今回は、【栄養指導について】まとめたいと思います。

食事については（番外編その２）に記載しました。

『間質性肺炎の父（番外編その２）』間質性肺炎の父をみていている中で、感じたこと、得た事で【感染症予防】【食事】について、少しまとめたいと思います。＊お願い＊私は患者でもなく医療従事者でもあり…

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どのような病気に罹患しても食事・食事療法は大事。

その中で、栄養指導を受けるということは大切だと感じた。

間質性肺炎の父の通院に、ほぼ毎回、私が付き添いしていた。

主治医は、診察時に毎回体重は減少していないか？と質問をしてくる。

体重が減少してくると、主治医は「来院していただくと、採血して、レントゲン撮影になり、その後、血液検査の結果が出るまで、約１時間かかりますよね。その１時間の間を使って栄養指導を予約しておくので、受けてきてください。」と提案があり、栄養指導を受けた。

体重減少し始めて、一度、栄養指導を受けたら、毎回診察の度に、主治医は「次回の診察前にも栄養指導を予約しておくので、受けてください」と言って、毎回ほぼ強制で受けさせられた。

主治医は、体重減少は病気の進行を加速させる原因になると、初診の頃から言っていたので、それだけ食事というものを重要視していたのだと思う。

栄養指導の内容は、すぐに栄養士さんがカルテにアップさせていたようだった。診察に呼ばれると、主治医は、「今日の栄養指導はどうでしたか？」と栄養指導で言われた内容などを確認してきた。患者本人が指導内容を把握しているかどうかの確認された。

そうとは知らない父は「はぁ、まぁ、順調です」と適当に答えていた・・・。父は栄養指導をあまり重要視していなかったように感じる。

採血結果が出るまでの間に栄養指導とはいえ、順番待ちの関係で、トータルの病院滞在時間は長くなりがちになる。

父が体力が落ちてくると、栄養指導は、病院滞在時間が長くなるのがしんどくなり、もう栄養指導はやらん！と言って、先生にお断りしていたことがあった。しかし主治医も「どうして受けたくないんですか？食事は大切ですよ」と。父も「もう毎回受けてますから、もういいです。」と。

主治医も「どうしても気乗りしないなら、次回はパスしましょう。でもその次は、ぜひ栄養指導は受けてください。」と・・・・。

「間質性肺炎の父（番外編その２）」でも記載したが・・・・

栄養指導では、診察日前の三日間の食事内容を記載する。

おやつや飲料も記載。

栄養指導では、その記載内容をもとにカロリーを計算。

カロリーが足りているか？

不足していた場合の補充の仕方。

食事メニューの提案などをしてくれた。

時には、父の愚痴にも「うんうん」と相槌をうって聞いてくれた。

毎回同じ栄養士さんではなかったが、急性増悪で入院する直近の５回くらいは、ほぼ同じ方だった。

この栄養士さんは、急性増悪で入院した際も病室にきてくださり、食事の摂取について、父に聞き取りして、その後の入院食に反映してくださったりした。「元気に退院して、また外来の栄養指導で会いましょうよ！」と声掛けして励ましてくれたと父が言っていた。３０代くらいの栄養士さんだったが、気さくな方だった。

栄養指導の際、愚痴をこぼす父に、時には「まだまだお元気ですし、これだけ栄養とれていれば、もっと元気になりますよ！目標もってやって行きましょう！」と、とても前向きな栄養士さんだった。

父は、頑張って食事はとっていたが、徐々に食事量は減っていた。

病状が進むと脈も呼吸もとても早くなった。それだけ、身体が頑張っている状態だったのだと思う。普通の人が歩いていても、同じように歩いている父の身体はダッシュしているのと同じ。

普通に安静にいていても、普通の人が活動している時の脈と呼吸の回数だったので、カロリーを消費する。なので、病状が進めば進むほどカロリーをとらないと痩せてしまう。

カロリーが不足すると、筋肉が減少してくる。

筋肉が減少すると動けなくなる。

身体、内臓を維持・活動させているのも筋肉。

筋肉が落ちてしまうと衰える。

これが間質性肺炎の負のループだ。

負のループに陥らないよう、カロリーはとらなければいけない。しかし血糖値が爆上がりすることは良くないためケーキや脂っこいものをとれば良いというわけではない。父にとってはタンパク質をとることがとても大切だった。ブロッコリー、卵、大豆、お肉・・・・・母が食事メニューはとても気を使っていた。

診察の度に直近３日の食事内容を提出するのだけれど、栄養士さんがカロリー計算すると、自分ではカロリーをとっているつもりでも足りていないということが多々あった。

食事も徐々に減ってくるので、どれくらい減少しているのか？など、本人では気が付かないことが多い。それを見える化して意識し、その後の食生活に反映することができる。

カロリーの補い方などは、とても参考になった。

病状が進むと、自分ではなかなかカロリー減少に気が付けない。

それと病状に応じた食事の摂取の仕方、メニューなどをアドバイスしてくださる。

なので、栄養指導を受けることは大切と感じた。

父が一番摂取しやすかったのは、「テルミール」だ。

ただし、血糖値が上がりやすいので、父は「麦茶味」を飲んでいた。

タンパク質をとれて、血糖値があがりにくい栄養補助飲料として栄養士さんが勧めてくださったもの。

味は、麦茶とミルクを合わせたような感じ。ちょっと香ばしい風味のついたミルクと言った感じだ。　ミルクの少し甘味も感じる。

もともと、母の友人の勧めで、フルーツ味の栄養補助飲料や、栄養補助ゼリーをとっていたけれど、これは血糖値爆上がりしてしまい、身体に負担になるため、父が摂取するのは禁止になった。

ちなみにタンパク質をとればよいならプロテインを飲めばいいのでは？と思われるかもしれないが、これは父の身体にとっては負担になるとのことで、栄養士さんからは摂取しないように言われていた。

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間質性肺炎の父（番外編その４）