「ピーター・リンチの素晴らしき株式投資」という本を読み返していると、基本的なことなんだけど今更ながらに感動をします。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



今日は「資本主義の夜明け」という項目を読み返してみたのです。




「資本主義の夜明け」


人々が物をつくってそれをお金と引き換えに売る、あるいはサービスを提供して代価を得る、というところから資本主義は始まります。




しかし、人類の歴史の大部分では、資本主義は縁遠いものでした。



世界の人口のほとんどは、お金など持たなかったからです。何千年という間、一般の人々は、一生の間に一度も買わずに過ごしました。


彼らは農奴、奴隷、召使いなどとして、土地とその上にあるもの全てを所有する主人に仕えました。\(*`∧´)/



その見返りに、この人たちは、小屋と野菜を自給できる程度の小さな土地を無料で提供されてました。



誰も文句を言わなかったのは、お金をもらっても使いみちがなかったからです。


時の旅のセールスマンの一団がやってきて市を開くことがあったとしても、それは王家、貴族といったお金持ちのためのもので、一般には縁のない出来事だった。


建物、家具、動物、牛車など、貴金属まら鍋や釜まで、すべては王侯貴族の家に所属していたのです。



不動産を手に入れる手段は遺産を相続するか、戦争のように力ずくで取りあげるか、どちらかしかなかった。



昔から人類は宗教の教えでもあり、利益を得るために商売することは卑しむべき行為とされていた。


お金を貸して金利でも取りでもしたら協会から追放され、地獄に落とされることは間違いない。という時代だった。


だから仮に中世にでも生まれて人生の目標に「勉強して出世する」などと言ったら友達や家族からも反対の声やヒンシュクを買っていたであろう。



18世紀の末頃までには、国家間の交易が盛んになり、いたるところで市場が開かれました。


お金の流通も潤沢になって、物を買える人が多くなったので商人の生計も豊かになり、新しく生まれた商人階級は、富を蓄え、力をつけていきました。


商人が土地を持ち、軍隊まで持って絶大な権力だった貴族をも超える存在になろうとしていたのです。



金貸しとしておとしめられていた人達の「銀行家」としての表舞台の登場です。




参考資料「ピーターリンチのすばらしき株式投資」より。







私たちは今の時代に生まれてよかったですね。


昔の時代は、土地を借りて、自給して食べて行くのが精一杯だったのですね。


資本主義が国の発展を助長し、多くのインフラやサービスや社会保障までも充実させてくれているのです。


お金を一般人が持った歴史は、わずか200年足らずですが感謝したいですね!



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