「痛くなるまで目に入れろ」 in 西鉄ホール ソワレ
G2演出作品はいくつか見たことがあったけど、脚本は今回が初めて。最近G2さんと一緒になっている山内圭哉さんや中山祐一郎さんに加え、噂に聞いていた久ヶ沢徹さん、シルビア・グラブ嬢が出てるもんだから、観に行かざるを得なかったわ。
評判はいいみたいで、あまり心配なく劇場へ行ったんだけど、想像ほど気持ち悪くなかった。鈍獣を観てたせいもあって、続きのありそうな雰囲気ってなかなか良いなと感じられた。
テーマは親子愛らしく、嫌な話でもG2さんの優しさが垣間見れたような気がした。何でも自分の思うとおりにしてしまう「大丈夫、何とかなる」オヤジと、怒りの一線を超えてしまうと記憶がなくなるほど暴力的になってしまう息子。「殺したらダメ」の一言に我に返って「はい」としか言わなくなる息子が、どれほど父親に依存し依存されているか、観れば観るほど自分の経験と照らし合わせてしまって、何となく「世の中似てんな」なんて感じてた。
演出は、暗転という暗転もまったくといい程無く、お得意のスローモーと透ける布を利用して、すっきりした舞台だったと思う。カーテンコールを(今回は2回だったけど)1度にしたところも、余韻を大事にしていて納得だった。
役者に関しては、圭哉さんは「あ」とか「え」とか言う言葉で笑わせてくれるし、中山さんは相変わらずの落ち着かないキャラ炸裂で、久保田浩さんはストーリーテラーらしく逸脱せず、シルビア嬢は片言の日本語で雰囲気出すし、久ヶ沢さんはおとぼけさんで怖いのか馬鹿なのかよくわからない役どころを好演してた。あと、曽世海児さんはヤクザの声色を一生懸命演じてたし、岩橋道子さんはやっぱり壊れキャラで恐怖を感じた。坂田聡さんは器用だし、陰山さんは、目が印象的で素敵だった。松下好しゃんも、随分うまくなって、でも可愛さがなくなってたな。うん。
とりあえず今日の時点で言えるのは、これくらいかしら。
G2演出作品はいくつか見たことがあったけど、脚本は今回が初めて。最近G2さんと一緒になっている山内圭哉さんや中山祐一郎さんに加え、噂に聞いていた久ヶ沢徹さん、シルビア・グラブ嬢が出てるもんだから、観に行かざるを得なかったわ。
評判はいいみたいで、あまり心配なく劇場へ行ったんだけど、想像ほど気持ち悪くなかった。鈍獣を観てたせいもあって、続きのありそうな雰囲気ってなかなか良いなと感じられた。
テーマは親子愛らしく、嫌な話でもG2さんの優しさが垣間見れたような気がした。何でも自分の思うとおりにしてしまう「大丈夫、何とかなる」オヤジと、怒りの一線を超えてしまうと記憶がなくなるほど暴力的になってしまう息子。「殺したらダメ」の一言に我に返って「はい」としか言わなくなる息子が、どれほど父親に依存し依存されているか、観れば観るほど自分の経験と照らし合わせてしまって、何となく「世の中似てんな」なんて感じてた。
演出は、暗転という暗転もまったくといい程無く、お得意のスローモーと透ける布を利用して、すっきりした舞台だったと思う。カーテンコールを(今回は2回だったけど)1度にしたところも、余韻を大事にしていて納得だった。
役者に関しては、圭哉さんは「あ」とか「え」とか言う言葉で笑わせてくれるし、中山さんは相変わらずの落ち着かないキャラ炸裂で、久保田浩さんはストーリーテラーらしく逸脱せず、シルビア嬢は片言の日本語で雰囲気出すし、久ヶ沢さんはおとぼけさんで怖いのか馬鹿なのかよくわからない役どころを好演してた。あと、曽世海児さんはヤクザの声色を一生懸命演じてたし、岩橋道子さんはやっぱり壊れキャラで恐怖を感じた。坂田聡さんは器用だし、陰山さんは、目が印象的で素敵だった。松下好しゃんも、随分うまくなって、でも可愛さがなくなってたな。うん。
とりあえず今日の時点で言えるのは、これくらいかしら。