○2026年4月19日(日) マチネ(15:00-)   東京春祭プッチーニ・シリーズ vol.7
 プッチーニ「マノン・レスコー」 全4幕/イタリア語上演・日本語字幕付き 演奏会形式

昨日の「ルル」からファムファタール繋がりという訳でもないのですが...😅
プッチーニの初のヒット作にして代表作の一つ、「マノン・レスコー」ですがこれまで未見、以前から聴きたいと思っていた演目を漸く実演で聴くことができます
指揮者、歌手陣も一流どころ(とりわけ、デ・グリュー役のリッカルド・マッシに注目)を揃えているようなので、演奏会形式ながら楽しみに行ってまいりました

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○キャスト等:
指揮 ピエール・ジョルジョ・モランディ(Pier Giorgio Modandi)

マノン・レスコー(S) イヴォナ・ソボトカ(Iwona Sobotka)
レスコー(Br) ルーチョ・ガッロ(Lucio Gallo)
デ・グリュー(T) リッカルド・マッシ(Riccardo Massi)
ジェロンテ(B.Br) 湯浅貴斗
エドモンド(T) 大槻孝志
旅籠屋の亭主/弓兵(B.Br) ジョン・ハオ
舞踏教師/点灯夫(T) 糸賀修平
音楽家(Ms) 林眞暎

管弦楽 読売日本交響楽団
合唱 新国立劇場合唱団
合唱指揮 冨平恭平


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○感想:
いやー良かったです
何せ前日が無調、12音技法を浴び続けたものですから、今日の音楽の心地よさと言ったら(笑)
通俗的、大衆的と言われようとやっぱりプッチーニは良いです
美しく息の長い旋律、弾むようなアクセントのついたリズム、人々の賑わいなどの情景描写、合唱と独唱陣との掛け合いなど、プッチーニ印が満載の楽曲に加え、声楽とのユニゾンを多用した器楽伴奏が印象的でしたが、とりわけ2幕と3幕を繋ぐ間奏曲がとても美しかったです

もしプッチーニが本作以後オペラを書かなかったとしたら、「カヴァレリア・ルスティカーナ」や「道化師」のように本作が今でも結構頻々に上演されたと思いますが、何せその後の「ラ・ボエム」「トスカ」「蝶々夫人」などのメガヒット作に隠れて、本作の上演機会がさほど多くないのは残念なことです💦

キャストに関しても素晴らしかったと思います
まずタイトルロールのイヴォナ・ソボトカ、ただ1人譜面台を置いていましたが、譜面に首っ引きというほどではなく、表情をつけての歌唱。深い落ち着いた声色のドラマティックな歌声、強く歌う際の声量も十分でしたが弱音も綺麗でしたとりわけ4幕ラストのアリア「ひとり寂しく」の絶唱は胸を打ちました
そこそこのお年で貫禄もありますが、笑顔がチャーミングで20年前ならマノン・レスコーのイメージそのものだったでしょう(失礼💦)

期待のデ・グリューのリッカルド・マッシは声量はそれほど感じませんでしたが、声に色気のある良いイタリアン・テノールで、まずまずの出来だったと思いますやはり3幕の「ご覧ください、狂った僕を」はインパクトがありました
レスコー(兄)のルーチョ・ガッロは声量も声圧もあるバス・バリトン系の声色でアリアこそありませんが重唱で存在感抜群彼が登場すると舞台が引き締まる感じでした
このほか、日本人キャストも皆さん健闘していましたが、今日一番びっくりしたのは3幕、ジェロンテの家で音楽家が演奏するシーンでの林眞瑛さんの独唱が素晴らしかったこと女性にしてはかなり低めの強い、実に良く透る声コントラルト(アルト)の歌手は世界でも数少ないとHP上で紹介されていましたが、確かにちょっと今まであまり聴いたことの無いような歌声でもっともっと聴いて見たかったです😅

モランディの指揮もテンポ良くツボを心得たもので、全体に予定時間より少し早めに進んだのは彼もノッていたということでしょうか?^^;オケも合唱も良かったと思います
先日のをソワレはお客さんの入りはイマイチだったそうですが、評判が良かったせいもあるのか今日はそこそこの入り。終演時はブラヴォ、ブラヴァ、ヴラヴィが飛び交う大歓声で皆満足していたように思います次は、フルの舞台版で是非この演目を見てみたいものです

○評価: ☆☆☆☆

○2026年4月18日(土) マチネ(14:00ー)  東京二期会オペラ劇場 於:新国立劇場オペラパレス
 アルバン・ベルク「ルル」全2幕 原語(ドイツ語)上演 日本語及び英語字幕付き

