超危険なArches National Park② | Let's go wherever you want to go!

Let's go wherever you want to go!

~期間限定California生活~

11/27/2019②


Thanksgiving旅行6日目は朝からアーチーズ国立公園へ。


こちらの続き。


いざ難易度の高いトレイルに向かいます。





Delicate Arch





(画像お借りしました)ご存知ユタ州のライセンスプレートにも描かれるこちらのアーチは、そう簡単に見れるアーチではありません。


距離にして1.5mile(2.4km)


行きは480feetひたすら上り、帰りはひたすら下り。





せっかく行くなら見たい。


でも、子供達を連れてたどり着けるのかどうか、、、


子供にはキツいトレイルで諦めたとか聞くし、

私自身歩ききれるか不安で、

ここを歩くためにトレッキングシューズを買い揃えたようなもの。


さらにこの日はトレイルの状態が心配。。。





だけど行くっきゃない!

チャレンジしよう!!





上りはやっぱりキツい。



↑疲れてきて、後ろ向きで歩くしーちゃん。


みーくんとパパはひょいひょいのぼっていってはるか先。


ママとしーちゃんはゆっくりと体力を温存しながらのぼります。



でも日が当たる斜面だからか、雪や氷はほとんどなく、

寒くて着込んできたけど、動いて体が程よくあったまりつつ、冷たい風がちょうどよかったりして、意外と快適にいける。




何度も休憩しながら。




水と、水筒にはリンゴとシナモンの甘いホットドリンクを入れて。


トレジョのトレッキングミックスは、チョコとアーモンドとカシューナッツが入ってて、塩気もあっていい感じ。




もうあと一踏ん張りかな?ってぐらい登ったあたりで、一旦なだらかになります。



あれ?もうついた?

結構楽勝だったじゃん!?

今日のあたしたちやるじゃん!!って。




でも、、、


どこにもあのアーチ見えないね、、、


あれ??どこだ???








そういえば………と、英会話の先生の言葉を思い出します。


「デリケートアーチまではひたすらのぼりみち。結構斜度もキツい。夏は日射しを遮るものもないから相当体力を消耗する。それが過ぎると最後に難関があって、大きな山というか岩があって、片側が崖の細い道をぐるっと迂回するように回り込んであるかなきゃいけない。道はそこだけ。それを越えた先にようやくアーチが見える」

と。。。





ふと見あげると、みんな壁に張り付くようにのぼる光景がポーン


まさか………ガーンガーンガーンガーン



そのまさか。


狭くて崖のそばをのぼる道。

ここでまさかのあのアイスバーン!!!


ほんとに尋常じゃないレベルのアイスバーン。


そして細い道のすぐ脇は崖。


しかもその道しかないから、のぼる人も降りる人もその狭いところに集中する。





帰ろうよ、あきらめようよアセアセ



でもあたし以外の3人はやる気満々、、、


壁に張り付きながら、なんとか滑らなそうな足場を探しながら、子供達を誘導しながら、上から来る人とすれ違いながら。




写真は序盤のここまで。

あとは必死でした。



何度も滑ってこけて、無様にハイハイしてのぼったところもあるよ。



そのうちそこを通る全員に連帯感が出てきて、みんな自然に手を差し出しあったり譲り合ったり励ましあったり。


ここは凍ってないから足をここに!

もうすぐだよ!

もうちょっとキツいゾーンがつづくけど、あそこ曲がったらゴールだから!


英語だけじゃなく、韓国語、日本語いろんな国の言葉が聞こえました(日本人も数人いた)



私も「もう無理、3人で行ってきてーえーん」って足が動かなくなった時に、カップルが片手ずつ差し出してくれて、その手を掴んで引き上げてもらったりした。

(どんだけサンキュー連呼したか)




そしてそして、ようやくその姿が見えた時!


涙が出るかと思ったキラキラキラキラキラキラ



「生きてここまでたどり着けた〜笑い泣き

「子供達も無事だった〜笑い泣き




あの姿は二度と忘れないと思う。

目に焼き付いたおねがい

苦労があったからこそ!



ここもちょっと斜度のある場所ばかりで、ゆっくり座れるスペースを見つけるのも大変で、あまり気を抜けない感じなんだけど。



いつしかアコギかなにかの音が聞こえてきてて、

なんかわざわざ楽器担いできて、ここで弾いてた人がいたみたい。


少し、体力的にも精神的にも落ち着いた〜〜、



でも

またあの道だよ

I don't wanna go back.......




まっ、そんなわけにもいかず、

お腹も減ってないから何にも食べたくない〜、早く戻りたい〜って子供達がいうもんで、

ちょっと休憩したら再びあのアイスバーンの坂道っすよ



ここでもまた助け合いながら、すっ転びながら、諦めてケツで滑りながら下りました

(パンプスでのぼってる女の子達がいて!無事にのぼりきれたんだか、無事におりれたんだか、あの後しばらく気になった)




アイスバーンも山道も、くだりはなんだかあっという間。



↑駐車場はずっとずっと遠く。。。


アイスバーンを上るときは、体重かけて踏み込んだ瞬間に滑り、手足ついてもさらに滑りおちるっていう恐怖がある


くだりは壁に足ひっかけながら重力に任せて下りれたのもあって少しだけ楽だった(足滑らせて滑った先が崖だったらって恐怖はあったけど)




それよりなにより、諦めずにのぼっておりた我が子達!!

途中、滑って転びそうだから手を貸して〜っていう泣きが何回かあったけど、全部自分で歩いて。。。びっくり



途中、子供が怖くて泣き出してしまい、諦めて戻っていく親子も何組も見た。むしろそれが普通なんだけど…





山を下って駐車場に戻る前に、西暦1650〜1850年の間に描かれたペトログリフを見て、昔の牧場跡を見て。





ほんで駐車場でランチ食べながらレンジャーブック仕上げて。





時間は2時前。


レンジャーバッジをもらうためにビジターセンターに戻るかとも思ったのだけど、

なんかもうあの超ウルトラ上級なトレイルを終えたあとでテンションがおかしくなった我が家。



もう一個のトレイルも行っちゃう???



で、いっちゃいました。




続きます〜