ピグ内では言い争いの場として「 喧嘩 」という遊び方が存在している。
ただの罵詈雑言から、理論闘争まで言い争いを楽しむものである。

その中で面白い主張を耳にしたので取り上げたいと思う。

喧嘩において弱者の取るべき最良の戦略としてランチェスターの法則を採用すべし!

というモノである。
まーそもそも弱者とわかっている人が喧嘩を楽しみに来るのかという疑問は
置いておいて…

まーざっと読んだところ私はランチェスターの法則のポイントは

「 兵数と武器性能の戦力査定への関係性を表したもの 」だと感じた。

専門家ではない人間がざっと見ただけなので間違っているかもしれないが
つまり関係性を表しているにすぎないのである。
その結果からどのように戦略を立てるかはこの法則が言いたいポイントとは
別個だと感じる。

故に弱者の戦略としてランチェスターの法則を取り上げるのは間違っている
気がするのである。

まーこれは専門家で無いものがお互いにあーだこーだ言っても仕方がないので
現段階で否定できる根拠を記載しようと思う

一つ
 それはこの数式に喧嘩の要素を割り当て勝敗予想が成り立つことを立証しないかぎり
 喧嘩にこの法則が沿っている言えないということである。

一つ
 法則が表しているポイントが「 弱者の戦略 」だとするならば
 孫子でも呉子でもよいはずである。
 別個の法則として成り立ている法則はそれらと差別される部分こそがポイントに
 なるはずである。
 その差別化されるポイントがどこかを提示していない
 という点である。

まーどちらかを解決すればもう一方も解決するから一点といえるかもしれないが
とりあえずこの二点に置いて喧嘩の戦略としてランチェスターの法則を持ち出すのは
現段階で否定する根拠とするわけである。

まーこういう難しそうなことを考える事も喧嘩という楽しみ方であるから
構わないのだが、私自身の考えとしては「 仮定 」を最低限検証したのち
検証結果をもとに提案してほしかったというのが本音である。




私自身、趣味で理論物理学の本を読んだりする。

上記の話は理論物理学における仮説の発表に根拠となる式がついていないような
モノである。
仮にそうなると仮定して、「これこれこーだから、こうなるのだ」
という説明なしに結果だけを提示する事は、独りよがりというモノだろう。

多くの科学者は仮説を発表し、多くの反論を受け、それらを実験よって
立証し撥ね退けてきた。
その事実から何も学ばなかったのだろうか。

思い立つ反論に対してはあらかじめ検証しておくべきなのだ。
信じてくださいと言えば信じてくれるほど現代人はピュアではない。