未完ながら「ヴォツェック」と並ぶベルクの傑作とされる「ルル」、本公演は二期会として2021年8月以来の再演だそうですネット上のスチール写真等を見る限り、かなり意欲的、視覚的な演出のようですし、二期会としても力が入っている感じ
プロットを読んだ以外はほぼ初見の状態ですが、ベルクの演目に関しては、昨年11月に新国立で観劇した「ヴォツェック」が意外と😅聴きやすかったこともあり、それなりに期待して行ってまいりました


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○キャスト:
指揮 オスカー・ヨッケル(Oscar Jockel)
演出 カロリーネ・グルーバー(Karoline Gruber)
 
ルル(S) 宮地江奈
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢(Ms) 豊嶋ゆき
劇場の衣装係/ギムナジウムの学生(A) 持田温子
医事顧問(B.Br) 峰茂樹
画家(T) 岸浪愛学
シェーン博士(Br) 黒田祐貴
アルヴァ(T) 澤原行正
シゴルヒ(B) 山下浩司
猛獣使い/力業師(B) 菅原洋平
公爵/従僕(T) 市川浩平
劇場支配人(B) 倉本晋児

ソロダンサー 中村蓉

管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

○感想:
なかなか凄いものを見せて(聴かせて)もらいました😅
演出面では映像をうまく使って視覚、聴覚を一体的に刺激するような工夫がなされ、舞台美術は比較的シンプルながらマネキンをうまく使って男たちのルルに向けられる欲望を象徴。舞台転換は殆どありませんが、演劇的、審美的な構成が楽曲にピッタリ来ていた感じがします

演出の意図に関しては、web上でいくつか記事を見ましたが、魔性の女、悪女としてではなく、男たちの欲望や妄執の犠牲者、被害者としてルルを捉え、最終的にルルがそこから自由になって自分らしさを見つけて行くという発想のようで、なるほどと思いました。
演出家のカロリーネ・グルーバー氏は、今年2月に見た新国立劇場のオペラストゥディオ公演「ウィンザーの陽気な女房たち」でも演出・演技指導に当たっており、その当日会場でもお見かけしましたが、どうやらトランスジェンダー(クロス・ドレッサー?)のようですので、この演目(「ルル」)の演出にはそのような自己のアイデンティティや体験が影響しているのかもしれません

音楽の印象としては、「ヴォツェック」よりも聴きやすかった感じ時折調性を感じる旋律が挟まれ、器楽には時に華やかさを感じることも慣れとは恐ろしいもので、2幕の動きのない部分では、一瞬落ちかかっていました💦「ヴォツェック」の時も感じましたが、緊張感と昏さ、退廃感に満ちたこの手のお話は、こういう音楽は向いている気がします
(後で知りましたが、ラスト、歌い終わってからの器楽部分がやたらに長いと思っていたら、実は通常の二幕終了後にルル組曲が足された構成だったとのこと💦どこで終わったか分からず、お客さんもなかなか拍手ができないでいました😅)


ということで演出家の意図も含めてまだ消化仕切れていない状態ですが😅とにかく感心するのは、歌手の方々はこの調性のない音楽を良く暗譜できるなという点それだけでも偉業だと思いますが、今日の歌手陣は皆素晴らしかったと思います
タイトルロールの宮地江奈さんはリリックかつ芯のある強い歌声で、魔性というよりはルルの可憐さを引き出して演出家の意図を体した好演、準主役級のシェーン博士の黒田祐貴さん、アルヴァの清原行正さんも渾身の熱演で、オケも含めて最後まで出演者の熱量と緊張感が持続する演奏だったと思います。こちらも体に力が入りました(^^;;

ということで個人的にはなかなか面白かったのですが、ポピュラーな演目でないせいか、キャストが金曜・日曜の組(再演組?)と比べると知名度でやや劣る?(比較的フレッシュとも言えます💦)ためなのか、残念ながら土曜マチネにも関わらずお客さんは5-6割の入りでした

今回は2幕版ということだったのですが、折角なら3幕補筆版も見てみたいところ。グルーバー氏がもし3幕補筆版を演出したら、どういう演出になったかも興味の湧くところです


○評価: ☆☆☆★

○2026年4月5日(日) 15:00- 東京春祭ワーグナーシリーズvol.17   於:東京文化会館大ホール
 「さまよえるオランダ人」 演奏会形式 原語(ドイツ語)上演 日本語字幕付き

東京文化会館が5月から改修工事に入った後は春祭がどうなるか分かりませんが、当分の間は規模が縮小されることは間違いないということで、オペラ演目の第1弾として「さまよえるオランダ人」を観に行ってまいりました
昨年のウィーン国立歌劇場の来日公演、「ばらの騎士」で元帥夫人を演じたカミラ・ニールンドがゼンタに配されていることも含め、錚々たる顔ぶれがキャスティングされているということで、演奏会形式ながら、かなり期待しての観劇です

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○キャスト:
指揮 アレクサンダー・ソディ(Alexander Soddy)

