話題としては少々古いが、図書館でいくら待っても借りられなかったので書店で購入した。
読後感としては、
1.村上作品は徐々に読みやすくなってきている。(1Q84も読みやすかったがそれ以上に)
2.登場人物のその場その場における心象描写が比喩も含めて相変らず巧みであること。
(これがこの作者の真骨頂であろう)
3.最後のつくると彼女の行く末が分からないまま終わる。
(少しショックだったが読者で考えろというなら、この巡礼の旅を提唱したのは彼女なので付き合いは続くと感じた)それと色彩を持たないというのは単に姓に色がないというだけのことなのか。
KAZUSAGA