ただいま 歴史もの 難航中


わうわうわうわわうわう(涙)

誰も見えない


昼の紅い月


太陽に阻まれ


鋭い陽射しは


その存在をかき消す


そこにいるのに


そこにあるのに


昼の紅い月


紅いのは


血の涙なのかもしれない

一粒の涙が


少しずつ


細く 広く 大きく


拡がる



穏やかな水面(みなも)に


小さく小さく


漣が


拡がる



たったひとつの言葉が


心を凍らせる



そして たったひとつの想いが





凍った心を解放する

世界は


私じゃなくてはいけないことはなく


私じゃなくてもいいことがあふれてる


世界は


私が立ち止まっても変わりなく


私が歩き出してもまた




何の変わりもない……





それでも


私は


母を愛してる




色々あって


だけど


母で



それでも


母は


笑ってくれるだろうか