ダーラント(B) タレク・ナズミ(Tareq Nazmi)
ゼンタ(S) カミラ・ニールンド(Camila Nylund)
エリック(T) デイヴィッド・バット・フィリップ(David Butt Philip)
マリー(Ms) オッカ・フォン・デア・ダメラウ(Oka von der Damerau)
舵手(T) トーマス・エベンシュタイン(Thomas Ebenstein)
オランダ人(Br) ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(Michael Kupfer Radecky)


管弦楽 NHK交響楽団
合唱指揮 エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
合唱 東京オペラシンガーズ

○感想:
いやー、素晴らしかったです
とにかく招聘歌手陣のレベルが高かったですドイツ語の発音は門外漢なのでわかりませんが、どの歌手も声量、響き、声の美しさともほぼストレスなく最後まで歌唱を堪能しました

注目のゼンタのカミラ・ニールンド、元帥夫人では比較的抑え気味の歌唱でしたが、今回は全開で重唱では男声陣を時に圧倒するほどの強靭な声でした弱音とのダイナミックレンジの大きさは凄いです
ダーラントもエリックも良かったのですが、ちょっと残念だったのはオランダ人のミヒャエル・クプファー=ラデツキーが譜面台に首っ引きだったこと基本、どの歌手も譜面台を置いての歌唱ですが、他の歌手はそれなりに演技をつけたり、観客の方を向いて歌っていたものですからそのせいか、オランダ人の声が一番飛んでこなかった気がします😅

個人的に一番驚いたのは、当初予定されていたカトリン・ヴンドザムから交替でキャスティングされたオッカ・ファン・デア・ダメラウで、出番は少ないながら、歌い出した瞬間から声の広がり、響き、豊かな声量に空気が変わった感じ正直、ゼンタの声よりずっと聴いていたかったです💦新国立でも是非呼んで欲しいものです

100人前後?男女合唱陣の出来も素晴らしく、舞台を大いに盛り上げてくれましたし、指揮のアレクサンダー・ソディもN響の持てる力をフルに発揮させてくれたように思います基本、オペラはフルの舞台で見たいのはやまやまですが、オケの音響という面では演奏会形式にもメリットがあることも再認識。加えて準備や経費の面で1流どころの歌手や指揮者を呼びやすいということもあるでしょうか^^;

ということで、残る「マノン・レスコー」と「ドン・ジョヴァンニ」も楽しみにしたいと思います


○評価:☆☆☆☆★

○2026年4月4日(土) マチネ(14:00-)  ジュゼッペ・ヴェルディ「椿姫」
於:新国立劇場オペラパレス 全3幕 イタリア語上演 日本語及び英語字幕付き 

新国立劇場での「椿姫」ですが、つい2年前に観た上に同じ演出ということで迷いましたが、ヴィオレッタが良さげだったのと、ロベルト・フロンターリがジェルモンということで参戦
とはいうものの早くもどんな演出だったか忘れているので💦それなりに楽しみにしつつ、しのつく雨の中、頑張って初台まで出掛けてきました😅

 

 

 

 

○キャスト

指揮 レオ・フセイン(Leo Hussain)
演出 ヴァンサン・ブサール(Vincent Boussard)

ヴィオレッタ(S) カロリーナ・ロペス・モレノ(Carolina Lopez Moreno)
アルフレード(T) アントニオ・コリアーノ(Antonio Coriano)
ジェルモン(Br) ロベルト・フロンターリ(Roberto Frontali)
フローラ(Ms) 谷口睦美
ガストン子爵(T) 金山京介
ドゥフォール男爵(Br) 成田博之
ドビニー侯爵(B) 清水宏樹
医師グランヴィル(B) 久保田真澄
アンニーナ(S) 花房英里子
ジュゼッペ(T) 高嶋康晴
使者(B) 塩入功司
フローラの召使(B) 徳吉博之

○感想:
いやー、ヴィオレッタのモレノ、良かったですどちらかというとリリコ・スピント系の声質で、やや高音が厳しそうなところもありましたが、響きの良い良く透る声で、強さや声量も十分で全体には良い出来だったと思います何よりも立ち姿に華がありました
背丈もありますし、まだ若く容姿に恵まれているとなると、ヴィオレッタ役にも説得力が増すところルッキズムと言われるかもしれませんが、もちろん実力が伴ってこそです💦それだけに、ピアノの上で寝そべった状態で歌わせたり(2幕1場ではアルフレードまでピアノに寝そべって歌ってました)、床に横たわった状態で歌わせたりと演出面には?が多かったです

