今日は、表面張力のふしぎ実験の2回目でした。
最初は逃げるコショウという実験です。
洗面器に水をはり、コショウをパラパラ。
水面にコショウが浮いています。
洗面器に水をはり、コショウをパラパラ。
水面にコショウが浮いています。
別のつま楊枝でもやってみましたが、今度は何も変化がありません。
どういうこと?
実は、最初のつま楊枝には先に洗剤(食器洗剤のJOY)がつけてあったのです。
水を作っている小さな粒はお互いに引っ張り合っています。
これを水の表面張力といいます。
これを水の表面張力といいます。
洗剤は、この表面張力を弱める働きがあります。
(界面活性剤といいます)
(界面活性剤といいます)
つま楊枝の先の洗剤がついたところの水は表面張力が弱くなってしまい、まわりの引っ張る力で外側に引っ張られていったのです。
テレビのコマーシャルでも油の浮いた水面に洗剤をつけると、油が外側に引っ張られて真ん中の水が広がるようなようすを見せています。その洗剤がいかにも強力なように見せていますね。
次は、表面張力が均一に引っ張っていることを目で見る実験です。
アルミの針金で直径20cmほどのわっかを作ります。
丸盆にシャボン液を入れて、アルミのわっかにシャボン液の膜を作ります。
濃い目のシャボン液なのでかなり丈夫な膜が張ります。
針金を上下させると膜がビロンビロンと上下します。
さて、このシャボン膜を壊さずに膜に穴をあけます。
どうすれば穴をあけることができるでしょう?
実は、糸を使います。
小さな糸の輪を作っておいて、シャボン膜の上にのせます。
アルミの針金で直径20cmほどのわっかを作ります。
丸盆にシャボン液を入れて、アルミのわっかにシャボン液の膜を作ります。
濃い目のシャボン液なのでかなり丈夫な膜が張ります。
針金を上下させると膜がビロンビロンと上下します。
さて、このシャボン膜を壊さずに膜に穴をあけます。
どうすれば穴をあけることができるでしょう?
実は、糸を使います。
小さな糸の輪を作っておいて、シャボン膜の上にのせます。
穴がまん丸にあいたことで、糸が均一に外側に引っ張られていることがわかります。
樟脳船というものがあって、船の後ろ(船尾、とも)の部分に樟脳のかけらを置くと船が走るというものです。
これと同じものを実験セットのプラシートとスポイトを使って実験します。
プラシートを船の形にはさみで切って、洗面器の水に浮かべて、スポイトで消毒用アルコールを一滴垂らします。
すると船が進みます。
これと同じものを実験セットのプラシートとスポイトを使って実験します。
プラシートを船の形にはさみで切って、洗面器の水に浮かべて、スポイトで消毒用アルコールを一滴垂らします。
すると船が進みます。
プラシートの船を水に浮かべたときは、船は均一に表面張力で引っ張られているので動きませんが、船尾にアルコールを垂らすとアルコールの表面張力は水の表面張力よりも弱いため、水の表面張力が前から引っ張る力のほうが強くなって前に進んでいきます。
消毒用アルコールのほかにもお酒やワイン、ウィスキーでも船は動きます。
もちろんシャボン液や洗剤を垂らしても同じように走ります。
もちろんシャボン液や洗剤を垂らしても同じように走ります。
船のほかにもプラシートでヘビも作りました。
しっぽにアルコールを垂らすとヘビがくるくる回ります。
しっぽにアルコールを垂らすとヘビがくるくる回ります。
次は、先ほどのアルミのわっかを使ってシャボン玉のトランポリンの実験です。
わっかのシャボン膜の上にストローで作った小さなシャボン玉を膨らませて、トランポリンのようにシャボン玉を上下にはじきます。
わっかのシャボン膜の上にストローで作った小さなシャボン玉を膨らませて、トランポリンのようにシャボン玉を上下にはじきます。
写真はうまく取れませんでしたが、うまくできるとおもしろい遊びです。
シャボン膜はとてもよくのびちぢみすること、シャボン玉どうしが強く触れ合っても簡単にくっつかないことがわかります。
シャボン膜はとてもよくのびちぢみすること、シャボン玉どうしが強く触れ合っても簡単にくっつかないことがわかります。
最後は、じっと浮かんでいるシャボン玉を作る実験です。
水槽に少し水を入れて、お風呂に入れて使う入浴剤のバブを金づちで粉々にしたものを入れます。
水槽にバブから出る二酸化炭素をためます。
二酸化炭素は空気よりも重いので水槽の下にたまります。
シャボン玉は空気よりは重く、二酸化炭素よりは軽いので、シャボン玉は空気と二酸化炭素の境目でとどまるはずです。
水槽に少し水を入れて、お風呂に入れて使う入浴剤のバブを金づちで粉々にしたものを入れます。
水槽にバブから出る二酸化炭素をためます。
二酸化炭素は空気よりも重いので水槽の下にたまります。
シャボン玉は空気よりは重く、二酸化炭素よりは軽いので、シャボン玉は空気と二酸化炭素の境目でとどまるはずです。
まず、二酸化炭素がどの辺までたまっているか調べます。
調べる方法は、マッチに火をつけて水槽の中に入れていきます。
マッチの火が消えたところまで、二酸化炭素がたまっていることがわかります。
調べる方法は、マッチに火をつけて水槽の中に入れていきます。
マッチの火が消えたところまで、二酸化炭素がたまっていることがわかります。
うまくシャボン玉をちょうどいい位置に膨らませるのがなかなかむずかしいのですが、
何回かうまくできました。
何回かうまくできました。
実験の後は、みんなでシャボン玉遊びをしました。
特別に、洗剤に洗濯ノリと水に溶かした濃い砂糖水(コーヒのシロップでもよい)を混ぜて作った、ねばねばシャボン玉液でシャボン玉を作りました。
ビロ~ンと大きなシャボン玉ができます。
特別に、洗剤に洗濯ノリと水に溶かした濃い砂糖水(コーヒのシロップでもよい)を混ぜて作った、ねばねばシャボン玉液でシャボン玉を作りました。
ビロ~ンと大きなシャボン玉ができます。