○2026年4月19日(日) マチネ(15:00-) 東京春祭プッチーニ・シリーズ vol.7
プッチーニ「マノン・レスコー」 全4幕/イタリア語上演・日本語字幕付き 演奏会形式
昨日の「ルル」からファムファタール繋がりという訳でもないのですが...😅
プッチーニの初のヒット作にして代表作の一つ、「マノン・レスコー」ですがこれまで未見、以前から聴きたいと思っていた演目を漸く実演で聴くことができます
指揮者、歌手陣も一流どころ(とりわけ、デ・グリュー役のリッカルド・マッシに注目)を揃えているようなので、演奏会形式ながら楽しみに行ってまいりました

○キャスト等:
指揮 ピエール・ジョルジョ・モランディ(Pier Giorgio Modandi)
マノン・レスコー(S) イヴォナ・ソボトカ(Iwona Sobotka)
レスコー(Br) ルーチョ・ガッロ(Lucio Gallo)
デ・グリュー(T) リッカルド・マッシ(Riccardo Massi)
ジェロンテ(B.Br) 湯浅貴斗
エドモンド(T) 大槻孝志
旅籠屋の亭主/弓兵(B.Br) ジョン・ハオ
舞踏教師/点灯夫(T) 糸賀修平
音楽家(Ms) 林眞暎
管弦楽 読売日本交響楽団
合唱 新国立劇場合唱団
合唱指揮 冨平恭平

○感想:
いやー良かったです
何せ前日が無調、12音技法を浴び続けたものですから、今日の音楽の心地よさと言ったら(笑)
通俗的、大衆的と言われようとやっぱりプッチーニは良いです
美しく息の長い旋律、弾むようなアクセントのついたリズム、人々の賑わいなどの情景描写、合唱と独唱陣との掛け合いなど、プッチーニ印が満載の楽曲に加え、声楽とのユニゾンを多用した器楽伴奏が印象的でしたが、とりわけ2幕と3幕を繋ぐ間奏曲がとても美しかったです
もしプッチーニが本作以後オペラを書かなかったとしたら、「カヴァレリア・ルスティカーナ」や「道化師」のように本作が今でも結構頻々に上演されたと思いますが、何せその後の「ラ・ボエム」「トスカ」「蝶々夫人」などのメガヒット作に隠れて、本作の上演機会がさほど多くないのは残念なことです💦
キャストに関しても素晴らしかったと思います
まずタイトルロールのイヴォナ・ソボトカ、ただ1人譜面台を置いていましたが、譜面に首っ引きというほどではなく、表情をつけての歌唱。深い落ち着いた声色のドラマティックな歌声、強く歌う際の声量も十分でしたが弱音も綺麗でした
とりわけ4幕ラストのアリア「ひとり寂しく」の絶唱は胸を打ちました
そこそこのお年で貫禄もありますが、笑顔がチャーミングで20年前ならマノン・レスコーのイメージそのものだったでしょう(失礼💦)
期待のデ・グリューのリッカルド・マッシは声量はそれほど感じませんでしたが、声に色気のある良いイタリアン・テノールで、まずまずの出来だったと思います
やはり3幕の「ご覧ください、狂った僕を」はインパクトがありました
レスコー(兄)のルーチョ・ガッロは声量も声圧もあるバス・バリトン系の声色でアリアこそありませんが重唱で存在感抜群
彼が登場すると舞台が引き締まる感じでした
このほか、日本人キャストも皆さん健闘していましたが、今日一番びっくりしたのは3幕、ジェロンテの家で音楽家が演奏するシーンでの林眞瑛さんの独唱が素晴らしかったこと
女性にしてはかなり低めの強い、実に良く透る声
コントラルト(アルト)の歌手は世界でも数少ないとHP上で紹介されていましたが、確かにちょっと今まであまり聴いたことの無いような歌声でもっともっと聴いて見たかったです😅
モランディの指揮もテンポ良くツボを心得たもので、全体に予定時間より少し早めに進んだのは彼もノッていたということでしょうか?^^;オケも合唱も良かったと思います
先日のをソワレはお客さんの入りはイマイチだったそうですが、評判が良かったせいもあるのか今日はそこそこの入り。終演時はブラヴォ、ブラヴァ、ヴラヴィが飛び交う大歓声で皆満足していたように思います
次は、フルの舞台版で是非この演目を見てみたいものです
○評価: ☆☆☆☆


それだけでも偉業だと思いますが、今日の歌手陣は皆素晴らしかったと思います


弱音とのダイナミックレンジの大きさは凄いです
そのせいか、オランダ人の声が一番飛んでこなかった気がします😅

)、床に横たわった状態で歌わせたりと演出面には?が多かったです


この際響きがどうのというレベルではなく出せるだけでも驚異的な高音😅終幕、若干疲れもあるように見えましたが💦最後まで柔軟で美しいリリカルな歌声を聞かせてくれました