演出と言えば、最初に見た時は、巨大な逆さにした魚篭のようなシャンデリアや鏡面仕上げの床に見とれましたが、慣れて仕舞えば、3幕を通じて高低差のない平面的で、舞台上の大道具としては3幕を通じてピアノくらいしかない(ピアノがソファやベッド代わり💦)と言う超シンプルな舞台は、演目から想像される華やかさという点でやや物足りなさを感じますし、全体を通じて舞台照明が暗く、人物が見えづらい点もややマイナスでした

キャストに戻りますと、アルフレードのアントニオ・コリアーノは間違いなく声量はありますし、声も悪くなく、押し出しも良いのですが、歌唱が不安定で危なっかしさを感じることも度々で、アルフレードらしいと言えばそうなのですが💦微妙な出来でした
他方、ジェルモンのフロンターリは貫禄の出来で、相変わらず美しいスムーズな歌声は健在強烈さはありませんが、威厳を保ちつつ家族思いの老父、郷紳を好演、流石でした

ということで、タイトルロールの艶やかさで盛り上がった本公演ですが、この演出ではもういいかなという感じ💦もっとも魅力的なヴィオレッタがキャスティングされれば、また観にいくかもしれませんが😅

○評価:☆☆☆★

 

○2026年3月28日(土) 10:35-  

MET LIVE VIEWING 2025-2026 ベッリーニ「清教徒」
於:新宿ピカデリー (現地時間2026年1月10日午後1時から)  新演出 イタリア語上演

MET LIVE VIEWING 2025-2026 の第5弾はベッリーニの遺作となった「清教徒」ベルカントオペラの傑作とされていますが、全くの初見主役級の4人、テノール、ソプラノ、バリトン、バスのそれぞれに相当高難度な歌唱力を求められることから、上演が難しい演目とされているようです💦
しかしこの公演では今最も油が乗っているソプラノ歌手のオロペサ、ロッシーニ歌いで名高いテノールのブラウンリーなどベルカントの第1人者がキャスティングされていますので、安心して聴けそうだということで 楽しみに行ってまいりましたベルカントオペラなら聴いても良いということで😅今日は珍しく、相方が一緒の鑑賞です

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○キャスト等
指揮 マルコ・アルミリアート(Marco Armiliato) 
演出 チャールズ・エドワーズ(Charles Edwards) 

エルヴィーラ(S)   リセット・オロペサ(Lisette Oropesa)
アルテューロ(T)   ローレンス・ブラウンリー(Lawrence Brownlee)
リッカルド(Br)   リカルド・ホセ・リベラ(Ricardo Jose' Rivera)
ジョルジュ(B.Br)   クリスチャン・ヴァン・ホーン(Christian Van Horn)
エンリケッタ(Ms) イヴ・ジリオッティ(Eve Gigliotti)
グァルティエーロ(B)   デイヴィッド・ピッツインガー(David Pittsinger)


○感想:
いやー素晴らしかったです
やはりMETはいろんな意味で凄いですねまず主役級4人の歌唱が素晴らしいのですが、なんと言っても主役コンビのオロペサとブラウンリーが聞かせます
オロペサは3年前のローマ歌劇場来日公演で、「椿姫」ヴィオレッタで聴いていましたが、その時と同様、まさにザ・ソプラノという印象軽すぎず、重すぎずの声質に、高速コロラトゥーラ?アジリタ?や長い旋律をモノともしない超絶テク、長大なアリアを歌いこなすスタミナ😅も含めて圧倒的な歌唱と演技でした相方曰く、「ヴァイオリンみたいな声だね」は言い得て妙で、一定の声質を保ったまま、きちんとレガートで滑らかに歌えているからこその印象でしょう

そしてブラウンリーもあれだけハイC、ハイDを含むハイトーンの長大なアリア、重唱等をこなしながら、極め付けは終幕4重唱でのハイ・Fこの際響きがどうのというレベルではなく出せるだけでも驚異的な高音😅終幕、若干疲れもあるように見えましたが💦最後まで柔軟で美しいリリカルな歌声を聞かせてくれました彼も、新国立劇場の公演に招聘歌手として来日し、昨年6月の「セビリアの理髪師」ではアルマヴィーヴァ伯爵つい先日の「リゴレット」ではマントヴァ公爵で聴いているのですが、正直その時はそこまで凄いとは思っていなかったのですが😅今日は流石だと思いました

ジョルジョのクリスチャン・ヴァン・ホーンとリッカルドのリカルド・ホセ・リベラもそれぞれのアリアで喝采を浴びる素晴らしい出来でしたが、特筆すべきはホセ・リベラは、元々出演が予定されていたキャストの体調不良により、公演のその日の午前10時に連絡を受けたとのことアンダー・カヴァーだったにしろ、それでこの出来とはMETの層の厚さには脱帽です

演出に関しては、エルヴィーラを画家という設定にした以外は、特段の改変はなさそうでしたが、ラスト、通常はハッピーエンドとして描かれている場面ですが、本演出はそれとはやや異なり、解釈の余地を残したように見えました💦舞台装置は相変わらずスケールの大きな、高さ奥行きのあるもので、人間関係を表象するように、人物を立体的に配置できる構造。照明の効果も相まってなかなか面白かったです

