019 ／嵐を駆けろ
ニューアルバム楽曲解説第２弾です！
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★楽曲解説その２
M2「俺が介錯仕り候！ 2019」
言わずと知れた、我らの看板曲。3度目の録音。
今回は米山のハードなギターを大フィーチャーしております。
最近のライブ演奏に、かなり近づいたはずです！！
この楽曲だけではないのですが、アルバム全体を通して佳上は
今回、できるだけ「プレーン」な歌唱を心がけました。
感情豊かに歌ってしまうと、数年後恥ずかしくなることが多いのでｗ
きちんと歌詞をメロディに乗せて歌うことに専念いたしました。
M3「月下の華 2019」
作者である佳上が愛してやまない楽曲の一つ。2度目の録音。
ブラッシュアップ担当の米山のこだわりが満載な曲。
「打楽器」はティンパニーと、ウィンドチャイムのみ！
ちゃぴさんしげさんごめんなさい
というメッセージがMYST.回覧板に回されましたｗ
弦のオーケストレーションやEGソロの音色指定など、
「神は細部に宿る」指示で、美しく磨き上げられました。
とはいえ、前回の天如水同様、この曲を収録するには、
歌唱パートナーの承諾が必要・・・・
ということで、NYのしほりんに収録許諾のメッセージ！
白石さんの時は、大西洋上だったので大変でしたが、
東京ｰNYならいまの通信環境ならなにも問題になりません。
あっというまに快諾のお返事が届き、無事収録できました。
M4「嵐を駆けろ」
この曲のレコーディングセッションの時に、佐々木しげそが
「障害物競走の様な曲だ」
と評した、米山編曲による、キメッキメのテンションコード満載ハードロック。
通常ハードロックでは使わないコード満載。
の上に、全体でキメる箇所が異常におおい。
そんな、難易度の高い曲には、カープファンで歴史マニアの米さんが泣いてよろぶ、戦国の芸州大決戦、日本三大奇襲のひとつ、厳島の戦い。
毛利元就が主家である大内家を牛耳る陶隆房と戦い、それを滅ぼし、中国地方の覇権を握る一大決戦。。。。
その戦いの前夜、毛利軍は暴風雨を裂いて、密かに瀬戸内を厳島に渡り、
上陸するや、すべての軍船を安芸に返す、まさに「背水の陣」を敷くまでのシーンを切り取って歌詞にしてあります。
ライブで2度ほど演奏してるので、おなじみの方も多いと思います。
我々もさすがに曲に耐性がついて、この難曲を何の苦もなく演奏をできるようになっております。
「鋼」レコ発ワンマンライブ
当日チケット取り置きは今からでも間に合います！
★和装侍系音楽集団MYST.ワンマンライブ2019冬★
「15周年大感謝祭」
会場：ライブステージ渋谷GUILTY
14時開場 15時開演
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目17-6
電話:03-3770-1130
ワンマンライブ特設ページ
http://www.kagami.tv/2009/06/oneman_live.html
チケットは下記の方法にてお求め頂けます！
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鋼楽曲解説その１（M1 青の衝動）
ワンマンも近くなってきたとことで、恒例の
ニューアルバム楽曲解説をさせて頂きたいと思います！
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★楽曲解説
M1「青の衝動」
既に、何度もライブでは演奏されている、新しい我々の「アンセム」の一つであるこの曲の作成が提案されたのは2年前。
「そろそろ、ライブの最後のパターンに飽きてきたんですけど！」
と二ノ宮から訴えがあったのが、2017年の新年会の時でありました。
当然楽曲コンセプトは我々のそれそのもの。
ミディアムで押していきつつ、同主張転調をつかった佳上お得意のメロディで、あ～和装侍系音楽集団MYST.はやっぱこのパターンですよね！
って曲・・・・でいいから！
っていうけど、ライブの最後で使うテーマ曲みたいなのを
そんな簡単にはかけないよなぁ・・・・・
とおもって、考えているうちに秋頃になんとなく構想が固まって、
アレンジに回したのが2017年10月23日
なお、データによると、このときのアルバム構想には・・・
ニノ編曲担当新曲４
米編曲担当新曲４
紅蓮リメイク
常在リメイク
月下リメイク
介錯リメイク
と、なっている。ちなみに、某曲のためにこの構想は木っ端みじんになるのだが、それはこのあと来る、当該楽曲の楽曲解説を参照してほしい。
「青の衝動」の解説にもどると、
実は、メロディそのものは、「サビが出来てしまえば」いちばん得意なパターンでいいという指定であれば、さほど苦労しない。
そうなるとメロディーメイカーの問題としては
「3日間、録音せずに覚えていられるサビを作成すること」だけでした。
そこを突破すればあとは技術でなんとでもなり、
11月12日には二ノ宮からプロトタイプが届き、
微調整して、進行中のもう一曲とともに、11月30日にレコーディングセッションに入りました。
ここまでは早いんだよ！ここまでは！ｗｗｗ
そしてそのあと、歌録音用のデータを作るわけですが、
例によって、建築で言えば、基礎工事部分を担当するドラムの某氏からのデータが・・・・・
遅い！
到着したのが、年末ぎりぎり。
なんと歌録音のデータが来たのが正月3日・・・・
（音源整理担当米さんご苦労様です）
さて、歌入れ前に作詞にはいらねばなりませぬ。
ここで完成している歌詞は
「よみがえる情熱に」
この一言だけ！
コンセプトはあれど、言葉は紡がれていない状態です。
自分の心に刺さった名言の数々をひもときながら、
たどり着いたのは、「ガンダムUC EP3」
マリーダ・クルスのこの台詞
「例えどんな現実をつきつけられようと、それでもと言い続けろ。
自分を、見失うな」
それと、かつて教えを請うた二刀の師の言葉
「たとえ、銃をつきつけられたとしても、引き金を引いて弾丸が自分に着弾するまでのコンマ数秒の時間がある。あきらめるには至らない。命ある限りは闘うべきです。自分の運命とね。」
この二つをヘッダに置いて、思考すること1週間くらい。
わりと、素直に書き上げる事が出来ました。
（同時期に書いたもう1曲のほうがつらかった）
環境も言い訳にしない。
年齢は言い訳にしない。
突きつけられた現実に、気後れする心に
それでもと、言い続けろ。
命ある限り、運命に抗い、
なにより
己の情熱に嘘をつくな。
そんな、ものすごく
「和装侍系音楽集団MYST.」
らしい曲になったと思います。
「鋼」レコ発ワンマンライブ
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★和装侍系音楽集団MYST.ワンマンライブ2019冬★
「15周年大感謝祭」
会場：ライブステージ渋谷GUILTY
14時開場 15時開演
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目17-6
電話:03-3770-1130
ワンマンライブ特設ページ
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