腎炎になってから、いろんな薬を飲んできました。


一番長い付き合いはやっぱり!ステロイド。
いま、5ミリ。
人生のほとんどを共に過ごしてきて、
なかなかお別れできません。


思春期は40ミリや60ミリ隔日の服用で、
若かったから、
病気の進行どうこうよりも
顔が丸くなって、にきびができるのが、嫌で嫌でしょうがありませんでした。


大人になり、量は少なくなったけど、
今度は、感染症や目や骨への副作用を
考えると、またやめたくなって。


パルス療法しても、
60ミリ(隔日)飲んでも
効果がでなかったから、
本当に効いてるのか、実感できなくて、
減らしたい減らしたいと、
先生に訴える日々。


ある時、先生が、
病態が落ち着いたので、やめてみましょう!と言ってくれた時は、
スゴい解放感と
その場で
ばんざーいして、スキップしたいくらい嬉しかったです!


が、やめて、しばらくすると再燃する。

で、再開。。


嫌悪感ばかりのステロイドだけど、
やめてみて、
あ、効いてたんだ!と思いました。


排除することばかり考えてたけど、
私の腎臓を守ってくれてたのだと。


それからは、ほんの少しだけ、仲良くしようと思っています。


臨床心理学者の河合隼雄さんのことば

「ふたつよいこと、さてないものよ」


世の中、いいことづくしは、まぁない、と。

よく効く薬には、それなりの副作用があるんだよね
と思って飲むと少し心が楽になります。


もうくされ縁です。


飲まないのが一番なんだけどね。