ということで、相方も「私もこれからMET LIVE見ようかしら」と言ったくらいの充実した内容の公演でした2021年9月には日本でも藤原歌劇団が本演目を上演したようですが、是非実演でも見てみたいものです

○評価:☆☆☆☆ 

〇2026年3月20日(金)  於:TOHOシネマズ日本橋 10:35- スクリーン7
「ウィキッド 永遠の約束」(Wicked:For Good)


昨年見た「ウィキッド ふたりの魔女」の続編にして完結編。 前編は豪華なキャストと素晴らしいダンスに歌唱、目を瞠る映像、かなりの長尺ながらも丁寧に物語を紡いでミュージカルではわかりにくくなっている部分を補っているところなど、好印象、高評価の出来でした
前半のラスト、「Defying Gravity」でエルファバが高らかに宣戦布告をして以降、後半(2幕)は孤独な戦いを強いられるエルファバが徐々に追い詰められていく流れの中、”As Long As You're Mine” ”No Good Deed" "Dor Good"などの名曲が目白押しこの辺りの歌唱力や演技がイマイチだと途端に盛り上がりに欠けてしまうので、その点は大注目です


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〇感想:
期待どおりでした
前編に引き続き息をのむような美しい特撮映像に、大掛かりなセット、そしてキャストのパフォーマンスが素晴らしいです
個人的には「黄色いレンガの道」の謎に言及してくれていたのがgood!(^^;
それにしてもアリアナ・グランデとシンシア・エリヴォの歌唱力が半端ないですねこれぐらい歌えて細かな演技もやってくれれば、ミュージカル畑のファンも文句はないのではないでしょうか
そして、フィエロのジョナサン・ベイリーの格好良さは無敵でした(^^;

ドロシーと友連れになる案山子については謎が残りましたが、「オズの魔法使い」とのミッシング・リンクもほぼ回収され、ラストのシーンではミュージカル版へのリスペクトというか、オマージュを感じさせる幕切れ、グッときました
近年のミュージカル映画では出色の出来、映画化の発表が2012年ということですので、随分時間がかかりましたが、それだけ待たされた甲斐のある作品となったとお思います元のミュージカルが素晴らしいので、ハリウッドが本気になればこれくらいのクォリティのものが出来るとも言えますが
敢えてケチをつけるとすれば、映画化に当たって加えられた新曲、2曲ほどあったようで、良い曲だとは思いましたが、それほど記憶には残らず💦やっぱりミュージカルの印象が強すぎるからでしょうか?

ともあれ、これでブロードウェイでのメガヒットミュージカルの殆んどが映画化されたと思いますが、次は何が出てくるか、オリジナルのミュージカル映画も含めて、今後も楽しみにしたいと思います


〇評価:☆☆☆☆

○2026年3月8日(日) マチネ(14:00-)   新国立劇場オペラ 2025-2026   於:新国立劇場オペラパレス
モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」 全2幕 イタリア語上演(英語・日本語字幕付き)

新国立劇場オペラ、今シーズンの第6弾はダ・ポンテ三部作の第3作「ドン・ジョヴァン二」
ジャンル的には、一般にオペラ・ブッファ、ドラマ・ジョコーゾとされており、喜劇、乃至は喜劇性を帯びたドラマとされているようですが、シェイクスピアで言えば「尺には尺を」や「終わりよければすべて良し」のような“問題作“💦最初に見たときはどう受け止めて良いか戸惑った覚えがあります😅
 

とにかくこの作品は悪漢ながら希代のプレイボーイであるドン・ジョヴァンニをいかに説得力をもって魅力的に演じてくれるかがポイントなので、そういう意味でまずはタイトル・ロールのヴィート・プリアンテに注目、さらに3年前に「シモン・ボッカネグラ」でアメーリアを好演したイリーナ・ルングのドンナ・アンナの歌唱に期待です
 

 

 



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○キャスト等:
指揮 飯森範親
演出 グリシャ・アサガロフ(Grischa Asagaroff)

ドン・ジョヴァンニ(Br) ヴィート・プリアンテ(Vito Priante)
騎士長(B.Br) 田中大揮
レポレッロ(B) フランチェスコ・レオーネ(Francesco Leone)
ドンナ・アンナ(S) イリーナ・ルング(Irina Lungu)
ドン・オッターヴィオ(T) デイヴ・モナコ(Dave Monaco)
ドンナ・エルヴィーラ(S) サラ・コルトレツィス(Sara Cortolezzis)
マゼット(Br) 近藤圭
ツェルリーナ(S) 盛田麻央

合唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京交響楽団

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○感想:
いやー良かったです
演出面では、舞台をセビリヤからヴェネツィアに移し、冒頭、ドン・ジョヴァンニがレポレッロを従え、運河をゴンドラでドンナ・アンナの館に漕ぎ寄せて忍び込む場面からスタート。祝宴の場面も、ドンナ・アンナ一行のみならず、全員がヴェネツィア風の仮面をつけて舞踏シーンとなっていました
各場面とも豪華なセットとは言えませんが、最後の地獄落ちを含め、随所で高低差を生かした舞台装置はなかなか美しかったですそれとネタバレになるので詳しくは書きませんが、田中大揮さんの騎士像には演技賞を差し上げたい出来でした(笑)

キャストに関しては、招聘歌手、日本人歌手ともに粒が揃っているというか、いずれも平均点以上のバランスの取れた布陣だったように思います中でも頭一つ抜けていたのはドンナ・アンナを演じたイリーナ・ルングいわゆる遠鳴りのする豊かな響きと声量、さらに美しいフレージングとスムーズなレガートで、さすが国際レベルと思わせる歌唱、期待どおりでした

タイトル・ロールのヴィート・プリアンテもお上手でしたし、ドン・ジョヴァンニの威厳や傲慢さの点では良かったのですが、色気や甘さという点ではややもの足りなさが残りました(特にデュエット「お手をどうぞ」とセレナード「窓辺に出でよ」)。冒頭にも書きましたが、ドン・ジョヴァンニの悪魔的超人的な女たらしぶりは、オペラにおいては声で表現するしかないので💦
流石にペーテル・マッテイやトーマス・ハンプソンのようには行かないのはわかってはいるもののそもそも、ヴィート・プリアンテは元々はレポレッロを持ち役にしていたことからわかるように、バリトンと言ってもバス・バリトン系の声質。ドン・ジョヴァンニとレポレッロが入れ替わってドンナ・エルヴィーラも気づかないという設定なので、声が似ているのはありだとは思いますし(実際、最初は2人の声を判別できませんでした💦)この二つを持ち役にしているバリトンが少なからずいるのは確かですが、個人的にはドン・ジョヴァンニ役にはハイ・バリトン若しくは高音がリリカルなバリトンを起用して欲しいところです😅

他方、レポレッロのフランチェスコ・レオーネ、ドン・オッターヴィオのデイブ・モナコ、ドンナ・エルヴィーラのサラ・コルトレツィスのイタリア若手組も好演、マゼット、ツェルリーナの日本人コンビ、騎士長もよかったと思います

ということで全体に水準以上の満足度の高い演奏ではありましたが、それだけに無い物ねだりをしてしまう公演でした😥こうなると、5月の東京春祭、ムーティ御大の「ドン・ジョヴァンニ」、タイトル・ロールのルカ・ミケレッティに大いに期待したいところです

○評価:☆☆☆★

○2026年3月1日(日) マチネ(14:00- )  新国立劇場オペラ 2025-2026シーズン
   ジュゼッペ・ヴェルディ「リゴレット」 全3幕イタリア語上演(日本語及び英語字幕付き) 

新国オペラ、今シーズン前半最後の演目はヴェルディの傑作「リゴレット」前々回演目の「オルフェオとエウリディーチェ」と前回の「こうもり」は色々考えた末パス今回の「リゴレット」も2023年5月に同じ演出家の演出で見ていますし、2024年6月には英国ロイヤルオペラの来日公演で見ていますので、最初はパスするつもりだったのですが、評判が良さそうだったので急遽参戦を決定
 タイトルロールのウラディミール・ストヤノフ、ジルダの中村恵里さん、マントヴァ公爵のローレンス・ブラウンリーなど強力キャストのパフォーマンスに注目です


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○キャスト等:
指揮 ダニエレ・カッレガーリ(Daniele Callegari)
演出 エミリオ・サージ(Emilio Sagi)

リゴレット(Br) ウラディミール・ストヤノフ(Vladimir Stoyanov)
ジルダ(S) 中村恵里
マントヴァ公爵(T) ローレンス・ブラウンリー(Lawrence Brownlee)
スパラフチーレ(B) 斉木健詞
マッダレーナ(Ms) 清水華澄
モンテローネ伯爵(B) 友清崇
ジョヴァンナ(Ms) 谷口睦美
マルッロ(Br) 成田博之
ボルサ(T) 糸賀修平
チェプラーノ伯爵(Br)  吉川健一
チェプラーノ伯爵夫人(Ms)  十合翔子
小姓(S) 網永悠里
牢番(B) 三戸大久

合唱指揮 三澤洋史
合唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京交響楽団

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○感想:
いやー、これは見に行って良かったです
正直、3年前に同じ演出で見たはずなのですが、あまり覚えておらず😅特に3幕の舞台美術ってこれだけだっけ?という感じ💦逆に初見のように楽しめました😅
八百屋舞台をうまく使った、シンプルかつ象徴的な美しい舞台も見どころですが、なんと言っても今日の売りはキャストの歌唱

