ぼくが少年の頃、
父からたのまれて、店番をした。
父が帰ってきたとき、
強烈な西日が商品に当たっていた
帰って来るなり、それを見た父が、
「西日が当たってるやないか!」
「西日よけのテントを下げなあかんやろ!」
その時、反抗期の少年だった僕は、
息子より店のことの方が大事なんか~い
と思わず思った。
昨日の仕事帰り、
歩きながら強烈な西日を受けた。
そして、この記憶が甦った。
そして、父となり、孫もある僕は、
あのとき、父は、
人生のちょっとした知識を
教えようとしたのじゃないかと思った。
少年時代は、両親の話を素直に
聴くことができないものだけど、
いま自分が年を取ってみると、
色んな場面で、
父や母がとても有意義なことを
言っていてくれたとつくづく思う。
そして、父や母と、
いまゆっくり話ができればな~とおもう。