ウラディミール・ストヤノフのリゴレットは豊かな声量に流麗なレガート、メリハリを効かせた歌唱と圧倒的な演技で魅せてくれましたし、ジルダの中村恵里さんも、終始少女のような美しい響きの声を聴かせてくれました
また、ベルカントにぴったりの声質がこのドラマに合うのか少し不安のあったローレンス・ブラウンリーも、声量云々よりもヴィヴラートの響きの美しさが傑出しており、ある意味無邪気なマントヴァ公爵を体現、これはこれでありかと思いました

脇を固める日本人キャストも頑張っていましたが、特にスパラチフーレを演じた斉木健詞さん、モンテローネ伯爵の友清崇さんが良かったと思います

他方でどうも全体に良く聴く「リゴレット」と何か雰囲気が違う気がしたので、あとで良く調べてみると元々のヴェルディの楽譜に忠実に演奏した“原典版“だそうで、後に付加、変更された装飾音やカデンツァ、最高音なども元に戻されていたそうです💦

最終公演日、ほぼ満員のお客さんもカーテンコールではブラヴォ、ブラヴィ、ブラヴィッシモなどが飛び交い、大いに盛り上がっていました😅
個人的には、キャストも演奏も素晴らしく、当分はリゴレットはいいかなというくらい堪能したのですが、キャストによってはまた聴きたくなる気がします😅


○評価:☆☆☆☆

○2026年2月23日(月) 14:00-  鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×隈研吾
モーツァルト「フィガロの結婚」

  全4幕 イタリア語上演(日本語字幕付き) 於:めぐろパーシモンホール 大ホール

観劇後、体調を崩してしまったため、遅ればせのエントリーとなってしまいました
BCJのモーツァルトシリーズも第3弾、毎回美術面でも大物と組んで話題を呼んでいますが、今回は今引く手数多の建築家、隈研吾氏とのコラボ豪華なキャストとともに、見どころ、聞きどころが満載の公演となります
耳が慣れてきて😅段々とよく聞こえてきたBCJのモーツァルト💦今回はどんな印象を持つか楽しみに行ってまいりました

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○キャスト等:
指揮 鈴木優人
演出 飯塚励生
美術 隈研吾

フィガロ(Br) 大西宇宙
スザンナ(S) ジュディト・ファー
伯爵夫人ロジーナ(S) 森麻季
アルマヴィーヴァ伯爵(Br) ダニエル・グートマン
ケルビーノ(Ms) オリヴィア・フェアミューレン
マルチェリーナ(Ms) 藤井麻美
ドン・バルトロ(B) 氷見健一郎
バルバリーナ(S) 安川みく
ドン・バジリオ(T) 新堂由暁
アントーニオ(B) 渡辺祐介


管弦楽・合唱 バッハ・コレギウム・ジャパン

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○感想:
なかなかいい公演でした
演出に関しては、舞台を現代のホテルに移して、伯爵がオーナー、フィガロほか使用人が従業員という位置付けで、これは割とすんなり受け入れられるものでしたまた、売りの美術に関しては、ある意味予想どおりというか😅一見、日本の神社の社殿風のシンプルな木組みの構造物が回り舞台に置かれ、場面転換
を演出、そのほかは舞台背景のプロジェクトマッピングで補う構成。美しくはありますが、割と簡素でこぢんまりとした舞台美術でした💦

キャストの印象としては、やはり大西宇宙氏の存在感が圧倒的で、彼が登場すると舞台が華やぎますし、大人しめの歌唱の方が多かった中で、力強さも十分フィガロが彼の最高の持ち役の一つであることは間違いないでしょう次いで印象的だったのは、マルチェリーナの藤井麻美さん、通常はカットされることの多い第4幕のアリアは素晴らしく、これまた存在感抜群でした

外国からの招聘歌手に関しては、歌唱については割とみな平均的で可も不可も無くといった感じ😅しかし、スザンナを演じたジュディト・ファーにしろ、ケルビーノのオリヴィア・フェアミューレンにしろ、若い上に細身でなかなかの美貌なので、見栄えはしましたし💦悪くなかったと思います

期待の伯爵夫人ロジーナを演じた森麻季さんは、美しさ、気品ある佇まいという点では満点声のふくよかさ、響きという点ではやや物足りなさはありますが、他の歌唱陣(特に女声、除く藤井麻美さん^^;)もそれほど強力でなかったことや、その役柄や古楽器演奏の質との調和という点では、これで良かったのかなという印象でした😅

オケの演奏面では、パーシモンホールでBCJを聴くのも3回目なので、比較的デッドな音響や響きの浅い古楽器の音にも慣れたのか、演奏に特に違和感はなく、燻銀のような雅な響きに浸ることができました。

ということで、それなりに楽しめた今回の公演ですが、相変わらずちょっとチケットがお高いのと、会場が都心から遠いのが難点でしょうか
それにしても、今回の公演、2/19,20,22,23となか1日置いての過密なスケジュール。割と歌の負担が分散されているとは言え、かなりきつかったのではないでしょうか

さて、このシリーズも残るは「コジ・ファン・トゥッテ」。今度はどんなアーティストとコラボするかも注目ですが、是非今が旬の若手を起用して活きの良い舞台を届けてもらいたいものです


○評価:☆☆☆★ 


〇2026年2月20日(金)ソワレ(18:00-)  新国立劇場オペラストゥディオ2026春公演 於:新国立劇場中劇場 
オットー・ニコライ「ウィンザーの陽気な女房たち」全3幕ドイツ語上演(日本語字幕付き)

新国立劇場オペラストゥディオ研修生の修了公演という位置づけて、低価格ながらいつも本格的な舞台をを上演してくれるこのシリーズ普段あまり見ることのない作品もやってくれるのも魅力の一つです
今回はO.ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」、そういう作品があるということは聞いていましたが、当然ながら(^^;音源も含めて全くの初見 (初聴)です

前回の秋のリサイタル、前々回の春の「フィガロの結婚」も見逃していますので、今回が1年半ぶり。
その際に見た「ルクレツィア/スザンナの秘密」がリサイタルという位置付けのためかピアノ伴奏で少し寂しかったのですが、今回はしっかりオケ(東京シティ・フィルハーモニック)がついているということで、生きのいい歌声ともども、楽しみに行ってまいりました

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〇キャスト等:
指揮 森内剛
演技指導・演出 カロリーネ・グルーバー

ファルスタッフ(Br) 町英和(賛助出演)
フルート(Br) 上田駆(第28期)
ライヒ(Br) 中尾奎吾(第26期)
フェントン(T) 矢澤遼(第27期)
シュペールリヒ(T) 長倉駿(第28期)
カーユス博士(Br) 松浦宗梧(賛助出演)

フルート夫人(S) 有吉琴美(第27期)
ライヒ夫人(Ms) 後藤真菜美(第26期)
アンナ・ライヒ(S) 渡邊美沙季(第26期)
第一の学生(Ms) 吉原未来(第28期)

合唱 武蔵野音楽大学
管弦楽 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

 

〇感想:
なかなか面白かったです
筋書きとしては、半世紀後に作られたヴェルディの「ファルスタッフ」とほぼ同じながら、あちらがファルスタッフが明確に主役におかれているのに対し、こちらはタイトルどおり対峙する女たちが主人公
台本としては「ファルスタッフ」の方がよりドタバタして喜劇色が強い気がしますが、こちらも十分軽い喜劇で、ドイツ語のセリフが入るジングシュピール(喜歌劇)スタイルでした
 

演出に関しては、時代設定は現代(と言っても登場人物たちはガラケー持ち😅)にして、1幕はドリンクバー付きのフィットネス・クラブ?風の舞台設定にしたり、3幕の森の場面では背景にプロジェクトマッピングを使うなど、簡素ながら、これまで見たオペラストゥディオの公演ではもっとも凝ったもので、本気度を感じました


楽曲の印象としては、聞き応えのある序曲を含め、終始テンポよく軽快な曲想に加え、なかなかに美しいアリア、重唱が多く楽しめました

キャストに関しては、まず感心したのがフェントンを演じたテノールの矢澤遼さん、伸びのある豊かな歌声、声量も十分で素晴らしかったですテノールの人材が不足気味の日本ですので、このままじっくり声を育てていただいて、第1線で活躍して欲しいです
ついで今日の主役のフルート夫人を演じたソプラノの有吉琴美さんも、出だしは抑え気味ながら、徐々に調子をあげ、とても良かったと思いますライヒを演じたメゾの後藤真菜美さんも悪くなかったですし、個人的に声は好みなのですが、もう少し声量が欲しかったところアンナを演じたソプラノの渡邊美沙季さんも、いいものを持っていると思うのですが、今日は少し声が掠れ気味で本調子ではなかったように思います💦このほか男声陣ではライヒを演じたバリトンの中尾奎吾さんが印象に残りました。


ということで、今日もなかなかのレベルの演奏と聴けたことに加え、演出もかなり本格的だったこともあり、かなり満足度の高い公演となりましたお客さんも満足していたようですし、演出を手がけたカロリーネ・グローバーさんも見えており、カーテンコールではお仲間とともに登場、喝采を浴びて嬉しそうでした今後とも、これくらい本気の公演を是非続けて行って欲しいものです


〇評価: ☆☆☆☆